鈴々舎馬るこ真打昇進披露パーティ 2017年3月11日 新宿京王プラザホテル宴会場 受付で名前を告げて、自分の名前の書いた札を貰う。そのとなりが記帳の場所。記帳して、お祝のお金を入れた祝儀袋を手渡す。 入口には、馬るこを先頭に、馬風一門の落語家がお出迎えしてくれている。挨拶して会場へ。札に書かれたテーブル名を見て、指定されたテーブルの私の名前が書かれた席に座る。天井の高い立派な宴会場。今日の招待客は、ざっと二百数十人といったところか。正面にステージ。ステージの上には、二種類の後ろ幕。ステージ左右に幟が立てられている。 定刻の12時を少し回ったころ、司会の漫才コンビ、ホンキートンクの楽しい掛け合いで、入口から一門の入場。ステージに馬ること、師匠馬風の代理で、馬風のおかみさんが上がった。馬風は入口でにこやかな笑顔を振りまいていたが、椅子に座ったまま。このところ足がお悪いようで、ステージでのスピーチと、そのあと各テーブルを回っての挨拶は、おかみさんに任された形。ガリガリに痩せた青年が入門してきて、その後みるみる太りだし、今では師匠よりも太っていると笑わせながら、まるでわが子の成長を喜んでいるような愛情が感じられるスピーチだった。 [新宿末廣亭]席亭挨拶。馬るこはパワーもあり、それでいて繊細さも兼ね備えている。さらに古典の改作の創作力も評価していて、ベタ褒め。席亭、ぜひ馬るこ主任興行をお願いします。 馬るこの出身は山口ということで、祝いの鏡開きは獺祭。ただ、お客さん全員に、これが行き渡るまで待ってられないので、お客さんにはシャンペンが継がれて乾杯。これから酒宴の開催。テーブルには、獺祭のボトルも置かれた。 ピールにワインに獺祭と、いろいろ飲んでしまったが、けっこう緊張していたせいか、あまり酔わなかった。 料理はフランス料理のコース。写真を撮り忘れちゃったけど、メインデッシュのフィレステーキ、おいしかったな〜。 馬るこの両親は離婚したそうだが、東京での親代わりになってくれていた人が、あるお寿司屋さんの旦那。この人のスピーチが、プロ顔負けのもので面白かった。店で落語会をやっていたのを、毎回やってきては聴いていたモヒカン頭の新聞配達の男が馬るこだったそうで、馬風に入門するときに、親代わりの保証人になってくれた人だそうだ。馬るこという名前は、ちびまる子から来たのかと思ったら、『母を訪ねて三千里』のマルコから来たと知ってびっくり。ただしこの人の話、かなり創作も気謂っていそう〜。 馬ることおかみさんが各テーブルを挨拶に回りだして、料理を食べたりしているうちに、なぜか落語芸術協会の桂宮治が、落語協会の法被を着てお手伝いをしている姿を発見。面白いので、「写真を撮らせてください」と言ったらポーズをとってくれた。協会同士で垣根を作っているのはおかしい。めでたいことなんだから、どんどん交流すればいい。 席に戻ったら、こちらに向かってやってくる二人組がいるではないか。あっ! めおと楽団ジキジキの、きよしさんとかおる子さんじゃないの! よくぞこの広い会場で私の姿を見つけたものだ。市馬の勧めで去年から落語協会の準会員になって、寄席に出るようになっていて、6月からは正会員になるという。これで頻繁に寄席でジキジキが観られるぞ。よかったよかった 馬ることおかみさんが、私のテーブルにも回ってきてくれて、記念写真大会。馬るこさんに、改めて「おめでとうございます」を言う。 ステージでは余興が始まった。 サンキュー手塚の、梅干し芸『ボディガード』。加納真美のお面。どちらもお客さんを巻き込むパントマイム芸。こういう場所の余興は、言葉がない芸の方が楽しめるというのを、馬るこはわかっているのだろう。 ふたつの余興に挟まれる形で、ドクター中松が車椅子で登場。癌を発明で克服して、まだ生きながらレているドクター中松。その元気な姿が見られてよかった。 余興の最後は、元たまの石川浩司。ほかのメンバー数人と、たまのヒット曲『さよなら人類』を演奏。いや〜、懐かしかった。最後は、馬るこ、石川、落語協会のゆるキャラと一緒に踊っておりました。 最後に来賓が何人かステージに上がって挨拶。馬るこは、にゃん子・金魚の金魚ちゃんからお祝いのキスを貰ってた、アハハハハ。 3月12日記 |