ななめ45°単独ライヴ 〜Trio De Carnival 2015〜 カモフラージュスイッチ 2015年7月25日 劇場Hope スイッチ 現場の空気 渋滞 New Ability プラットホーム ぬるキャラ 去年の7月に続いて今年も、ななめ45°のTrio De Carnival を観に行った。今年はついに岡安得意の鉄道ネタを観ることができた。『プラットホーム』という、ブラットホームでの出来事を三つ並べたコント。三つの中では、やはり岡安が駅員に扮するコントが抜群に面白い。プラットホームで別れ話をしているカップルの様子を見て、岡安がアナウンスを入れたり、妄想に入ってしまったりするのだが、岡安の鉄っちゃんぶりがいかんなく発揮されている。ここはお得意の言葉遊びの楽しさもいっぱい。プラットホームで傘をゴルフのクラブに見立ててスイングをやっていると、キャディーを連れた男がやってきて、クラブケースの中には様々な傘が入っているというコントも可笑しかった。持ち手が木製の物がウッドのドライバーだとか、持ち手が直角に曲がっているやつがパターだとか、もう腹を抱えて笑った。 『New Ability』。どうやら、デモリッションマンはシリーズにしているらしい。前回は透明人間になる能力を持った男の話だったが、今回はテレポテーション能力を持っているというニートの男が母親に付き添われてやってくる。 『現場の空気』。容疑者の自宅を捜査している三人の刑事。そこに容疑者が拳銃を撃ち込む。本部長がその弾を腹に受けて倒れるが生きている。容疑者宅にあったエロ本を腹に入れておいたので助かったというわけ。しかしなぜエロ本を腹に入れていたのかの言い訳に必死になる。 『ぬるキャラ』。町おこしのために、ぬるキャラのデザインをデザイナーに依頼した町長。しかしその町長自身が、とんでもないぬるキャラそのものというコント。 小ボケの下池に大ボケの岡安、ツッコミの土谷という明確な色分けから生まれるトリオ・コントは、コンビによるコントよりも破壊力があって面白い。また来年も行こう。狭いホールで三回公演なんてもったいない面白さ。もっと人気が出てもおかしくないのになぁ。 7月26日記 静かなお喋り 7月25日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |