直線上に配置

客席放浪記

コント「何かヘンな奴、来たぞ!」王決定戦

2017年8月13日
赤坂 Red/Theater

 今年2月に行われたものの2回目。
 前回から抜けたのは、さらば青春の光、天竺鼠、マツモトクラブの3組。というより、この人たちは、一昨日の「お前、ホンマ最低やな!王決定戦の方に回った形。残ったのは、ザ・ギース、しずる、チョコレートプラネット、ニューヨークの4組。これに新たにインポッシブル、野生爆弾、ラブレターズの3組が加わっての開催。

ザ・ギース
 2年前の単独ライヴでやっていたネタ。初めてのエッチで童貞を卒業した高佐が家に戻って来ると、捨てたはずの童貞(尾関)がやってきて、童貞は捨てられないんだぞと言い出す。ザ・ギースらしいシュールなコントだが、棄てられたと感じているらしい童貞が、なんともいじらしく可笑しい。

ニューヨーク
 パチンコ屋の店員の面接。なんだか不思議ちゃんキャラな応募者。これは相手していられないと、「テレビに行けば?」と言うと・・・。二段落ちのよくできたコント。結局このコントが優勝。

しずる
 取り調べのコント。刑事が取調室で容疑者に「お前がやったんだろ!」と言い続けるだけで、ほとんどの時間を潰した。なんの容疑かは刑事にもわかっていないという設定に唖然。

野生爆弾
 海に行こうと思い立った男が海に電話する。
 「そちらに行くにはどうやっていけばいいんですか?」 「梅田から電車に乗って右側」
 こんな調子のシュールすぎるコントが続く。最後はもうわけわかんない。このコンビはまさに爆弾。

ラブレターズ
 夜の11時に寝たというのに、翌日夜の7時半まで20時間半も寝てしまった男。会社の同僚が心配してやってくる。いろいろ言い訳する男に「何かヘンな奴、来たぞ」。あとから角田に、知り合いなのに、何かヘンな奴来たぞというのは新機軸だと、褒め殺しのツッコミにあっていた。

インポッシブル
 稲刈りをしようとやってきた田圃がミステリーサークルになっている。誰の仕業かと思ったら、たったひとりの宇宙人が手作業でやっている。最初のうちは意思の疎通がとれないでいるが、やがて宇宙人は日本語を話し始める。

チョコレートプラネット
 妖怪・足踏まれ小僧。うどんの妖怪。確かにヘンな奴だが、コントとしての完成度はどんなものか。

 どうも私にはどこを笑っていいのかわからず困ってしまったコントが多かった。お客さんたちは結構笑っていたから、面白いのかもしれない。私の笑いの感性が古くなっいるのだろうか。

8月14日記

静かなお喋り 8月13日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る

トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置