新ニホンネタライプ!〜新ネタ2本ずつします 2013年7月6日 よしもと浅草花月・雷5656会館 7組の出演者が2本ずつ新ネタを披露するお笑いライブ。 一本目 アームストロング 漫才。「ついてない」と思う経験をしたことを語り、それに変なリアクションをしてみせる。 グランジ トリオなのだが、メンバーのひとり佐藤大が体調不良だとかで、ふたりだけ。佐藤の体調がよくなりますようにと流れ星に願いをかけるという漫才。どうも即興で作ったネタらしい。それでもひとり欠けても息が合っているし、アドリブっぽいが面白く見せる。センスは抜群にありそうだ。 ラバーガール タトゥーを入れに来た客と、タトゥー屋のコント。 ラフ・コントロール 上唇をあげて上の歯を見せながら喋る重岡と、それをやめるように言う森木。ちょっとくどいか。 ニブンノゴ! 家電販売店のコント。 かもめんたる 靴を舐める! サカイスト 金のチェインソー、銀のチェインソー 二本目 ニブンノゴ! 身体の引き締まった宮治と、太った大川が入れ替わってみせるコント。 アームストロング 女子バレーボールコント。 グランジ 体調不良だったはずの佐藤が、なぜか元気で登場。佐藤が暴走してしまう漫才で客席を引っ掻き回す。これもほとんどアドリブでやっているらしい。 ラバーガール “夜回り先生みたいな者”のコント。この人たちのは結構緻密に作ってあるから、前でああいう事をやられると、やりにくそう。 ラフ・コントロール ハンバーガー・ショップの店員が、つり銭を勘定して確認するのが、やたらくどいというコント。これもあまり打ち合わせが無しでアドリブでやっている感じ。 かもめんたる サンドイッチを万引きした男と、それを追いかけてきた女店員のコント。ふたりとも昔の日本映画の、おかしな台詞口調で喋るという設定のコントなのだが、槇尾の女装が、なんとも今時のギャル風。しかも声までまったくの女性のトーン。女性客から「かわい〜い!」の声が一斉に上がる。このためにネタがすっかり、この女装の槇尾に食われてしまった感じ。 サカイスト 母への手紙。出番が最後だというので、引っ張りに引っ張って14分やっていた。どこまでが創作でどこまでが現実なのやら。 こういう何組もの芸人が出る番組では、真面目にネタをやるよりも、仕草のおかしさとか、突発的な見た目のおかしいギャグで笑わせた方が勝ちみたいになってしまう。また女性はそういうのによく反応する傾向があるようで、せっかく緻密に作り込まれたものがかき消されてしまう。悪受けしているのを誤解されちゃうと、お笑い自体がつまらない方向に行ってしまうように思うのだけれど。 7月7日記 静かなお喋り 7月6日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |