直線上に配置

客席放浪記

ノラやの花見

2018年4月8日
高円寺 Hako

 文蔵、菊之丞の落語を聴いたあとに、近くの公園で花見という会。私が参加するのは今年で三年目。
 去年まではお二人一席ずつだったのが、今年は二席ずつ。

 古今亭菊之丞一席目のマクラは、落語協会で酒乱で有名なあの人が楽屋で披露目の酒を見つけ飲みだしてしまい、楽屋入りしてくる芸人に暴言を吐きだしたときに、右朝と先代志ん五がとった行動について。お二人とも今は亡くなってしまった。一方で酒乱のあの方はまだ元気で、来年は米寿を迎える。噺は『短命』。あの人は長生きだ。

 橘家文蔵の一席目は『子別れ』。酒を断って真面目に働くようになった男。ただこれが文蔵だと、息子がサイトウさんの子供にいじめられたと知ると、「いつかお礼参りに・・・」という気持ちは残っているのが可笑しい。

 文蔵二席目は『馬のす』。よくもまあたくさん枝豆食べるね〜。

 今年はすでに宮治、龍志で『花見の仇討ち』を聴いた。菊之丞で三回目か。こんなにこの噺を聴いた春は初めて。

4月9日記

静かなお喋り 4月8日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る

トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置