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客席放浪記

特撰東西落語競演会昼の部

2018年6月29日
かめありリリオホール

 開口一番前座さんは金原亭駒六『子ほめ』。前座修行頑張ってね。

 柳家喬太郎は高座に座るなり「日大の内田です」。アメフト部危険タックル事件以来、喬太郎と内田元監督が似ていると話題になったが、まだこのネタで受けている。
 『井戸の茶碗』。喬太郎にかかると、この噺も新鮮に聴けてしまうから面白い。仏像の中から出てきた五十両を「貰っちゃいましょうよ」と言い出す清兵衛さん。(自分の心に)正直清兵衛と来るから可笑しい。その仏像を売った時だって、「百文でお預かりしたのでそれ以上の値で」と持ち掛けたのを、「では二百でどうだ」と佐久左衛門が言うと「二百両ですか」と言い出す。清兵衛のキャラが尋常じゃない。

 江戸家小猫はぐんぐん上手くなっているな〜。動物の鳴き声だけでなく話が上手くなっり、漫談家としての腕を上げている。シマウマやヌウの鳴き声など、面白く聴かせるテクニックも得たようだ。

 桂文珍は、自分より干支が一回り上が歌丸で二回り上が米丸とのこと。また一回り下が昇太で、三回り下が金正恩だとか。米朝会談を笑いにした後『星野屋』
 この噺、八月に『心中月夜』という歌舞伎になろそう。歌舞伎を観ない私は、母親役をやるという獅堂くらいしか知らないが、獅堂を思い浮かべながら聴いていると面白かった。

6月30日

静かなお喋り 6月29日

静かなお喋り

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