キング・オブ・コント Live 〜決勝で見られなかったネタ SP〜 2015年1月16日 ルミネtheよしもと 昨年の『キング・オブ・コント』決勝出場の中から6組。ゲスト2組(しずる、ジャルジャル)のコント集。それに番組でネタの前に流れた紹介VTRで使われなかった未公開映像の上映、出演者の番組裏話トークといった内容。コントのタイトルは便宜上、私が勝手に付けたもの。 『閉ざされた山荘』 リンゴスター そもそもテレビ出演自体が初めての経験で、現場でリハーサルがしたいからと無理言って早い時間に楽屋入りしたものの、リハーサルなどしないで楽屋やスタジオを楽しんでいたと告白していた彼ら。すっかり番組を楽しんだようだ。 今日のネタは車で山奥の山荘にやってきたものの帰り道が通行不能になってしまい、これから恐ろしいことが起こるに違いないと思い込んでしまう若者たちのコント。 『風邪見舞い』 犬の心 風邪を引いて寝込んでいる男を見舞いに来た男。暖房を入れて震えて寝ている病人の部屋に入ってきて、「暑い、暑い」と着ているものを次々と脱ぎ、部屋の暖房も低くしてしまう。「オレ、ロシア人だから」。 『CDショップ』 ラバーガール 紹介VTRで飛永がアイドル好きだという事を公開していたが、そのロング・バージョンが流れた。マイナーなアイドル・グループのライヴに行って、握手会ではなくハイタッチ会だっので残念そうにしている映像。ハイタッチ会だとアイドルに話しかけられる時間は一瞬なんだそうだ。なるほど。 ネタは以前にも観たことがあるやつ。短くてうまくまとまっている。 『乱射刑事』 しずる 常に両手に拳銃を握っていて、乱射しながら話す刑事。発射音で台詞が消えてしまうというコント。音声が不調で途中で拳銃の発射音(サウンドエフェクト)が出なくなってしまうとうトラブルで、最後のオチまで行き着けなかったのは残念。 『万物の祖』 巨匠 なんとも気持ち悪いコント。口がひとつに尻の穴ふたつ。口がふたつに尻の穴ひとつ。口が無くて尻の穴三つ、などのバリエーションが続く。歌が楽しくてあまりグロテスクにならないところがいい。 『パンダ』 チョコレートプラネット 『キング・オブ・コント』でもフライドポテトの袋を開ける道具を公開していたが、手作りの小道具を使ったコントが多いらしい。今日のは小道具としてもかなり大きい。バッタもんのパンダを掴まされた動物園のコント。もうこの仕掛けのある大きなバンダの人形を作って、それをここに持ち込んだだけでも賞賛に値しそう。 『お楽しみくじ』 シソンヌ 『キング・オブ・コント』優勝者。番組のあと出演オファーが増えたかと聞かれると、「あまり変わらない」そうだ。ギャラはわずかだが上がったらしい。 今日のネタはテレビ向きではなさそう。でも私には優勝したネタよりよっぽど面白いと思ったのだが。 『リハーサル』 ジャルジャル これこそテレビ向きではないコント。同じことの繰り返しギャグなのだが、観ていて面白さが伝わって来ない。「なんなんだ、これ?」と観続けるのだが、とにかく長い。テレビのプロデューサーなら即ボツにしてしまいそうなネタ。それが突然ラスト近くになって様子が変わってくる。この繰り返しのくどさ、意味不明さが突然意味を持ってくる。そして逆転のオチ。今日のコントの中では、私はこれが一番好き。 1月18日記 静かなお喋り 1月16日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |