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客席放浪記

佐久間一行presentsA面B面

2013年5月25日
雷5656会館

 10組のお笑い芸人が二本ずつネタを披露する。持ち時間5分程度のネタが計20本2時間、余計な事を言わずにズラーっと並ぶ。A面B面とは、A面が普段よくやっているネタ。B面が滅多にやらないネタということ。

アームストロング
 A面は甲子園出場選手のインタビュー。高校野球の選手の掛け声が何を言っているのかわからないというのがヒントになって出来たコントらしい。
 B面は同じく野球の監督のブロックサインのネタ。やたらと長いサインが延々と続く。それの面白さで持っていくネタ。

はいじぃ
 ビデオを流して、それを使ってネタを進めていく。
 A面は演技教室。台詞にいろいろと注文が来て、それに合わせていくのだが、どれも無茶な要求といったネタ。
 B面は実際にある小学生向けの漢字の本へのツッコミを歌でする。
 私はB面の方が好き。というか、こんな本がある事の方が驚き。

The Geese
 この人たちのシュールなコントは大好き。
 A面は道案内を頼まれた通りすがりの人が説明をしていくうちに踊りになっていってしまうといったコント。
 B面は警察での容疑者のアリバイの取り調べ。この容疑者、引きこもりでテレビばかり見ている。いつのアリバイも「テレビを観ていました」。それでそのテレビの内容をこと細かく説明するというコント。

ウーマンラッシュアワー
 圧倒的なボキャブラリーを持つ連中で、凄いスピードで台詞を言うコンビ。大好きで去年は生を観に行ったことも。
 A面はファンクラブ入会のネタ。例によって台詞に着いていくのに大変。ヘタすると聞き逃してしまう。やはり面白い。
 B面は、ふたりの履歴を紹介するネタ。彼らにしては変化球だが、ただの履歴紹介ではない。かなり作り込んであるネタで爆笑。村木ひとりで喋っているネタなのだが、こういうちょっと落ち着いたネタは珍しくてホッとした。

ラバーガール
 こちらも大好きなコンビで生を観に行っている。ウーマンラッシュアワーとは対照的なタイプの落ち着いたコントで、フツフツと可笑しさが込み上げてくるネタが特徴。
 A面は家電量販店にHDDレコーダーを買いに来るネタで、これはテレビで観ている。何度観ても可笑しい。ラストの二段オチもよく出来ている。
 B面はテレビの芸能ニュースネタ。

永井祐一郎
 誰かと思ったら『エンタの神様』のアクセルホッパーだ。
 A面はパチクリ目ショウ。
 B面はストーカーネタ。出だしが面白かったので期待していたら、途中でネタを忘れてしまったらしく、漫談になり、最後はバカテンポ(パンパンスパーン)をひとつ披露。これが今までテレビで観たのより面白いネタ。

ロバート
 A面はフランス料理のシェフにテレビ取材が入るネタ。
 B面はスーパーのイベントネタ。引っ張っておいてオチがわかってから、さらに引っ張る。それがまた可笑しいんだから、この人たちは凄い。

Poizon Girls Band
 漫才。
 A面はリレー競争のネタ。
 B面は親孝行のネチ。

佐久間一行
 A面はフリップネタで『芸術は自由だ』という、手のデッサンのネタ。
 B面は、よい姿勢と悪い姿勢という漫談。

2丁拳銃
 A面はお得意の『クイズ 丁度いい』。これはもう鉄板ネタだね。
 B面は妄想遊園地とでもいったもの。

 これだけ観て1800円は安いなぁ。一本90円。お腹いっぱい。

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