大森カンパニー・プロデュース 更地12 役者による大人のコント。今年も行って来た。 『フレンズ・オブ・ゴッド』 どんな急患が飛び込んでこようが、どんなに難しい手術だろうが、回りに指示を与えてテキパキとこなす外科医。しかし、もう少し親しみのある面も見せてくれたらとの周りの意見に、手術成功のウチアゲをやろうとするが・・・。 『山梨学院』 駅伝のコーチ。必勝の走法゛飛脚走り”を学生に伝授するのだが、その走法はなんだかヘンテコリン。 『家政婦を見た@』 食事中もスマホに夢中でお互いのことに無関心な家族。いつの間にか家政婦を雇ったことすら忘れている。 『冤罪漫画』 死んだ漫画家の呪いで、話の語尾に「でやんす」「だじょー」といったギャグマンガの言い回しを付けずにいられなくなってしまった人たち。 『女たちは間を目指す』 慰安旅行会議。山がいいという人と海がいいという人。それでは中間をとって平地。北海道がいいという人と沖縄がいいという人。それでは中間をとって名古屋。電車がいいという人とバスがいいという人。それでは中間をとってヒッチハイク・・・。という具合に折衷案を入れていくと、どんどんつまらない旅行になって行ってしまうというコント。 『SP』 女が憧れるSPを職業にしている理想の男とは。 『中坊ですよ』 男子中学生の作り方講座。 『謝罪会見』 なんにも謝罪することがないことを謝罪する記者会見する政治家。 『家政婦を見たA』 つづき。 『チャンピオン』 手術をためらっている少女の病室にボクシング゙のチャンピオンが励ましにやってくる。「元気を出して、私にパンチを繰り出してみな」と言うと、少女の出したハンチが、ラッキーにもチャンピオンの顔面にヒット。「もう一度やってみろ」というたびにパンチは全てヒットしてしまう。 『家政婦B』 家政婦のいる家に、最初のコントの外科医チームが混じり込んでくる。 『壁の穴』 刑務所で刑期を務めている男のところに、八年がかりで穴を掘って脱獄させようとした弟分がやってくる。しかし男はなぜか脱獄をしたがらない。 『PPM&D』 ピーター、ポール、マリー、そしてダンの四人のバックミュージシャン。しかし四人にはそれぞれの悩みがあるようで・・・。 どれも面白いコントだったが、一番ツボにハマったのが『チャンピオン』。やはり身体を使ったコントが面白い。あとは『PPM&D』。みんなから無視されるピーターが可笑しい。『女たちは間を目指す』は落語になりそうな題材。 5月25日記 静かなお喋り 5月24日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |