渋谷らくご2017受賞者の会 2018年1月15日 ユーロライブ 月の半ばに開催されている『渋谷らくご』、二部制で、18時開演の回と20時開演の回とがある。私はかまわないのだが、18時開演は間に合わない人がいそうだし、20時開演は終演が22時を回る。観に行きにくい落語会だと思うのだが、どうなんだろう。 お客さんの年齢層は比較的若いかな。 たのしみな二ツ目賞 立川寸志 44歳で弟子入りして、現在50歳の二ツ目。「たのしみな」は皮肉かと思われるかもしれないが、社会人で落語をやっていたらしくキャリアは長く落語は上手い。 『短命』。伊勢屋の若旦那のお父さんやお母さん、つまり旦那やおかみさんのことも出てくる『短命』は初めて聴いた。 最後に出てくるおかみさんも、化け物にしてしまう人が多いが、寸志は、ぞんざいだけど普通の女性にしている。 創作大賞 古今亭駒次 鉄道落語の人だが、今日の演目は鉄道を離れて『ラジオデイズ』。地方に住む深夜放送が好きな中学生たちの青春グラフィティ。チャゲ&アスカならぬチャコ&カフカの深夜番組が好きな中学生たち。地方局では途中までしか放送されないので、なんとかして続きを聴こうとする。 私も中学時代に深夜放送に夢中になっていた口。わかるな〜。 おもしろい二ツ目賞 瀧川鯉八 『おちよさん』。最近ようやく鯉八の面白さがわかってきた気がする。この『おちよさん』に関しては何も書かない方がよさそうだ。とにかく面白い。なにげないマクラを聴いて、そのうちにマクラの事を忘れて噺を聴いていると、マクラが伏線で、オチになっている。よくできているね。 1月18日記 静かなお喋り 1月15日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |