渋谷に福来るSpecial2017〜落語フェスティバル的な〜 渋谷春の新作祭 2017年4月1日 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 毎度のことながら、長いタイトルと、同じく長い会場名の落語会。どちらも、もっと短くできなかったものかね〜。 昇太、白鳥、彦いちの三人による新作の会。これに喬太郎がいればSWA勢ぞろいだったのにという、なんだかザンネンな会でもある。 『生徒と先生』 春風亭昇々 クラス中の生徒から仲間外れにされ、登校拒否になってしまったタカシくん。担任の先生が説得に来て、ようやくクラスに復帰するが・・・。ハッピーエンドのように見せかけて、オチが・・・。可哀想だね、タカシくん。 『地下鉄親子』 三遊亭白鳥 白鳥は二ツ目で仕事の無かったときに、夜中に地下鉄工事のアルバイトをしていたそうで、その体験と、そのとき流行っていたファミコンの『ドラゴンクエスト』をドッキングさせて作ったという噺。今の白鳥が作るような緻密さには、やや欠けるかな〜。 『花粉寿司』 春風亭昇太 季節ネタ。あとのトークで言っていたが、SWAを始める前に、楽屋でみんなで作った噺だそうだ。クシャミが出る拍子にビールの栓を何本も抜いてしまうというギャグは、昨日聴いた白鳥の『黄昏のライバル』にも出てきたから、あれはやはりみんなで考えているときに出たアイデアなのかもしれない。 『私と僕』 林家彦いち 最近作った噺だそうだ。タイムトラベルものの新作を考えているうちに、実際に二十年前の自分と遭遇する噺。噺がドミへ行くのかわからない不思議な噺だった。『世にも不思議な物語』にでも使えそう。 4月3日記 静かなお喋り 4月1日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |