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客席放浪記

深夜寄席

2013年3月16日
新宿末廣亭

 「産婦人科の病院での落語界に呼ばれて行って来ました。入場無料なんですが、お客さんが来ない。それで院長先生、お客さんにジュースとお菓子を出すことに。オレは献血か!」 ジュースとお菓子じゃなくて、来てくれた人にお金出したらどうだろう、なんてね。そんなわけでもないだろうが柳家小んぶ『持参金』

 そろそろ真打昇進も近くなった柳家小権太。師匠の権太楼に「真打になったら好きな名前にしていいよ」と言われたそうで、思わず某プロ野球チーム好きの小権太、思わず「つば女をください」と言って、「それだけはだめだ」と言われたそうで。アハハハハ。でも誰か、つば女を継ぐ人出てこないかなぁ。
 ネタは『都々逸親子』。小学生の息子が「ぼくたちの学校では、今、都々逸が流行っているんだよ」と言った途端、客席が大爆笑。そうだよなぁ。いまや、ありえねー。昔だってそうか。

 ふたりとも早く上がってしまったので、この時点でまだ35分しか経っていない。残りまだ55分もある。三遊亭歌太郎は、マクラをたくさん使って長くする。「大家さんがカルピスが好きだと言うので、お歳暮に持っていきました。大家さん喜んでくれて、これを薄めずに飲むんだと言うんです。『オレは生涯現役だ』って」 時間調整、お疲れ様。ネタは『やかん』

 トリが暮れに二ツ目昇進したばかりの柳亭市弥。前座時代からしっかりした落語を演るなぁと思っていたが、今日の『粗忽の釘』は、それこそ師匠の市馬ゆずり。「腰巻を買ってやった」から、行水への惚気(のろけ)のくだりはそのまんま。『とんこ節』まで歌って見せるなんてどこまで師匠を意識しているのやら。ともあれ楽しみな人がまた二ツ目に加わったぞ。

3月17日記

静かなお喋り 3月16日

静かなお喋り

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