笑福亭たま・旭堂南湖人形町二人会 2018年5月3日 日本橋社会教育会館 開口一番前座さんは瀧川鯉佐久で『狸の鯉』。前座修行頑張ってね。 旭堂南湖の一席目は『ジャズの天才ローランド・カーク伝』。盲目の黒人ジャズマンで、複数の管楽器を同時に吹くという奏法で驚かせた。私がジャズを聴き始めたころは映像で見ることができず、レコードだけでは今いちその凄さがわからなかった。1977年に42歳の若さで亡くなってしまったが、今から思うと、一度でもナマの演奏が聴きたかった人。 ニックスの漫才を聴くのは二年ぶりくらい。おねえちゃんの方がこの 二年で10キロ太ったそうで、それをネタにしていた。 今日はお得意、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のネタ。 笑福亭たまの一席目は、上方落語協会の会合の長いマクラで笑わせて、電化製鄙を擬人化した落語『オール電化』。電化製品たちがキングを選ぼうとする噺で、なるほどそれであのマクラかとニヤリ。 仲入り後の南湖は赤穂義士外伝の『天野屋利兵衛』。義士わ支援して討ち入りの道具を作らせた人物。後半、お白州ものになるが、それもいかにも大阪の噺だな〜という展開。 トリはたまで『人形買い』。東京で聴くこの噺は途中までだったということを知った。人形を買って帰ったあとに、まだあるんだね。金が絡むのが、これまた大阪らしい。東京の落語家は、これが嫌でカットしてしまったのだろうか。 5月4日記 静かなお喋り 5月3日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |