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客席放浪記

TKOゴールデン劇場6

2017年8月27日
赤坂Red/Theater

 TKO2年ぶりの単独ライヴ。今回も新作コント8本。

『バーベキュー』
 木下が海岸でバーベキューをやっている。飲み物を買ってきた木本がクーラーボックスにペットボトルの飲み物を大量に入れながら、今日の参加者は何人なのか尋ねると、俺たち二人だけだと答える。オッサン二人だけでバーベキューやるくらいだったら、二人で焼肉屋行った方がいいと言いだす木本。還暦になるまであと14年。おれたちには、あと14サマーしか残されていないという台詞がオッサンの気持ちが表れていて可笑しいと同時にシミジミした気持ちになる。

『お化け屋敷』
 ゾンビの変装をしてもお客さんを怖がらせるアトラクション。先輩の木本がお手本を見せるが、新人の木下はうまくいかない。

『神老人』
 テレビ番組。フラッシュ暗算を得意とするという老人。生放送のスタジオでやってもらおうとするのだが答えられず、どんどんハードルが下がっていく。

『怪獣』
 夕飯の買い物帰りの怪獣。背後から変身ヒーローに攻撃を加えられる。「何もしてないのに〜」と言う怪獣に容赦なく、さらに攻撃は止まらない。

『モロゾフ後藤 披露宴の余興』
 あのディナーショーのモロゾフ後藤が帰って来た。今回はなぜか結婚披露宴の余興に雇われた様子だが、押しかけて来たのかもしれない。客席から『君といつまでも』を歌いながら登場。相変わらずカラオケとキーが合わない、歌詞は憶えていない、謎のエンターテイナー。

『関係者受付』
 サカナクションのコンサート、関係者受付。静岡のラジオ局のDJだと名乗る男(木下)がやってくる。招待者リストにないと断られるが、なんのかんのと言って入ろうとする。

『呪縛系』
 タワーマンションの最上階を手に入れた男。夜景を楽しんでいると、戦時中空襲で焼け死んだ男の霊が出てくる。

『エキストラ』
 ドラマのロケ。喫茶店で別れ話が始まったカップルの背景として雇ったお客さん役のエキストラが、余計な動きをして、何回も撮り直しになる。

 やはり、少々面倒くさくて目立ちたがり屋のキャラクターを木下が演じるコントが一番面白い。だから、『モロゾフ後藤』、『関係者受付』、『エキストラ』が、私にとって今回のトップ3。

8月28日記

静かなお喋り 8月27日

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