第73回トンデモ落語の会 2014年7月28日 お江戸日本橋亭 「今日は、下ネタOKなんですよね」と出てきた、笑福亭羽光が始めたのは、自分をモデルにしたSFテイスト落語。羽光の部屋から小さなポストのようなものが見つかり、中から15歳のときの羽光が、25年後の自分に宛てた手紙が出てくる。15歳の自分は、これからの人生に不安を感じているようだ。15歳の自分宛てに返事を書いてあげると、その返事が届き、文通が始まる。最後はちょっといい噺になって終わる。トンデモな部分もあるが、聴き終ると、ハートウォーミングな印象。 三遊亭白鳥は、『牡丹燈籠』に挑戦したものの副産物、ピンクの白鳥で披露した『牡丹の怪・ピンク篇』。ヨチヨチSWANでのネタおろしから、ピンクの白鳥、両極端の会、そして今日のトンデモ落語と、全部聴いていることになる。追っかけか、私は? 次の瀧川鯉朝の落語に関しては、「ブログなど、インターネットには絶対に書かないでください」とのことなので、何も書きません。でも、この噺、面白かったんだけどなぁ。 立川談之助は、柳家小三治が人間国宝になったということで、そもそも人間国宝とは何かというところから解説を始めた。落語家が人間国宝になるにはどうしたらいいか。鈴々舎馬風が、半分冗談始めた漫談『会長への道』が冗談でなくなり、本当に本人が落語協会の会長になってしまった。それであの漫談と同じようにして、『人間国宝への道』をやってみようという試み。けっこう無理があるけど、可笑しい。 快楽亭ブラックは『あくび指南』の改作。[女偏に女]指南所というところを、レズビアン指南所と思って訪ねてみると、それはオナニー(おんな2)指南所だったという『オナニー指南』。バカバカしいっちゃバカバカしさの極致だが、元の『あくひ指南』からしてバカバカしいyだもんね。 7月29日記 静かなお喋り 7月28日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |