東洋館スペシャル寄席2015 vol.23 2015年7月31日 浅草・東洋館 新宿カウボーイの漫才。この人たちの漫才を観るのはこれで三回目かな? 相変らず騒々しいね。 やまけいじの何でも楽器にしてしまういつもの芸。この人、構成力というか、芸と芸を繋ぐ話術が巧みだなと思う。 「私、以前は年収800万円の営業マンでした。それが相方から、倍の年収にしてやるからと誘われて漫才を始めたんですが、今の年収いくらだと思います? 3万円ですよ。今は月一万円の部屋に住んでます」。そのまま青空一風・千風は、不動産物件の漫才。 タ゜ーク史郎のマジック。チャイナ服のステージ衣装はゼンジー北京を思わせる。白いウサギと黒いウサギ、タネがバレバレと笑わせておいて、さらに仕掛けがあるという二重構造。 ジグザグジギーのコント三本。『喫茶店』『芝居の稽古』『死に際』。 ぴろきのキダレレ漫談。「妻が長い髪を切ってきました。『なんで私に黙って切って来たの?』と言ったら、『あんただって黙ってハゲてるでしょ』と言われました」。 マツモトクラブのひとりコント。今年のR−1グランプリで準優勝した人。そのときのネタ『ストリートミュージシャン』と『お賽銭』をここでもやってくれた。このネタ、私好きなんだよね〜。 チャーリーカンパニーのいつものねじり恥巻ニッカボッカを穿いたキャラクターのコント。議員会館にやってきて国会議員に用があるから議員を出せと警備員に詰め寄る。このおっさんの言ってることが至極マトモだと思えてしまう皮肉のこもったコント。 三四郎の漫才。今、テレビなどで売れているコンビらしいのだが、私はこの人たちのことをよく知らない。阿波踊りのネタ。 タブレット純は[東洋館]からデビューして、私も何回か観ているが、最近はテレビ出演もあって人気が出てきたようだ。彼が出てきたら女性客から歓声が沸いた。このところやっている算数の文章問題にツッコミを入れるネタから始まって、『微かな幸せ』『そんなサリゲナーシャ』。物真似をやって、『男はつらいよ』。 だるま食堂のいつものボインボインショー。今日は始めて観るお客さんが多かったよう。こういうときの彼女たちは、より張り切る。 しゃもじの漫才。出身地の沖縄ネタ、旅行会社、刑事ドラマと、ネタがめまぐるしく変わる。 「俺が夕焼けだった頃 弟は小焼けだった 父さんは胸やけで 母さんは霜焼けだった わかるかな〜 わかんねえだろうな〜」。松鶴家千とせは弟子のツーヒート誕生のころの話などをして歌『幸せはここに』『南国の夜』。 『エンタの神様』で人気だったコウメ太夫。♪チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャチャン 花火大会で一万発の花火が上がるというのに 私は一発屋でした・・・。お馴染みの『コウメ日記』のあと、マイケル・ジャクソンの踊り。 コント山口君と竹田君。奥さんに逃げられた竹田と、そのお義父さんのコント。 阿佐ヶ谷姉妹。この人たちをナマで観るのは初めて。歌は上手いコンビ。途中の漫才というのかトークというのかは女性には受けそう。 トリは昭和こいる&あした順子。「コンビ別れしたんじゃないんです。二人とも相方が入院してるんです」。早く元気になるといいな。でもこの組み合わせも新鮮でいいね。 8月1日記 静かなお喋り 7月31日 静かなお喋り このコーナーの表紙に戻る |