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客席放浪記

Wホワイト落語会19

2017年11月29日
成城ホール

 オープニングトークでは白鳥に大腸癌が見つかって手術した話。先日コラアゲンはいごうまんも同じ手術をした話をしていたが、癌になった人によってとらえ方が大きく違うのが面白い。白鳥は平気な顔で話していたが、これも性格だね。手術後、点滴をしたまま屋上に煙草を吸いに行って、スタンドから点滴の袋を外して横に置いていたら、血が点滴の袋に逆流して死にかけたなんていう話を笑いながらやっていた。癌くらいじゃ死なないね、この人。

 三遊亭白鳥の一席目は『シンデレラ伝説』だが、なんとシンデレラが出てこないで終わってしまった。寄席サイズの短縮版だそうだ。ベタなギャグが出てくるが、こういうの寄席では受けるらしい。

 桃月庵白酒の一席目は『厩火事』。この噺の髪結いの女房はどこか憎めない可愛らしいところがあるといった印象なのだが、白酒にかかると、やたらけたたましくてお喋り。元はあんたが悪いという気になるなぁ。

 白酒の二席目は『徳ちゃん』。二ヶ月前にもこの人で聴いたが、凄い花魁だね〜。普通男は萎えると思うけどね。

 お喋りでけたたましい女房や、化け物みたいな花魁のあと、白鳥の『新婚妄想曲』に出てくるのは、昔田舎にいて上京してしまったマドンナ。今でも美貌は衰えていないそのマドンナが田舎に戻ってきて、モテなかった男にプロポーズしたものだから大騒ぎになる。マンガやテレビドラマを盛りだくさんに入れ込んであるので、わかる人には大受けながら、わからない人は置いてけぼり。なにしろたくさんのそういったものが伏線にもなっているのだから。それでもホンワカと幸福な噺だね。

12月1日記

静かなお喋り 11月29日

静かなお喋り

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