2012年8月13日遊雀式番外編 真夏のお楽しみ落語会 冗談音楽×落語(国立演芸場) 開口一番前座さんは、三遊亭遊かり『寿限無』。なんと遊雀のお弟子さんとか。へえー! 女性を弟子に取ったんだ。頑張ってね。 三遊亭遊雀、出てきてさっそく弟子に公開小言(?)。誰かさんの元師匠を思い出してしまうなあ。アハハ。とはいえ、どこかうれしそう。乗り物好きの遊雀、京浜急行と東京モノレールの先頭車両から運転席を通して見る風景が好きなんだそうで、そんな鉄ちゃんぶりエピソードをマクラに『電話の遊び』。芸者遊びをとがめられ、電話で芸者遊びに興じる旦那。きっと、電車に乗っている遊雀も同じ恍惚とした顔をしているんだろうなあ。アハハ。 遊雀の元の師匠と談志が、成田で会があった帰り、当時前座同士だった遊雀と談志を家まで送ったときのエピソードを語った立川生志。 背後のダンプ、小便(正面)の談志だってさ。ハハハ。 怪談噺をひとつ持っていると営業のときに便利だと言われて、憶えようとしたが、根が怖がりでひとりで稽古していると怖くなってしまうということで、怪談噺というとこれしか出来ないと『お菊の皿』。これ、怪談かなあ? お菊さん、人気者になってCMに出ちゃう。「(皿が)足りな〜い、足りな〜い」って、東京電力のCM。 仲入り後がボカスカジャン。五十音順にネタを演るって、5月の東洋館『漫楽祭』でも演ってた。ただ、今日の方が持ち時間はあるみたいだ。 アリスの少女ハイジ 五木のお巡りさん うどんジャズ 映画音楽 観た気になるスターウォーズ オールデイズ マイガール 悲しい酒 居酒屋チェーン・バージョン 北のボサノヴァ 津軽ボサ クールボサ 俺ら東京さ行ぐだ 結索ボレロ 小ネタ四連発 三平NAI・NAI 16 トリは『赤坂BLITZ寄席』で演った、三遊亭遊雀とポカスカジャンのコラボ『紺屋高尾』。吉原へ行く以前と、行ったあとの以後の久蔵のポワーっとのぼせ上がった顔がなんとも秀逸。男って女にこんなにも能天気になれるものなのか・・・なれるんだねえ。途中で挟まるポカスカジャンの演奏するShe(エルヴィス・コステロ)の選曲がうまくハマる。女性を一途に思う男の切ない気持ち。この曲を入れようと思ったのは誰なんだろう? 8月14日記 静かなお喋り 8月13日 このコーナーの表紙に戻る |