March.28,2003 鼻呼吸

        ものの本によると、健康上、口呼吸よりも鼻呼吸の方がいいのだそうだ。口から呼吸をすると空気中の黴菌などをモロに体内に取り込むことになってしまう。なるほど、鼻の粘膜がフイルターのような役割をしているのかもしれない。

        猫という動物は徹底的に鼻呼吸をしている。口からの呼吸は絶対にしない。いい気持ちで寝ている猫を見ていると、ついついイタズラをしたくなるのはどうしてだろう? 尻尾を足の指で挟んだり、ヒゲを引っ張ってみたり。迷惑そうな顔をして目を覚ましたりするが、大抵は「うるさいなあ」という表情をしたかと思うと、また眠り込んでしまう。寝ている猫の鼻を指で塞いでしまうとどうなるか? しばらくはそのまま眠り込んでいるのだが、ある瞬間に息が出来ないのに気がつくらしい。指を振り払って鼻で息をし、いったい何事があったのかとビックリした表情を浮かべる。

        どうも猫というのは、口でも呼吸が出来るということを知らないらしい。そこへいくと、どうなんだろうか、犬といのは、ハッハッハッハッと年中口を空けて息を吐き出している。体温の調節だという話を聞いたことがあるが、空気を吸わないまでも、少なくとも息は吐き出している。猫というのは絶対に口を空けっぱなしにしない奴で、口は物を食べるとき、鳴くとき、身体を舐めるときくらいしか空けない。頑固という気もするのだが、そこが猫らしい。

        猫にはスキューバダイビングは出来ない。


チェリーの写真が何枚か出てきた。
やっぱり寝ている姿が多い。下のも眠そうなチェリー。寝ている猫を無理矢理に起こすのは、どうしてあんなに面白いのだろう。



このコーナーの表紙に戻る

ふりだしに戻る