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週末日記











2010年7月9日10日11日

9日
 仕事を終えて、久しぶりに皮膚科に行く。もうかれこれ30年ほども通い続けているのだが、対処療法しかないと言われている病気で、根本的には治らないとされているものだ。それがきょう顔を出すと先生が「特効薬が出ているのだが、試してみようか」とおっしゃる。今までは、皮膚に塗る薬のみで治療していたのだが、今回は錠剤だ。ただ強い薬なので注意が必要とのこと。

 世田谷パブリックシアターで芝居を観る前に、[喜来楽(シーライルー)]で食事。食前に薬を飲めということで、まずは錠剤を水で流しこむ。さっぱり鶏塩そばに、春巻、サラダ、デザートが付いたセットを食べる。半透明なスープ麺の上に蒸したのか茹でたのか鶏肉が乗っている。1280円。中華料理というと油っぽいと言われるが、本当の中華料理ってもっとさっぱりしているものだと思う。この鶏そばは名前の通りさっぱりしていておいしい。

 『醜男(ぶおとこ)』はドイツの脚本家の作品。入江雅人、内山理名ら、役者は四人のみ。1時間15分ほどの短い芝居だった。

 おかげで、思っていたより早く帰宅。今夜から放映される宮藤官九郎脚本の『うぬぼれ刑事』に余裕で間に合う。長瀬智也の刑事が、事件に関わる女性に毎回恋をしてしまうという設定らしい。長瀬智也主演で宮藤官九郎脚本といえば、『池袋ウエストゲートパーク』 『タイガー&ドラゴン』と、どちらかというと突っ張ったイメージが強かったのだが、今回はなんとも軟弱な役柄。なんだか『キミ犯人じゃないよね?』を思い出してしまったが、あのドラマの主役要潤も、このドラマに出ている。

10日
 休みの日はいつも朝食を食べないのだが、薬を飲むために[ジョナサン]で、アーモンドブリオッシュとヨーグルトのモーニング。ドリンクバーが付いて546円。

 自転車で買い物に走りまわる。深川、かっぱ橋、秋葉原などをめぐって帰ったのは13時。梅雨の晴れ間で太陽が照りつけ暑い。

 DVDで『ソウル・マン』を観る。日本では劇場未公開だと思う。主演がサミュエル・L・ジャクソンとバーニー・マック。バーニー・マックの遺作ですぞ。そのふたりの役どころは若い時にトリオでソウルコーラス・グループをやっていたものの、ひとりが脱退して成功。残されたふたりはデュオで活動するが失敗して引退。年月が経ち、ソロで成功したメンバーが亡くなり、その追悼コンサートに、ふたりが再結成して参加しようとする話。最後の方でアイザック・ヘイズが本人役で出ているが、その彼も今やもう亡くなってしまったんだよな。

 銀座へ出て16時10分、丸の内TOEIで『必死剣鳥刺し』を観る。藤沢周平の隠し剣シリーズは発売当時に読んでいるが、この話もだいぶ忘れていた。だってもう30年前だもの。豊川悦司と吉川晃司のラストの闘いに痺れる。

 数寄屋橋交差点、[SHAKE PARADISE]でフルーツリッチ・ストロベリー420円を買う。ミルクシェイクって、最近はファーストフードのハンバーガー屋さんでしか買わなかったけど、まさか専門店が出来るとは思わなかった。もっともどうやらこれも同じビルの地下にある[ロッテリア]のプロデュースらしいのだけど。

 道路を挟んだ向かいの宝くじ売り場前で、明日の選挙を前にした選挙演説をやっている。必死なんだろうけど、うるさいだけ。必死というのは『必死剣鳥刺し』のように、普段は穏やかで、いざとなったら確実に行動を起こすってことだろ。

 帰宅して『踊る大捜査線 THE MOVIE』のテレビ放映を観る。封切り当時映画館で観て、これが二回目。小泉今日子はレクター教授を下敷きにしているのだろう。『3』にも出てきたが、シリーズ最強の悪役。もし『4』が制作されるとしたら、きっと脱獄して、また湾岸署を苦しめるに違いない。本日映画3本。

11日
 昨夜は、ついつい遅くまで起きていたので寝過してしまう。

 参議院選挙の投票に行き、そのまま中野へ。[あらき水産]で海鮮丼。ウニ、イクラ、ズワイガニ、ホタテ、玉子焼き、マグロ、サーモン、タコ、エビに、あら汁が付いて750円。

 14時、なかの芸能小劇場で、せめ達磨激闘編27を観る。
『おじいせん』粋歌
『真面目な男』らく里
『死にますよ。』きく麿
ゲスト 冷蔵庫マン
『あけみ』駒次
『真説 フランス大革命』今輔

 17時、帰宅して翌日の仕込み。19時30分終了。

 スーパーで、刺身と枝豆とビールを買ってきて20時にテレビの前。選挙速報を見る。20時開票と同時に蓮舫が当選と出たのには驚いた。当選確実ではなく当選。どうして当選ってわかるの? あっという間に情勢がわかってくる。ひとつのショウだね。

7月12日記

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