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週末日記







2010年10月22日から24日

22日

 仕事を終えて、自転車で入院中の母の見舞い。病院生活を楽しんでいるようにみえた母だが、さすがに2週間を回ると、そろそろ飽きてきた様子。談話室に座って、いろいろな話をする。昨日のことも忘れてしまっている母だが、昔のことはよく憶えている。気が付くと2時間相手をしていた。

 帰宅して風呂に入ると、一週間の疲れがドッと出て、そのまま布団に潜り込み眠りに入る。

23日
 『メンタリスト』5話、6話を観る。6話でパトリック・ジェーンがカジノで勝ち続け大儲けするエピソードがユーモラスで面白い。

 今日も自転車で病院へ母の見舞い。

 ランチは先週に続いて岩本町の[胡椒饅頭]。今週は海鮮胡椒麺。塩味のスープ麺だ。麺自体に黒胡椒が練り込んである。ラーメンに胡椒をかけるのは大好きなのだが、胡椒って丼の底に沈んでしまうのだよね。それが麺自体に練り込んであればピリッと辛い胡椒の味が麺と一緒に口の中に入ってくるというわけだ。

 病院へ行くと母も昼食が終わったところ。また談話室で1時間ほど話をする。母とこんなに話をするなんて、いままであったろうか。コーヒー好きの母に自動販売機で無糖の缶コーヒーを買ってあげると、おいしそうに飲む。「退院して家に帰ったら、まず最初にコーヒーを淹れるんだ」と言う。もうそろそろ退院も近そうだ。

 夜はTOHOシネマズ日劇で『十三人の刺客』。工藤栄一版もよかったが、この三池嵩史版もなかなか。三池監督らしく、かなりエグい部分もあるのだが、そのエグさが上手く作用した一作。稲垣吾郎の敵役がいい味を出している。劇場を出るとき、「重いな」と感想を漏らしている人がいた。スカッとしたチャンバラ映画を期待したんだろうけど、そういう映画じゃないんだよね。

24日
 王子小劇場ソワレ。チャリT企画という劇団は、2年前に『ねずみ狩り』という芝居を偶然に観ることになって、それがなかなか面白かったので気になっていた。今年の新作は『舞台版 THE COBE ザ・コーブ』。チラシはあの日本のイルカ漁のドキュメンタリー映画『THE COVE ザ・コーヴ』のポスターをパロディにしている。イルカの代わりに牛、地球の代わりに丼。よく見るとCOBE(神戸)になっている芸の細かさ。これは、イルカは食べちゃいけないが、牛はいいのかというメッセージを打ちだした芝居に違いないと思って行ってみたのだが、軽く肩すかしをくった感じ。期待しすぎた私がいけないのかもしれないけど。

10月26日記

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