2010年ゴールデンウイーク 4月29日 ポツンとある祭日って案外またたく間に過ぎてしまう。昼近くに起きだして、翌日の仕込みと買い出しを終えてから秋葉原の病院へ。いろいろあって夕方まで居続け。 帰宅してビールを飲みながら、ボンヤリしてしまう。 5月1日 午前中、厨房の床のタイルを張り替えに業者がやってくる。その立ち会い。 午後は笑福亭三喬独演会のチケットを買っていたのだが、また予定を変更して病院へ。 夜、WOWOWで『チーム・バチスタの栄光』を観る。阿部寛のキャラクターが『新参者』よりは『トリック』寄りで楽しい。 5月2日 事の起こりは、私が川柳つくしさんの、つくしのシークレット落語会に行って『ディーコン』という落語を聴いたことからだった。後日私はこのことを客席放浪記に書いた。それをクイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンを愛するディーコニストのひとりが検索でヒットさせたのだ。ジョン・ディーコンが出てくる落語があると知ったこの人物は是非『ディーコン』を聴きたいとつくしさんに連絡を取った。ディーコニスト集会は毎年ゴールデンウイークに東京で催される。そこで、今年は私の店で臨時のつくしの翁庵落語会特別編をシークレットで催すという運びになったのだ。 10時に最初の参加者が現れる。若い女性。若いといっても若過ぎだろう。歳を訊ねたらなんと中学生。四国から高速バスでやってきたという。その後続々と集結したディーコニストは最年長で40代。ほとんどは20代30代。クイーンのライブ未経験者ばかりだ。 テーブルに飲み物食べ物が広げられ宴会が始まる。13時二階の座敷に移動して落語会。つくしさんのウクレレ漫談と落語『ディーコン』。これはいささか聴き手を選ぶ噺なのだが、ディーコニストには大受け。続いてつくしさんにコールされフレディが登場。これはデスペラードという漫才コンビの片割れサラミ。フリップねたで「こんなクイーンは嫌だ」を披露。こちらも大受けだった。そのあと私とMさんが上がってクイーンの話とプレゼントコーナー。 17時お開き。その後もしばらく、つくしさん、Mさん、サラミさんと話す。 疲れたー! 終演後に飲んだビールの酔いもあって早めに就寝。 5月3日 午前中は病院。 昼に両国までジーンズを買いに行く。足の長さが左右で違うと相談すると、両足の長さをそれぞれ変えてくれる。約2cm右より左が短いのだ。 裾上げが終わるまで昼食をとることにする。両国といえばちゃんこ。ジーンズ屋の近くの[江戸沢]がランチで一人前のちゃんこ鍋を出してくれている。種類も多いのがうれしい。海鮮ちゃんこ鍋の醤油味をチョイス。コーヒー、ご飯のおかわり自由で1344円。まずはひたすら海鮮ちゃんこを食べ、ごはんは雑炊にする。付け合わせの冷や奴と、漬物でお腹いっぱい。 インパルスがサザンシアターで公演していて、どうやら当日券もあるらしい。開演が18時なので17時に行けばいいだろうと見当をつけて会場に行ったら、最後の一枚を運よくゲットできた。『インパルス単独ライブ〜村雨〜』二時間たっぷりで、7本のコント。『コンビニ強盗』『雨宿り』『科学者の誇り(巨乳)』『ランチタイム』『妖刀村雨』『大人たちに』『SEVEN』これにコントの間に連続もののビデオが流れる。どれもよく出来ている。DVD化するそうだが、出たらまた買ってしまうだろうなあ。 5月4日 病院へ。 午後は先送りしていた事務仕事など。やらなくてはならないことがまだいくつもあるのだが、途中でギブアップ。 休み前の夜にお店にいらした三人組のお客さんが、『パフューム ある殺人者の物語』の話をしていた。テレビ放映で観ていて夢中になってしまって、食事を忘れて最後まで観てしまったとのこと。私は未見だったので、猛烈に観たくなった。DVDを借りてきて観ることにする。犬は嗅覚が鋭いというけれど、そんなに嗅覚が鋭いと嫌な臭いもどんどん鼻に入ってきて嫌だろうと思うのだが、どうやら犬にはニオイの良し悪しは感じないらしい。この物語の主人公となるといささか疑問。どうもこの男もニオイに良し悪しは感じないという設定らしいのだが、じゃあなんで女のニオイの良し悪しはわかるんだろう。荒唐無稽のクライマックスもと゜うもねえ。 5月5日 連休最終日。朝から翌日の仕込み。病院。 夜、九段会館でGO!GO!7188のアコースティック・ライブ。スリー・ピース・バンドに、サポート・ギター兼キーボード、パーカッション、それに弦楽四重奏が加わるという構成。いつもはスタンディングの立て乗りバンドだが、今回は席に座って落ち着いて観られた。大音量で耳をやられることもなく、こういうのっていいなあ。『ジェットニンジン』から『こいのうた』まで、ハードロックをアコースティックで聴くことが出来た。特にラスト・ナンバーの『こいのうた』は胸にしみる。 5月6日記 このコーナーの表紙に戻る |