2011年9月2日から4日 2日(金) 夜、博品館劇場で、さん生3年プロジェクト『広重三本勝負・一日目』。 『青菜』 柳家さん生 『明烏』 柳家花緑 〜仲入り〜 『いくじなし広重』(金津泰輔・作) 柳家さん生 広重をテーマに、三人の作家に新作落語を書いてもらい、それを三日間連続で口演する企画の一日目。広重の前に現れる、みくにという女性を巡って語られる、広重の実像を描くこの新作落語、落語という範疇を超えて、すばらしい作品に仕上がっている。また、どこかで聴きたいものだ。 帰宅してビールを飲んだ途端に猛烈な睡魔で、そのまま眠りの世界へ。 3日(土) 目が覚めたら9時。台風はどうしたものか、東京地方にはあまり影響はなかったらしい。 コーヒーとトーストで朝食を済ませて、月に一度通っている病院へ血圧の薬を貰いに行く。血圧を測って貰ったら、きょうは、やや高い。2日前に皮膚科で測って貰ったときは、127−74で、ちょうどよかったのに。健康診断の結果も出ていて、肝臓の数値があまりよくないのは予期していたものの、赤血球の数がやや少ないのと、心電図の結果が、要観察になっていたのが気になる。担当医は、「まあ、アルコールに注意して、赤血球と心電図に関しては、あまり気にしないように」とのこと。食生活を気をつけないとなあ。 昼過ぎに外出。 前から気になっていた東銀座の[鮪家]のランチ、漁師丼を食べに行く。期待通りに刺身がテンコ盛り。あら汁、デザートまで付いて980円。 博品館の、さん生3年プロジェクト『広重三本勝負・二日目』は昼公演。 『天狗裁き』 柳家さん生 『粗忽長屋』 笹野高史 鼎談 柳家さん生、笹野高史、塚越孝 〜仲入り〜 『広重漫幽記』(きだつよし・作) 俳優の笹野高史は、これが初高座。「心臓がバクバクいってました」というくらい、初高座は緊張するものらしい。「お前は死んだんだ」と言われて「うわーっ!」と言う男のキャラが笹野高史独特のフラになっていて、すごく可笑しい。 『広重漫幽記』は、東海道五十三次の根幹に触れる噺で、ちょっとした歴史ミステリー。それは終点の京都三条大橋の絵が手掛かりなのだが、頭の中であの絵を思い起こしてみると、「なるほど」と思えてくる。 帰宅して、スーパーで買ってきた惣菜をツマミにしてビールを飲んだら、猛烈に眠くなってきて、そのままベッドへ行き眠ってしまう。 真夜中に目が覚めると今度は眠れなくなってしまった。明け方まで録り置きのテレビ番組を観たり、本を読んだりして過ごす。 4日(日) 6時になったので、洗濯機を回して、掃除。 これでは午後に差し支えそうなので、8時まで寝る。 コーヒーを飲んでから、明日の仕込みとコーナンへの買い出し。 11時30分にスーパーで買ってきた牛肉と、玉ねぎ、ピーマンに焼肉のタレをかけて焼き、ご飯の上に乗せて焼肉丼を作って食べる。うまー! 14時、下北沢本多劇場で、柳家喬太郎プロデュース最終日『落語ジャンクションSPECIAL』 オープニング・トーク 柳家喬太郎、三遊亭白鳥 『ひと夏の経験』 三遊亭天どん 『弟子の強飯』 春風亭百栄 『コロコロ』 三遊亭白鳥 〜仲入り〜 『牡丹燈籠〜お札はり〜』 神田茜 『カマ手本忠臣蔵』 柳家喬太郎 オープニング・トークで喬太郎が「落語ジャンクションに行ったことがある人、手を上げてください」と言ったら、パラパラと手が挙がった。以前、なかの芸能小劇場で、百人ほどの観客を前にして演っていた新作の会。もうそれすら知らない人が増えてきたとしいうことらしい。今、あそこで、あのメンバーで演ったら大騒ぎになっているだろう。チケット争奪戦も並みじゃあるまい。 白鳥の『コロコロ』をいったい何年ぶりに観たことか。この不思議な噺を当時、面白いと思って観ていた自分が思い出される。 今や、追っかけが多い喬太郎だが、そこまで熱心でもない私は、この『カマ手本忠臣蔵』を今まで聴くことが出来ずにいた。ようやく目にすることができたのだが、つかこうへいの影響があるなあという感じ。本当はもっとつかこうへい芝居のようにして演りたかったんじゃないかという気がしてくる。でもそこまで演っちゃうと、客が付いて来られないだろうということなのかも。 夕方帰宅して、書類仕事。暑いとはいえ、一時期ほどではないのが助かる。 明日の為に早めに切り上げて就寝。のはずだったのだが、夜中に目が覚めてしまってから、今度は眠れなくなってしまう。週末の昼夜逆転化現象が、ウイークディにずれ込むのはまずいのだが。 9月5日記 このコーナーの表紙に戻る |