October.28,2001 ありがとうございました

        本日明治座千秋楽。今月は高橋英樹座長公演『いのち燃ゆるとき』でした。高橋英樹様、杜けあき様、江原真二郎様、鈴木瑞穂様、三原じゅん子様、大塚道子様、青山良彦様、遠野凪子様、植松鉄夫様、都築宏一郎様、浅利悦子様、斎藤朋子様、水谷祐紀様他のみなさまから注文をいただき、楽屋まで出前させていただきました。どうもありがとうございました。


October.15,2001 小田急山のホテルの庭園

        毎年夏には日光方面に避暑に行っていたが、今年は箱根にしようと思い立った。それもなぜか漠然と、芦ノ湖のほとりのホテルに泊まりたいと思った。そんな条件を満たしてくれるホテルはないかと調べたら、[小田急山のホテル]という所が浮かんできた。パンフレットを見ていると、なかなか良さそうなので、早めに予約を入れた。
       
        部屋も快適だし、風呂も気持ちがいい。それに食事も良かった。しかし、このホテルの価値は何と言っても、その広大な庭である。自慢のツツジの時期は終わってしまっていたが、青々とした植物が植えられており、まことに気持ちがいい。庭からは富士山も見えた。ついていたことに雨は一度も降らず、霧も出ていない。

        2泊3日の中日、私はこの庭のベンチに座って、終日読書に明け暮れた。このところ、普段は読書などほとんど出来ない。それがここにはテレビもない。インターネットもない。仕事をする必要もない。そして、誰も邪魔する者もいない。読みたかった本をひたすら読んでいた。気温は暑からず寒からず、高原の風が爽やかに吹いている。ときどき鳥のさえずり。

        リゾートでのんびりするという習慣は、今までついぞなかった。どこかへ出かけると、そこいら中を歩き回るのが好きだった。せっかく知らない土地に行ったのだから、歩き周らなければ損ではないか。そう思っていた。考え方が替わったのだろうか? それともトシを取ったのだろうか?



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