February.26,2004 ありがとうございます

        本日、明治座千秋楽。今月は堺正章座長公演『ねずみ小僧 危機一髪!!』でした。堺正章様、中村メイコ様、佐藤正宏様、森川由加里様、都築宏一郎様、井上恭太様、山中篤様、樋渡宏嗣様、長嶺有紀様他の皆様から出前のご注文をいただき、楽屋までお届けいたしました。ありがとうございまする

        そして、そして、忘れられない事が起こりました。石橋雅史様です。最初にお届けした際に、「私、昔、石橋さんの空手映画が好きでした」とお伝えしたところ、「それじゃあ、あなたが井上さん?」とのお答え。身体がフリーズしてしまいました。「明治座の近くのおそば屋さんが、私のことを書いているのをインターネットで見ました」。以来、毎日石橋さんから出前の注文をいただきました。憧れの役者さんです。私は毎日石橋さんにおそばをお届けし、短い会話を交わすのを楽しみにしておりました。どうもありがとうございます。2月22日には、いちファンとして楽屋にお邪魔し、70年代東映空手映画についてお話をうかがいました。これは私の一生の思い出となりました。

        石橋雅史さんと近しくなれたのも、インターネットのおかげだと思います。パソコン、インターネットを始めて本当によかった!!


Feburuary.20,2004  マサルの自慢の最新設備

        2年ぶりで歯医者に行った。元フィギュア・スケーターにして、今では解説者でもあるマサルのところだ。驚いたことに次々と最新設備を導入することに夢中になっているマサルの診察室は、今やたいへんなことになっていた。

        2年前に診察台に液晶モニターを取り付けたことは書いたと思う。普段はテレビ放送を流していて、治療の合間などにテレビ番組が楽しめる。治療中は、まず小さなビデオカメラを口の中に入れ、悪い箇所をモニターに映し、それを静止画面にして患者に見せる。治療が終わると、再びビデオカメラで治療箇所を映し、どのように治療されたかを患者に確認させる。実に親切で真面目な治療態度だと思う。もっともあまり気持ちのよいものではない時もあるのだが・・・。虫歯の様子などあまり自分でマジマジと見たくないものである。

        今回行ってみたら、なんと診察台にもうひとつモニターが設置されていた。つまり、患者の座る椅子の前に二つの液晶モニターが屹立していることになる。



        なんと、WINDOWS XP搭載のパソコンのモニターなのだ! ワイヤレスのマウスで画面上のテンキーで患者のカルテ番号をクリックすると、その患者さんのカルテが表示される。過去のレントゲン写真なども全てここに保存してあるのだ。それを患者に見せながら、治療法を説明してくれる。驚いたことに、今やレントゲン室にもパソコンが導入されており、レントゲンもデジタル化している。そこで撮られた写真はパソコンに転送される。

        「凄い設備ですねえ」とマサルに言うと、「もう、これでなきゃ、治療できません」と得意気な答えが返ってきた。いろいろと操作方を訊くと、いろいろなところをクリックして使い方を説明してくれた。「まだよく使い方がわからない機能もあるんですけどね・・・」と言っていたが、確実にこのパソコン導入はうれしいらしい。四台ある診察台全てにパソコン・モニターと、テレビ・モニターが付けられているのだ。

        待合室にあったテレビも壁掛け式の液晶テレビになっていた。このためにどういうことになったかというと、待合室ではテレビが鳴っていて、四台の診察台でもテレビが鳴っていて、さらには、院内放送でクラシック音楽が鳴っているという状態。

        いろいろと設備に関して訊きだすと、童顔の顔をクチャクチャにして喜んで説明してくれる。「井上さんは、機械好きですねえ」と言うのだが、私は機械が好きなのではなく、このマサルという人物が面白いと思っているのには気がついていないようだ。

        そして、驚いたことには、最近この歯科医院のホームページが出来ていることを発見した。へえー、マサルは、ついにホームページを持ったんだあ。凄いことになっている設備も、最新設備のところをクリックすると見られる。自慢の痛みのない麻酔注射の写真もある。

        それにしても、マサルはまだ私が過去何回か自分のホームページでマサルの事を書いたのに気がついていないようだ。検索すれば一発で出てきてしまうのになあ。

        怖いので言い添えますが、ちなみに私は、マサルを尊敬してますよ。歯科医としての腕は超一流。フィギュア・スケートの解説者の余技なんかでは断じてない。歯医者に行くのは憂鬱な事だが、私はマサル先生を信頼して、通うのを楽しみにしている。


February.16,2004 二千円札はババぬきのジョーカー?

        現金商売をしていると、一日に一枚や二枚の二千円札は受け取ることになる。それにしても、日本ではなんでこんなに人気がないのだろう。結構便利な気がするのだが、嫌われもののお札だ。

        そういう私も、お客さんから受け取った二千円札を、釣札として使うとか、銀行に預金するとかしたことはない。自分の財布から千円札を二枚取り出して、その二千円札と取替え、余所で使ってしまう。そのときに、何となく罪悪感があるのはなぜなんだろう?

        いつもここからというお笑いコンビがいて、暴走族の格好をして、「邪魔だ、邪魔だ、どーけ、どけどけ」とやるネタがある。先日テレビでこれをやっていて、思わず納得してしまった。

「おつり、二千円札で渡して、厄介払いしてんじゃないぞ、このやろめ!」
「このやろめ、日本全国で、ババぬきしてんだぞ。ばかやろ、このやろめ!」
「国家レベルで滑ってんじゃねえぞ、ばかやろ、このやろめ!」

        二千円札をババぬきのジョーカーに見立てた発想が、的を突いていて面白いではないか! 以来、二千円札を出すときに、心の中で「ほうら、ババがそっちに行ったぞ」と、薄ら笑いを浮かべてしまうようになった。罪悪感は無くなって、ちょっとしたゲーム感覚(笑)。


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