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蕎麦湯ぶれいく

2012年7月12日小海線

 今日はもう東京に帰らなければならない。

 5時には目が覚めず、5時30分ごろに風呂へ行く。
 露天に入ると小雨が降っている。私はもう帰るが、観光に来ている人はついてないね。

 今日はもうどこへも出かけないとなると、雨もまたいいもんだ。落ち着いた気分になれる。。部屋で何もしないでのんびりできる。こういう時間もまたいい。

 今日も団体客が多いとのことで、8時30分まで待って食堂に行き朝食バイキング。
 肉団子、とうもろこし、温野菜、大根の味噌煮、フライドチキン、焼売、煮豆、こんにゃく、おひたし、蒲鉾、野沢菜、ミニトマト、焼鯖、焼鮭、さつまあげ、納豆、味噌汁、パン、アセロラジュース、果物、ヨーグルト・・・。
 いつものことながら、もうメチャクチャ。食べたい物を集めてきただけ。

 中国人旅行客も多いらしくて、中国漢字表記も目に着く。思わず立ち止まって見てしまったり。

 ワーファリンを飲んでいた先週までは、納豆を食べることを禁じられていたが、もう食べる事ができる。八か月ぶりの納豆。おいしいなあ。

 風呂は10時までということで、最後の入浴に行く。さすがにもう誰も入っていない。広い風呂でゆったりと泳ぐ。ハハハ。

 11時チェックアウト。小海線甲斐大泉駅までの送迎車が出るまで、売店で買い物。ラウンジでコーヒー。外は相変わらず小雨。

 11時55分に送迎車が出る。

 12時ちょうどに甲斐大泉駅到着。行きはタクシーで来てしまったから、この駅に来るのは初めて。12時9分発の小淵沢行きに乗る。にわか撮りテツと化して、駅から、二両編成の列車が入線してくるところを撮る。
 列車は緑の中を小淵沢へ向かって走る。これはタクシーで走った道路よりも景色がいい。時間さえうまく接続できていたら行きも電車にしたのになあ。

 小淵沢では、約20分の待ち合わせで、12時45分発のあずさ16号が来る。このくらいの待ち合わせなら問題ない。駅弁を買い、駅そばの馬肉そばにも魅かれるが、朝食バイキングの食べ過ぎで、とてもそばまでは手が出ず。

 車内で、通路を挟んだ四人組の50代とおぼしき女性たちのお喋りを耳にしながら、車窓の風景を楽しんでいるうちに新宿。
 それにしても女性同士の会話って、聞くともなく耳にしていると、コロコロコロコロ話題が変わるなあ。年金のこと、昨日泊った旅館のこと、韓流スターのこと、息子と娘のこと、どこだかのスイーツのこと、いじめ問題のこと、上野のパンダのこと、ダイエットのこと、などなど。お疲れ様。

 東京はムシッと蒸し暑かった。本格的な避暑のシーズンはこれからだが、一足先に避暑を体験させてもらった。東京の夏も、もう目の前だ。

7月15日記

静かなお喋り 7月12日

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