直線上に配置

蕎麦湯ぶれいく

草木湖一周

2013年6月28日

 昨夜は一度だけ目が覚め、風呂へ行った。そのあとは朝までぐっすり。

 7時すぎに起きだして朝風呂。昨日はビール飲み放題だったので、ちょっと飲み過ぎたなぁと思ったが不思議とアルコールは抜けている感じ。山の中の空気は新鮮で、これぞ爽やかな朝だ。

 8時半朝食。山の中の宿なのに、ありきたりの朝食ではなく、いちいち凝っているのが凄い。
 なんと、きじ雑炊。アルコールで疲れた腹に優しいね。それにこれがまた実においしい。
 味噌汁は朝から具だくさんのとん汁。
 玉子焼きは上から餡がかかっているのがうれしい。
 サラダは生ハムサラダ。野菜が新鮮。
 ブリ大根は、ブリに脂が乗っていておいしい。
 カボチャのタジン鍋の甘いこと!
 そして焼きながら食べるきのこ(しいたけ、エリンギ、しめじ)。最近はよく魚の干物を自分で焼いて食べさせるところもあるが、それをきのこにしたのがいい。
 どうしても旅館の朝食って、ごはんに合うものにしがちで、塩分の強いものがズラリと並んでしまうことが多い。ここのは、ご飯をきじ雑炊にして、オカズも塩分の少ないものにしてある。健康にもよさそう。
 健康といえば、最初に食べたヨーグルトもおいしかった〜。

 10時半チェックアウト。本宿の駅まで自動車で送ってもらう。

 今日は、わたらせ渓谷鉄道をさらに進み、神戸(ごうど)まで行く。

 誰もいない本宿の駅で電車を待つこと15分。11時6分発の電車が姿を見せた。緑の中を走ってくる一両編成の電車って絵になるなぁ。別に鉄道マニアではないけれど、にわか撮り鉄になってしまうよ。

 電車に乗り込むと、さっそく車掌さんがキップを売りに来た。昨日の車掌さんは年配の方だったが、今日はまだ若い女性。初々しさも残るカワイイ人だ。『あまちゃん』のユイちゃんはミス北鉄であくまでアイドルだったけれど、このわたらせ渓谷鉄道、通称わ鐡の車掌さんからアイドルが生まれたら、それこそ実務も兼ねた、きっといい客寄せになるだろうなぁ。

 わたらせ渓谷鉄道は緑の山に囲まれた渓谷沿いを走っていく。車掌さんが窓の外の風景を解説してくれる声を聴きながら、電車は川の奥へ奥へとひた走る。

 神戸駅到着。今日はここからさらに上流にある人造湖、草木湖を歩いて一周してみようという計画。

 まずは不動滝を目指す。川沿いには大抵、滝があって、その形も様々だが、なぜか人は滝を見ると感動する。ただ水が落ちているだけなんだけどね。不動滝も豪快だった。

 不動滝から草木ダムへ。ここから時計反対周りで、草木橋を頂点にしてグルッと一周することにした。道は一応自動車道なのだが、自動車は滅多に通らない。狭い山道のハイキングコースとは違って歩きやすいのだが、なにせコンクリート。足の裏には負担がかかる。って、なにかと不満たらたらなのは年のせいかな。

 それにしても草木橋への道は思ったより遠い。草木ダムから赤い色の草木橋を見たときには、すぐ先に思えていたのが、いつまでたっても近づいてこない。どうもこれは道がクネクネと蛇行しているかららしい。「まだ橋に着かないのか」と心が折れそうになるころ、ようやく草木橋へ。これを渡って対岸へ。

 対岸は交通量の多い国道122号線。出発地点の草木ダムまでの道のりは、そう遠くなさそうだが、車が歩いている脇を通るので、あまり楽しくない。それでも富弘美術館まで来ると歩道が設けられていて歩きやすくなった。

 富弘美術館の先の草木ドライブインで休憩。コンビニで、春摘み苺アイス7個入りを購入。イチゴをくりぬいて、中に練乳アイスを埋め込んだもの。おいし〜い。それに冷た〜い。これを食べたら疲れが取れた。ゴールは近いぞ。元気に歩き再開。

 草木湖展望台で今までグルッと回った道のりを確かめ、神戸駅に向かう。

 神戸駅着15時35分。ちょうど4時間歩き回っていたことになる。疲れるわけだ。

 神戸駅には、車両をそのままレストランとした、[清流]がある。16時10分の登り電車まで、ここでアイスコーヒーを飲んで休憩。なんか落ち着くなぁ。

 相老からまた、行きと同じように、りょうもうに乗って帰京。

 今回もよく歩きました。

6月30日記





















静かなお喋り 6月28日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る


トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置