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蕎麦湯ぶれいく


松島

2017年10月2日

 宿の送迎車に仙台の駅まで送ってもらって、そのまま東京に帰ってもよかったのだが、せっかく仙台まで来たのだから、このまま帰るのももったいない。松島に行ってこようと思った。
 松島に行くのには、仙石線で松島海岸に行くのが一般的らしい。仙台駅の在来線の改札を Suica を使って通り、地下にある仙石線のホームに降りる。

 松島へは以前一度行ったことがある。あれはもうどのくらい前のことだっただろう? ひょっとするともう30年以上前のことだった気がする。どこだかの港から遊覧船に乗って、松島の沖の島々を眺めながら、松島まで行った。船のなかでは牡蠣鍋を食べた記憶がある。今回は列車での移動。
 仙石線は、ロングシートの座席。けっこう混んでいた。列車はほとんど街中を走っていく。地元の人が多く利用するのだろうと思ったのだが、あまり途中で降りて行く人も少ない。松島海岸駅までは40分近くかかった。松島海岸駅へ列車が着くと、多くの乗客が降りた。どうやら地元の人だと思っていた乗客は、ほとんど観光客だったらしい。

 松島海岸駅から人の流れと一緒に歩いて行くと遊覧船乗り場に着いた。遊覧船に乗ろうかと思って来たのだが、遊覧船はちょうど出航したばかり。次の便まで待つとなると、かなり待たねばならない。ぼんやり待っているのもナンなので、海岸の先の福浦島に行ってみることにした。海岸からちょっと離れた島だが橋が渡してある。
 行ってみたら手前に建物があり、そこから先は入場料が必要。それでも200円なら、まあいいか。
 福浦島には遊歩道もあって、ところどころからの眺めもいい。グルッと一周すると30分以上かかった。これなら200円は安いだろう。
 今日は残念ながら曇っていて、松島の眺めもイマイチ。するとなんだか金を払って遊覧船に乗る気が、だんだん失せて来てしまった。ここから沖合を眺めただけで充分。
 福浦島を一周したあと、五大堂に行ってみたら、こちらは中国人観光客でいっぱい。もう騒がしいったらない。その瞬間にもう完全に遊覧船に乗る気は失せていた。きっと遊覧船も中国人でいっぱいだろう。中国人が嫌いなわけではないが、あの人たちって、なんでまああんなに騒がしいんだろう。
 さらには人ごみ自体にうんざりしてきてしまった。以前に来たときは冬で、オフシーズンだったせいか観光客も少なく閑散としていた記憶がある。今はハイシーズンだし、あれから中国人観光客も増えたということだろう。
 また松島海岸駅へ戻って、多くの観光客と一緒に仙台に帰るということすら嫌になって来た。地図を見ると、国道沿いをしばらく歩くことになるが、東北本線の松島駅というのがあって、そこからでも仙台に戻れる。それで急遽人の行きそうにない東北本線松島駅へ。
 駅に着いてみると20分ほどの待ち合わせで仙台行きが来る。駅の自販機で、いちごココアなるものを買って飲みながら列車を待つ。
 やってきた列車は、ロングシートではなくボックス席。しかも空いている。こちらにして正解だった。
 外を眺めながら20分ほどで仙台。仙石線の半分の時間しかかからなかった。

10月4日記


福浦島入場券の半券
「橋が通りたかったら金を出せ」
と言っているオニイサン


金を払って福浦橋


カモメさんもお出迎え


ここからでも松島湾は見られる


遊覧船は乗らなくてもいいや


牡蠣の養殖場?


食堂の前で寝ていたネコさん


東北本線松島駅改札


いちごココア、初めて


糖分補給。元気が出てきた


静かなお喋り 10月2日

静かなお喋り

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