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蕎麦湯ぶれいく

難波散歩

2013年4月28日

 [なんばHatch]で『復活!!LIVE夢の乱入者2013』を観るために、ゴールデンウイークのさなか大阪へ一泊旅行。難波・日本橋のビジネスホテルに宿を取った。15時すぎにチェックイン。ライヴは19時からなので、まだ時間がある。[なんばHatch]の場所を確認がてら、荷物を宿に置くと難波の街を散歩することにした。

 難波地下街なんばウォークでは、『消えたバースデープレゼントを探せ!』という謎解きゲームイベントをやっていて、たくさんの参加者が手に配られた印刷物と筆記用具を持って、地下街のあちらこちらに貼りだされている問題やらヒントやらを見て、解いて歩いている。私もやってみたかったのだが、解くのに二時間くらいかかるらしくて、時間がないので断念。大阪に住んでいるのならやってみたかったところ。

 途中で地上に上がってみると、地下と地上では大違いの光景が広がっていた。地下は整然と店が並んでいるという感じだったが、地上はやたら町中に看板が無秩序に取り付けられているという感じ。しかもなにか独特の匂いがあるし、街自体が醸し出しているエネルギーのようなものが感じられる。ゴールデンウイーク期間中ということもあるのだろうが、人通りもかなりあり、ごったがえしている感じ。

 [なんばHatch]は繁華街からひとつ信号を越した、湊町リバープレイスにあった。ここまで来るとまた風景はガラリと一変している。さっきまでの混雑と、どこか猥雑な空気は消え去り、人通りも少なくなり落ち着いた景観が広がっている。通りをひとつ隔てただけというのが信じられないほど。地下と地上、ひとつ信号を渡った先と、別空間があるというのは、東京でいえば新宿に近いかもしれない。新宿東口と西口新都心の違い。さらには歌舞伎町からゴールデン街、そして新宿二丁目といった濃い地帯にも共通したものがあるのかもしれない。

 [なんばHatch]からまた難波繁華街に地下道を抜けてから地上に上がってみた。大阪の街は何回か来ているのだが、いまだによく地理が頭に入っていない。しばらく歩き回っているうちに、以前来たところに行きあたる感じ。[よしもとなんばグラカド花月]の前に出た。凄い人ごみ。大阪弁が飛び交う雑踏を抜けて宿へ戻る。それだけで街のパワーに圧倒されて疲れてベッドに横になる。部屋の窓からは隣のビルの壁しか見えない。都市の熱気に圧倒され、しばし眠り込んでしまった。

4月30日記





















静かなお喋り 4月28日

静かなお喋り

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