直線上に配置

蕎麦湯ぶれいく

猿倉

2016年9月10日

 宿の送迎車で、八方バスターミナルまで送ってもらって、昨日行った八方尾根方向を見上げたら、北アルプスの山がきれいに見えているではないか。昨日は雲がかかって、まったく見えなかった。それにしても北アルプスって、きれいな山だよなぁ。登山が好きな人が登りたがるのもわかる気かする。

 猿倉行のバスに乗り、猿倉へ向かう。ここは白馬大雪渓への入口。普通の登山者は当然、大雪渓まで行くのだが、軟弱ハイカーである私は、そのずーっと手前。林道の部分だけ歩いて戻ってきてしまおうという、極めて安直なプラン。

 終点の猿倉には[猿倉荘]という山小屋があり、その横の道から登る。なんだかいきなり狭い登り道。「聞いてないよ〜」とブツブツ言いながら登っていくと、広い林道に出た。これこれ。超軟弱ハイカーは、こんな道にしか馴染めない。

 歩き始めてすぐに、左側に入っていく山道があった。鑓温泉へ向かう分岐だそうだ。鑓温泉までは「4−5H」と書いてある。山道を歩いてしか行けない秘湯というやつだ。私なんかが歩いて行ったら5時間じゃすまないかもしれない。下手すると遭難するかも。
 なんてこのときは思っていたのだが、帰ってからネットで鑓温泉を調べてみたら、けっこう山に慣れていない人でも一人で行っていたりしているのを読んで、こりゅあ、身体を鍛え直して行ってみたいものだと思ったのだが・・・やはり無理は止めておいた方がいいかな。

 林道を気持ちよく歩いて一時間弱のところで、細い山道になっていた。バスの時間もあるし、ここで引返す。まったく笑われても仕方ない軟弱ぶりだが、これでいいの。

 [猿倉荘]に戻って、バスが来るまで時間つぶし。豊富なメニューから抹茶氷練乳プラスを頼む。今年初めてのかき氷。そしてこれが最後になるだろう。私には、年に一度くらいがちょうどいい。ついでに、たまごプリンも食べる。と、「チーズケーキも、今出来立てですよ」と言われて、心が揺れる。しかしさすがにこれは断念。どうやらこの山荘、すべて手作りらしい。食事メニューの牛丼もカレーライスもレトルトなんかじゃない。近くのテーブルで食べている人のカレーライスがとてもいい匂いを放っている。

 いつか改めて、大雪渓を歩き、槍温泉で一泊して、帰りに[猿倉荘]のカレーライスを食べたいと思ったが・・・無理だろうなぁ。

9月13日記



















静かなお喋り 9月10日

静かなお喋り

このコーナーの表紙に戻る


トップ アイコンふりだしに戻る
直線上に配置