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蕎麦湯ぶれいく

塩原一泊旅行A

2012年4月26日

 夜中に二度、目が覚める。

 私の泊った部屋には露天風呂が付いている。夜中に目が覚めたら風呂、また覚めたら風呂というのが、私の温泉地の過ごし方。それが自分の部屋に露天風呂が付いているとなれば、他のお客さんに何の気兼ねもなく入れる。
 この真夜中のシーンと静かな露天風呂に、のんびり浸かっているのがいいんだよなあ。落ち着いた気分になれる。
 今の時期は、それほど寒くも無く、かといって暑くも無く、いつまでも入っていられる感じなのがうれしい。
 夜の空気を感じ、暖かい湯にくつろぎ、また寝床に戻る。そうするとまた、スーッと眠れる。贅沢といえば、こんなに贅沢な夜の過ごし方はない。

 二度目に目が覚めて露天風呂に入った時には雨が降っていた。どうやら、今日は一日雨降りらしい。

 次に目が覚めたのは7時。7時過ぎには廊下にコーヒーの用意がしてあるとのだったので、行ってみると確かにコーヒーが用意されていた。朝はコーヒーがないといられない方なので、これはありがたい。

 8時朝食。

 まずは、青りんごとほうれん草のジュース。朝のジュースで、しかも身体によさそう。おいしい。

 旅館の朝食って、ご飯のオカズになるものが多くて、困ってしまう。そんなにご飯は食べられない。でもご飯と一緒に口に入れたいものが多すぎる。そんなとき、せめて薄味のオカズならなあと思うのだが、この旅館の朝食のオカズは全て薄味になっている。結局、佃煮も納豆も全て完食した。

 枋葉焼きと、湯豆腐に火が入る。そこに、ふかひれの茶碗蒸しが出される。うわー、何から食べよう。生卵がまたおいしそう。やはり卵かけご飯か。

 サラダに付いてきた、これまた自家製だというニンジン・ドレッシングがおいしい。これならパクパクいくらでも食べられる。

 自家製プリンまで食べた時には、これはもう、昼はいらないなと言う気になる。

 すごいリッチな朝食を食べた気になった。

 10時のチェック・アウトまで、また風呂に入り、のんびりする。外は雨。観光という感じではない。

 10時に送迎車でJRのバス・ターミナルに送ってもらう。10時55分のバスまで待合室で雨を見ながら、ゆったりと過ごす。こういう時間が無駄と思われなくなったのは、引退してガツガツしなくなったせいなのだろうか?

 バスは温泉街を抜け、渓流沿いに走る。塩原というところは、川沿いに距離の長い観光スポットのようだ。これを回るのにはクルマが必要かもしれない。

 12時、東北新幹線・那須塩原駅到着。12時30分発の新幹線のチケットを購入。一路、東京へ向かう。





















4月27日記

静かなお喋り 4月26日

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