このコーナーは、中央競馬G1、11レースに1レース1000円ずつ賭けてみようという企画です。でも、どちらかというと競馬G1レースをネタにして笑いが作れないかという試みなのです。真面目に競馬をやっている皆様ごめんなさい。そういうサイトではないんです。
January.2,2007 有馬記念
「う〜ん、やっぱりそうか」
「いったい、他のどの馬券を買えって言うんだよ」
「ジャパンカップでは130円付いたけど、有馬じゃあ120円」
「これで今期終了だ。精算してみようか。11戦7勝4敗。その4敗もエリザベス女王杯でカワカミプリンセスが斜行して他の馬の進路を邪魔していなければ勝てていたレースだし、朝日フューチュリティでゴールドアグリが骨折していなければ勝てていたレースかもしれないんだぜ」
「そして、このコーナーが、もっとつまらなくなったろうな」
「1レース1000円投資の11000円。11レース合計の払い戻しが30700円。差し引き19700円の勝ちだ」
「ほんと、つまらなくなったな」
「もういいんだ。オレは、このコーナーでおちゃらけやめたんだから。来年からは真剣勝負のコーナーにするぜ」
「大丈夫かね、こいつ」
「ポスターの隣にクリスマス・ツリーが立ててあったので、一緒に写し込んでみました。
「そういやあ、今年の有馬はクリスマス・イブだったなあ」
「サンタのおじさんのプレゼントだったかも」
「ふん、真剣勝負のコーナーにするなんて、サンタクロースじゃあるまいし、大きな風呂敷広げてるんじゃないよ!」
「あれは、風呂敷じゃなくて袋。風呂敷かついでいるわけないじゃないか」
「袋か。来年は袋小路に迷い込まなきゃいいけど」
December.29,2006 朝日フューチュリティ
「6番人気ゴールドアグリの単勝・・・ゴールドアグリは8着。残念だな」
「レース後、ゴールドアグリは左後足を骨折していたことがわかったそうな。激しいレースだったんだな。それさえなければ、ひょっとしてゴールドアグリが優勝してたかもしれないんだぜ」
「それはそうと、なんで6番人気馬を買ったわけ?」
「前回の阪神ジュベナイルFで勝ったのはウオッカ。ウオッカのお父さんは誰かと言うと、タニノギムレット。このゴールドアグリもタニノギムレットの子供だろ」
「ははは、今回はやけ酒の方だな」
「でもさあ、なんでジンベースのカクテルの子供がウオッカなんだ?」
「知るか!」
「ギムレットはジンとライムジュースのカクテル。ライムだけに酸っぱいしたー、なんてね」
「・・・・・それか! 阪神でも本当に言いたかったオチは!」
「えへへ、実を言うと、その通り。でも今回は、ゴールドアグリで、金をアグリといただき・・・なんて言いたかったんだけど」
「くっ、口がアングリ」
December.20 阪神ジュベナイルF
「おっ、酔っ払ってるのか?」
「けっ! 酔っ払ってるのかじゃねえよ。最近、このコーナーはつまらないなんて言いやがって!」
「なにやけ酒飲んでるんだよ」
「くっそう、黒字で悪いか? オレが負け続けて火の車になっているのが、そんなに読みたいのかあ? 冗談じゃねえよ」
「そんなこと言ってないだろ。いいから阪神ジュベナイルFの馬券見せてみろよ」
「見せたくない! 見せたくないもんね! またバカにするんだろ」
「ははあ、つーことは、はずれたんだな」
「ほら、これ」
「4番人気ウオッカの単勝。的中じゃないか」
「くっそう、また当っちまったよ。またまたつまらなくなるこのコーナー」
「何言ってるんだ。良かったじゃないか」
「うへへへへ。冗談に決まってるじゃないか。このコーナーなんて、つまらなくなったっていいもんね。わーい、只今絶好調」
「なんだ、てっきり、また負けて、やけ酒飲んでいるのかと思ったよ」
「実のところ、ウオッカではずれて、やけ酒だあ、っていうようなオチを考えていたんだけど、まいったなあ、当っちゃったよ。もうこうなったらオチなんてどーでもいいもんね」
「配当が1110円。結構付いたなあ」
「ぐへへへへ。11100円の払い戻しだ。これで今期払い戻し額が総計29500円。大黒字だもんね」
「信じられないな」
「これで、今年はいい年末を迎えられそうだな。どうだい、面白いことになってきたろ。それにしても、今年ももう押しつまってきたなあ」
「つまらねー!」
December.15,2006 ジャパンカップ
「やっぱりな。でもこんなの買ってどうするんだよ。当ったからよかったようなものの、いくらも配当付かなかったろ」
「でも130円付いたぜ。凱旋門賞のケチが付かなければ、110円だっろうな、おそらく」
「1000円買って、1300円の払戻し。利益が300円か。場外馬券場への交通費にもならないだろ」
「まっ、配当はどうだっていいんだ。ここでディープインパクトの単勝馬券を買うか買わないかというのが問題なんだ。やっぱり、世紀の名馬の思い出として、この馬券が欲しかったというわけなんだなあ」
「じゃあ払戻しはしないで、この馬券持っているのか?」
「いや換金はするよ。それじゃ1000円でこの紙切れを買ったことになっちゃう。思い出といっても、こうやってネット上に乗せた事だしさ」
「なんだあ。やっぱり払戻すのか」
「思い出といったって、やっぱり現金の方が重いでー」
December.10,2006 ジャパンカップダート
「また1番人気馬の単勝なんて勝っちゃってえ。もう守りに入ったとしか思えないじゃないか。でも残念だな。優勝は7番人気のアロンダイト。シーキングザダイヤは2着」
「そうなんだよな。あとから考えたら、シーキングザダイヤって、去年のジャパンカップダートでも2着。そのほか、地方でも中央でも万年2着馬なんだよなあ。失敗したよ」
「負け癖が付いているとしか思えないだろ。こんな馬の単勝買っちゃダメ」
「ところでさあ、以前シーキングザパールって馬がいたよな」
「ああ、シーキングザダイヤのおかあさんだよ。96年から99年にかけて大活躍をしたもんだ」
「そうそう。他にもシーキングザゴールドっていうのも聞いたことがある」
「有名なアメリカの名馬だよ。シーキングザパールのおとうさんさ」
「ふうん。つまりシーキングザゴールドってシーキングザダイヤのおじいさん。つまり孫ってわけなのか。宝石の血統なんだな」
「この血統の馬は宝石なんかよりも、ずっと高額だぜ」
「でもさあ、正確に言えば、ダイヤじゃなくてダイヤモンドだろ」
「日本の競馬界では十文字以内の名前にしなくちゃいけないからな。シーキングザダイヤモンドじゃあ12文字になっちゃう」
「それだ。それがいけないんだ。モンドがないから中途半端で、万年2着なんだよ。シーキングザダイヤモンドだったら1着だったのに」
「うるさい奴だな。負けは負け。モンドう無用!」
December.4,2006 マイルチャンピオンS
「お前なあ、最近、このコーナー、つまらなくなったって評判だぞ!」
「なんでだよ。ずーっと、的中が続いているじゃないか」
「それがつまらんというんだよ。えっ? だいたい1番人気の馬の単勝に賭けてどうするんだよ」
「だからあ、毎日大冠→天皇賞1着のダイワメジャーは現役では最強なんだってことなんだよ。他に何を買えってんだよ。オレが負ければいいのかよ」
「そういうコーナーなんじゃないの?」
「負ければお前が突っ込むくせに」
「ううう、まあな。でもそういうコーナーだったんじゃないの?」
「ダイワメジャー1着で今回も的中。配当230円だから、払い戻し2300円。これで今期累計17100円。逃げ切りだね」
「おいおい、このコーナー、どうなっちゃったんだよ。マジで競馬してるじゃん」
「いいんだもう、勝てれば。オチなんてどーでもいいもんね」
「それじゃあ、ダイワメジャーじゃなくて、ダメジャーないか!」
November.22,2006 エリザベス女王杯
「やっぱりカワカミプリンセスを買ったんだ。1着で入っておめでとうと言いたいところだけど、残念ながら4コーナーを回ったところで斜行。ヤマニンシュクルの進路を妨害したということで、12着に降着処分されたんだよな」
「納得いかないよなあ。進路妨害だかなんだか知らないけど、直線に入ってからの強さはやはり他を圧倒してたもんなあ」
「仕方ないじゃないか。そういうルールなんだもの」
「だって、勝ってたんだぜ。あの直線での走り見たろ? 進路が狭くなったって、ヤマニンシュクルじゃあ、進路が空いていたとしても優勝は出来ないぜ」
「それはそれ。しょーがないじゃないか」
「こっちは連勝がかかっていたんだぜ。そんなルールのせいで馬券が紙くずになるなんてヘンだよ。せめて元金だけでも払い戻して欲しいよな」
「まあ、気持ちはわかるけど、そうなんだから」
「シェルズレイが逃げて、他の馬との距離をグーンと広げていた道中は、ひょっとして逃げ切ってしまうんじゃないかとハラハラしたけど、やっぱり4コーナーで捕まって失速。そこをカワカミプリンセスが抜き去っていったときは、『やったあ』と思ったんだけどなあ」
「そのシェルズレイの進路も妨害したんじゃないかとの協議もあったようだけどな」
「そんなあ。そんなの到底、納得しズレイよ」
「負けは負けさ」
「くそー! JRAにせめて元金を払い戻せと抗議に立ち上がらなくちゃな」
「ポスターの馬の方が、走らないで立ち上がっちゃってるよ」
「ふう、それじゃあ勝てるわけないか」
November.6,2006 天皇賞
「日本ハム、日本シリーズを征して日本一。いやいや、強かったなあ」
「というか、今回の日本一決戦は新庄一色だったね。負けても新庄の記事がスポーツ新聞を飾ってた。日本シリーズじゃなくて新庄シリーズ」
「まさにスーパースターだな」
「競馬なんかより、野球の方が面白かったな」
「おいおい、そうやって逃げるなよな! 天皇賞の馬券、見せてみろ!」
「えへん」
「ダイワメジャーの単勝! おい、お前、本当にこれを買っていたのかよ! ダイワメジャー1着で的中しているじゃないか」
「これで4戦全てに単勝一点勝負で3勝1敗。700円の配当で7000円の払い戻し。スプリンターズSと秋華賞の払い戻し合計が7800円だから、それに今回の7000円をプラスして、14800円。早くも今期黒字決定だ」
「ダイワメジャー、4番人気だったじゃないか。よくダイワメジャーを買ったもんだな」
「これは、以前から言っていることなんだけど、前走を毎日王冠に出て好成績を取った馬が、現時点で最高に強い馬なんだってことなんだよ」
「今年の毎日王冠組は、ダイワメジャーが4番人気、ダンスインザムードが5番人気。人気薄だったぞ。1番人気はスイープトウショウ」
「スイーブトウショウは去年は毎日王冠から回ってきてんだけど、毎日王冠6着だったから天皇賞でも5着。今年は京都大賞典1着から回ってきたわけだから、あまり信用できなかったんだ。牝馬でもあるしね」
「2番人気のアドマイアムーンは札幌記念1着で、3番人気スウィフトカレントもいらないと思ったのか?」
「スウィフトカレントは産経賞オールカマー4着から回ってきたんだぜ。いらないよ」
「でも、天皇賞では2着。危なかったぞ」
「1/2馬身差か。それでもダイワメジャーの勝ちは確信してたんだ。先行策を取るようになっていたし、毎日王冠より200m距離も増えたし、いけると思ったんだ」
「お前がそんなに考えて馬券を買っているとは思わなかったな」
「中居くんが言っているように、『戦っているのはサラブレッドだけじゃないん』だ。日本ハム・ファイターズも戦っているんだ」
「何? そこに繋げるのか?」
「日本ハムの新庄もメジャーリーグから帰ってきて、日本ハムを日本一に導いて大きな○、ダイワ(大輪)。ダイワメジャーも大輪だ。オレの秋のG1も大輪。全部、マルっと!」
「ほんと、オレは今思えの事を思うと、日本ハムのヒルマン監督のような気持ちだよ」
「えっ?」
「しんじらんな〜い」
October.28,2006 菊花賞
「ディープインパクトから薬物反応! 凱旋門賞3着は取り上げ! 凱旋門賞で優勝できなかったこともショックだったけど、薬物騒ぎの方がショックだなあ」
「ディープインパクトだけに深い衝撃だったな」
「お前、どうしてもオチに持っていこうとしているだろ。そんなことより菊花賞だ」
「手堅くいけると思ったのになあ。三冠がかかっていたんだし1番人気。ここで勝てないでどうなるって感じだったしさあ」
「う〜ん、1着が8番人気、しかも大外18番のソングオブウインドとはなあ」
「中居くんのポスターには何て書いてあるんだ?」
「『でっかく花の差でキメちゃってくれ』。鼻の差で勝てると思ったのになあ」
「ウソつけ。ソングオブウインドとメイショウサムソンとの差は4馬身以上の差があったぞ」
「ソングオブウインドは薬物でもやってたんじやないか?」
「そういう誤解を受けるような発言は慎むように!」
「でも、本当に薬物って、菊花な?」
「えっ!?」
October.22,2006 秋華賞
「カワカミプリンセスの単勝! 的中じゃないか! 2番人気馬だったとはいえ、よく買ったなあ。これで2戦2勝。配当360円で3600円。スプリンターズSの4200円と合わせて、7800円。着実ながら勝ちに向ってるな」
「うふふ、本気出せばこんなものよ。今回は穴馬なんて狙わずに確実に行くんだ」
「おい、以前にもそんな事言ってたろ。それで穴馬にばかり手を出して、あとがボロボロ」
「でも、あのシリーズも黒字だったんだぜ」
「ほんと、このところ黒になるんだから不思議だよな。今回はなんでカワカミプリンセスなんだ?」
「そりゃあ、このところの話題は皇室でしょ」
「むっ、ひょっとして、それでプリンセス?」
「秋華賞で秋篠宮様って連想もあったしね」
「お前、懲りてないだろ」
「秋篠宮殿下と紀子様の間に男の子がお生まれになったのが、カワカミプリンセスを買った動機かな」
「おい、ちょっと待て。それならプリンセスじゃなくてプリンスだろ」
「まあ、堅いこと言うな。プリンセスがお産みになったんだから」
「お子様の名前が悠仁親王。これ、ひさひとって読むらしいけど、読み方に無理があるんじゃないか? ゆうじん、あるいは、ゆうひとだろ」
「まあ、いいじゃないか。最近、この名前を真似する芸能人が出てきた。ゆずっていうデュオのひとりが北川悠仁」
「あれはそのまま、ゆうじんと読ませるんだよ。それに真似したんじゃなくて、ゆずの北川の方が先に名乗っているの」
「ゆずだけに、名前をゆずった」
「あ〜、頭痛くなってきた!」
「中居くんもポスターで言ってるぜ。『夢は秋、開く。』 オレの夢、G1全勝の夢の扉は開かれた!」
「大丈夫かねえ、この先、こんな賭け方で」
「悠々自適。悠然と行きましょう」
「オチは無しかよ」
「オチ・・・・・紀子様が男の子を産み落とされた」
「ゆずで止めとけばよかったのに」
October.7,2006 スプリンターズS
「凱旋門賞、我ら日本の期待ディープインパクト3着! 優勝は確実だって言われていたのにな。日本中の競馬ファンの溜息が聞こえるようだぜ」
「日本時間深夜にもかかわらずテレビの視聴率16.4%だぜ。今やゴールデンタイムのジャイアンツ戦だってそんなに視聴率取れないぜ」
「まあ、まだ3歳だし、来年リベンジしてもらおうか。ところでスプリンターズS・・・って、まだこの連載続けるつもりなのかよ」
「まあいいじゃん。付き合えよ」
「『アタマの差で勝ちてぇ』って、お前じゃ無理だな」
「うふふ、そう思うか?」
「テイクオーバーターゲットの単勝。当たり馬券じゃん」
「まあ、1番人気だったけどな」
「それでも420円ついたから、4200円か」
「今シーズン、いいスタートだろ」
「信じられん。お前がそんな堅実な馬券を買うとはな」
「アタマの差どころか2着のメイショウボーラーに2.5馬身離してのゴールだ」
「3コーナーで先行馬を捕えて、そのままゴール。まさにテイクオーバーターゲット」
「おいおい、お前英語わかってたのかよ」
「アタマの差だね」
「信じられん」
「今回、外国馬がやっぱし強いと思ったしね。馬柱で[外]の馬探して、その中でも最有力のテイクオーバーターゲット、この単勝で決まりだろうと思ってたんだ」
「凱旋門賞でディープインパクトが敗れても、お前が元気なのはこのせいか」
「うん、テイクオーバーターゲット強かったな。まさに外専門ショー」
「なに!?」