このコーナーは、中央競馬G1レ−スに1レース1000円ずつ賭けていこうという企画です。ただし、内容は競馬というものを使って、何か笑えるものをつくれないかという実験になってきてしまっています。真面目に競馬をやってらっしゃる方、どうぞ怒らないでぐたさい。

July.4,2007 宝塚記念

「さあ、十一番勝負今期これまで、10戦して9勝1敗。第1戦のフェブラリーステークスで勝っただけで、あとずーっと負けっぱなしだな。最後の一戦どうだった?」
「うん・・・」

「4番人気ポップロックの単勝。惜しいなあポップロックは3着。複勝で買っていれば、それでも190円ついて1900円戻ってきたのに」
「1900円じゃあ意味なかったんだよ。なにしろフェブラリーステークスで5900円払い戻し受けて、あと10戦もあるんだから、楽に勝ち越しができると思ったのに、そのあと9連敗だからねえ。ここで一気に赤字を埋めようと思って、オッズを見ていたら、ポップロックの単勝が6.9倍。ここで1000円をポップロックの単勝に賭ければ、払い戻しが6900円。勝ち越せるとみたんだけどなあ」
「それだったら、3番人気のアドマイアムーンにすれば、1着に入って単勝670円。6700円の払い戻しで、これでも勝ち越せたのに」
「そうなんだよなあ。なんで、アドマイアムーンを買わなかったんだろう。ムーンだけにツキを呼び込めたになあ。ホント、自分でもなんでポップロックを買ったのかわかんない。まっ、しょうがない。秋に期待しよう」
「『しょうがない』なんて言うなあ! 久間防衛庁長官みたいに辞任に追い込まれるぞ。ほんと、防衛庁長官といい、お前といいロックでもないやつだな」
「ええーっ! それが今回の結論?」


June.21,2007 安田記念

「グッドババ、7番人気7着。おいおい、どうするんだ、今期もうあとがないぞ」
「天気もよかったし、馬場の状態もよかったから、グッド馬場でいただきかと思ったんだけどなあ。ちっともグッドじゃなかった」
「グッドっていえば、コムスンのグッドウィル。こちらもちっともグッドじゃなかった。介護費用の水増し請求はグッドじゃないだろう」
「水が増したら、グッドな馬場じゃなくなる」
「何言ってんだよ、お前、本当に壊れてきたな」
「もうボロボロ。誰か介護してくんないかなあ」
「お前ももういい年なんだから、バカな賭け方はやめろよ」
「できたら金銭的介護をお願いしたい」
「できるかい! 競馬なんてやらないで、他の遊びできないのか? トランプとか」
「う〜ん、今回はトランプやったような気分なんだよ」
「えっ?」
「ババ引いちゃったみたい」


June.13,2007 日本ダービー

「ダービー、唯一参加した牝馬ウォッカが優勝。これは珍しいケースだったな」
「ウォッカなんて名前だから牡だと思っていた」
「ウォッカは実は女性名詞なんだなあ。だからそれほどおかしくはないんだ」
「フランス語とかドイツ語みたいなヨーロッパ言語って、男性名詞と女性名詞があって、それを憶えるのがめんどうで挫折しちゃうんだよな。なんで物にいちいち男女の区別があるんだあ?」
「そんなことより、お前は何に賭けていたんだ?」

「いいだろ、当選待ちって名前。果報は寝て待てだよ」
「トーセンマーチ、15番人気、14着。ごくろうさん。当選していません。大方、酒でも飲んで、レース見てたんだろ?」
「うん、ウォッカベースのカクテル飲んで」
「?」
「トマトジュースで割ってさ。ブラッディマリー。そう、もう負け続けで血まみれ・・・・・」


June.1,2007 オークス

「お前、本当に真面目に競馬やる気があるのか? 前回のヴィクトリアマイルは何なんだよ」
「ねえ、見て見て!」

「ミルクトーレル13番人気8着。はい、ご苦労さん」
「ひゃははははは、牝馬だからって、『ミルク取れる』だって。うはははは」
「バカ! お前本当にやる気あんのか?」
「それにしても、まったくいいとこなかったなあ、ミルクトーレル。どこ走ってたのかわからなかった」
「ミルクはミルクでも牛乳じゃないの?」
「えっ! ミルクトーレルは牛? 牛が馬の中に混じってたの? 牛かあ。国会じゃないんだからさあ、牛歩戦術はやめてほしい」」
「バカ! 何言ってんだおまえ。ここんとこ、ぜんぜん取れないんで頭おかしくなったんじゃないのか?」
「牛だけにモーいけません」
「壊れた・・・・・」


May.18,2007 ヴィクトリアマイル

「サヨウナラ、18頭だて18番人気。17着。ばーか! はい、さようなら」
「あ、あの」
「さようなら」


May.16,2007 NHKマイルカップ

「荒れたなあ。18頭だてで17番人気のピンクカメオが1着だもんなあ」
「ピンクカメオ、桜花賞ではやっぱり18頭だてで14着だもん。買えないなあ、普通」
「ってことは、お前もやっぱりハズレか?」
「う〜ん、いけると思ったんだが・・・」

「4番人気、10着。お疲れさん」
「単勝馬券をダイレクトキャッチって思ったんだけどなあ」
「ワンバウンドでもキャッチ出来なかったじゃないか。つーより、エラーだなこれは。それも、これで大量得点を許しちまったようなものだな」
「そうだよな。2着に1番人気のローレルゲレイロが入ったものの、3着は18番人気のムラマサノヨートー、4着は15番人気シベリアンバードだもんなあ。う〜ん、万馬券だったのにダイレクトキャッチできなかった」
「しかもフィルダーズチョイスってとこかな」
「しかし、なんで直線伸びなかったかなあ」
「はい、ウダウダ言ってないで、負けは負け。ゲーーームセット!」


May.8,2007 天皇賞

「メイショウサムソン、強かったなあ、やっぱり」
「天皇賞って、春と秋にあるんだけど、どちらもやっぱり実力がある馬が勝つんだよな、データからすると」
「データはいいけど、お前、メイショウサムソン買ったのかあ?」
「いや」

「デルタブルースの単勝か。残念、デルタブルースは12着と惨敗だな」
「いや、実力はある馬なんだぜ」
「まあな、でも最近はあまり優勝からは離れてないかい?」
「でも去年の11月ではオーストラリアのメルボルン・カップで優勝しているんだぜ」
「でもそのあとの有馬記念では6着。やっぱり勢いを失っているよ」
「うん、それで気がついたんだけどさ、去年の春の天皇賞にもデルタブルースは出ていて、このときも10着に敗れていたんだ。データによると春の天皇賞、デルタブルースには向かないのかもな」
「ははは、それが本当のデータブルース」


April.27,2007 皐月賞

「モチの複勝だあ? お前、本気でこんな馬券買ったのかあ?」
「モチろん! モチだけに粘って粘って3着以内には入るんじゃないかと思ったんだけどなあ」
「18頭のうち、17着だぜ。ぜんぜんいいところ無しで終わっちゃったな。しかし、粘ってモチなんてベタな洒落だなあ」
「そう、モチだけにベタベタ」
「モチは、どう考えても、あのメンバー相手じゃ力不足だろ」
「力うどんって、なぜモチが入っているか知ってるか?」
「さあ」
「力持ちって洒落なんだなあ」
「うへー、ベタ」
「そう、ベタベタ」
「今どき、モチなんて正月でもなきゃ喰わんだろ」
「そんなことないよ、そば屋やってると、一年中モチがあるから、よく喰うぜ」
「ふーん、いつでもモチが喰えるんだ」
「あっ、やきもち焼いてる」
「うるせえ、モチなんてなあ、正月の雑煮だけで結構だ」
「オレは雑煮より、汁粉とかぜんざいの方がいいな」
「それが甘いんだ! この銭失いが!!」


April.20,2007 桜花賞



「3番人気ダイワスカーレット優勝。断然の1番人気のウオッカが2着に敗れるという波瀾のレースだったなあ。お前の事だから、ウオッカの単勝でも買ってたんだろ? 勝ったら『祝杯だ』、負けても『やけ酒だ』てサゲればいいんだから」
「う〜ん、今回は違ったんだなあ」



「4番人気ショウナンタレントの複勝。4番人気馬の複勝狙いって面白いけれど、残念だったな。13着だ」
「この日、東京都知事選挙の投票日だったろ。都知事選の1番人気は石原慎太郎。石原慎太郎といえば、湘南ボーイでタレントさ」
「あのな、人気だとかそんなんじゃないの! しかも石原慎太郎はタレントじゃなくて作家。タレントは弟で、亡くなった石原裕次郎」
「まあいいじゃん。石原慎太郎、優勝したんだし」
「優勝じゃくて、当選っていうんだよ、バカ! ところで、お前投票には行ったんだろうな!?」
「行かなかった。だって鉄板なんだもの、今回の選挙。配当が少なすぎるでしょ」
「配当なんて出ないの! 選挙と競馬を一緒にするんじゃない!」
「せめて、場外馬券売場の隣に投票所を作ってくれれば、ついでに投票したのになあ」
「この罰当たりめが!」
「罰当たりでもいいもん。当れば」
「こ、この〜!」


April.3,2007 高松宮記念


「『その直線に瞬きを許されない』。このキャッチコピーどおり、最後の直線は凄い闘いになったなあ。結局1番人気のスズカフェニックスが一つ実力が抜けていた感じで1着。そしてなんと13番人気のペールギュントがギュ〜ンとやってきて2着。馬連で40250円の万馬券。で、お前は?」
「う〜ん」

「2番人気プリサイスマシーンの単勝かあ。残念、プリサイスマシーンは3着だったな」
「この馬、あとから考えたら左回りは苦手なのかもなあ。4コーナー回るのに回りにくそうにしてたものなあ」
「なんでプリサイスマシーンだったんだ」
「前からこの馬、名前が好きでさあ。プリサイスマシーン。精密機械」
「精密機械も故障することあるんだな」
「今度は、左回り用に精密機械を調整してもらおう」
「ついでに、お前の頭も左巻きを治してもらえ」


February.28,2007 フェブラリーS

「ええーっ! いきなり的中かよ。3番人気サンライズバッカス、配当590円で5900円」
「やったねといいたいところだけど、困ったもんだよなあ。これでまた今期もこのコーナーがつまらなくってしまう予感」
「なにかオチをつけやすい馬を買ったんんじゃないんだろうな。はずれてサンライズ馬っ鹿すとか」
「そういうわけでもなかったんだけどさあ。前日発売で買ったんだけど、18日当日は東京マラソン。雨の予報だっんで、晴れたらいいなという願いを込めてサンライズ、サンライズバッカスにしたつもりだったんだけど
「結局、東京マラソンは雨」
「でも、馬券は的中で、オレの心は晴れ。よーし、このコーナーがつまらなくなってもいいや。今期も全レース的中だあ」
「なにそこで、おだ上げてんだよ」
「今回からJRAの顔は中居くんから、織田裕二」


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