街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.13 9/16/2001
TUBEが夏に売れるわけ
〜季節の風物詩&条件反射的商法〜

この業界の売り方の一つにアーティストと季節をリンクさせて売る方法があります。その典型的な成功例である”チューブ=夏”の『季節の風物詩商法』の実例を検証してみましょう。

皆さんは”夏”と言えばチューブが聴きたくなり、”チューブを聴けば”夏の遊びの予定を考えたりしませんか?これには、長期に渡る隠れたメーカー側の戦略があるのです。

季節の風物詩商法の鉄則(チューブ=夏 編)
その第一は、夏しか仕事してはならない事です。夏の仕事が終わってからも秋も冬も春も仕事をしてしまうとチューブサウンドが皆さんの耳の中に残ってしまい一年後の夏のチューブの新曲が新鮮に聴こえません。1年後のチューブ・サウンドを新鮮に聴かせるためには、
オフの3シーズンは仕事をしてはならないのです。

これを何シーズンか繰り返す内にお客さんのなかに”夏=チューブ”の条件反射が生まれてきます。こうなれは、メーカー側の思う壺にはまります。

《季節の風物詩商法のメリット》
実は、アーティストやメーカーは”ココ”(以下に述べる)に魅力を感じて季節の風物詩商法を展開するのです。それは、夏に毎年同じような楽曲を安易に出しても必ず売れる(バレない)のです。

それは3シーズン仕事をしなかったから、お客さんは昨年の曲を完全に忘れてしまっている。そして、今夏の新曲は楽曲の良し悪しより、夏のイメージさえかもし出してくれればお客様は満足してくれるのです。変に、新機軸のサウンドなどに挑戦してはならないのです。アーティストのプライドを投げ捨てて徹底して毎年同じサウンドを出せば良いのです。(割り切れれは、これは楽です)

※毎年のチューブのシングル曲をMDやテープに落してマイ・ベストを作ってみてください。録音している内にみんな同じ様な楽曲だとわかって途中で作るのを止めてしまう事でしょう

《季節の風物詩商法のデメリット》
その、最大のものはタイムリミットがあるという事です。どういう事かといいますと、季節の風物詩的商売”チューブ=夏”ですので、お盆までしか売れません。その、アルバムの出来が良くてもお盆を過ぎてからでは、お客様は恥ずかしくて買えませんし、店側としても1枚でも残ったらもう売れません。

だからチューブの最良の売り方のパターンは、まず5月下旬に夏の到来を告げるシングル(夏のイメージのCMタイアップ付)を発売し皆様の”夏=チューブ”の記憶を呼び戻させ7月上旬にアルバムを発売し売上を確保し8月上旬にアルバム未収録のシングルの発売で追い討ちをかけ、お盆までに夏の商戦を終える…!(アルバムの売れる日数を最低45日間確保する)これが、ベストです。

もちろん”グループとしての活動はサマーシーズンしかできない”又は”創造的な仕事ができない”と言うデメリットはありますが、どうしても創造的な仕事がしたいのならオフシーズンに個人のソロプロジェクトとして行なえばよいでしょう。※前田君のソロワークスはクリスマス・シーズンのバラード曲が多い

《季節とリンクしたアーティストを紹介しときます。》
杏里初夏 80年代半ば〜90年代半ばにかけてあったが、現在は消滅
サザン・オールスターズ灼夏・8月 焼けた砂浜のイメージ
浜田省吾9月 夏の終りのうら寂しいイメージ
山下達郎10月 セーターが欲しくなる季節のイメージ
竹内まりや11月 セピア色のイメージ
松任谷由実12月・歳末 タイムリミットは大晦日 首都圏以外では、もはや消滅
広瀬香美12月〜2月 スキーのイメージ 2000年よりやや陰り タイムリミットは2月第3週目

チューブの夏とのリンクも2000年から陰りが出始め(前田君の結婚が遠因か…)、2001年にはチューブとして秋にも仕事をするという”プロジェクトの変更”を余儀なくされています。この影響が2002年の夏にどのように影響が出るのか見物です。
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ディズニー社より
マイティ応援のため
派遣社員として出向している
ジムニー・クロケッツ。

当店に来て10年以上経つが
帰社命令がなく
最近悩んでる様子。

良く働いてくれるので
籍を移してマイティでの
再雇用を検討中
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