街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.15 09/30/2001
オリコン・チャートの本当の見方
〜真のチャート・マニアになるために〜

皆さんは、TVや雑誌で『オリコン・チャート初登場1位』文字を見て”は〜ん売れてるんや”と思った事がないですか?でも、値打ちのない1位もあれば、値打ちのある2位もあるのです。今日は、そのお話をさせていただきます。

特長的なチャート・アクションが2001/8/27付のオリコン・アルバムチャートで見られます。初登場1位でマライア・キャリーの「グリッター」がチャートインしています。皆さんは”さすがはマライヤ売れてるんや”と思われることでしょう…しかし、ここで重要なのは順位ではなくて売上枚数なのです。ほとんどの人は、順位のみ注目して売上枚数までチェックする人はいないでしょう。マライアの売上枚数の8万枚という数字はいったいどうゆう意味のある数字なのでしょうか?

例えばあるアルバムの生涯累計枚数は、初週の売上枚数の2倍〜3倍で推計する事ができます。と言う事は、マライアの「グリッター」の推定累計枚数は多く見積もっても24万枚(8万枚×3倍)という事になります。マライアの1995年発売の「デイドリーム」と言うアルバムは、累計220万枚売ってます(確かこの時初週の売上は80万枚だったはず)。

すなわち、現時点でマライアのパワーはピーク時の9分の1になってしまっているのです。ちなみにマライアの1stアルバムは、累計35万最高位13位です。この「グリッター」というアルバムは、マライヤ史上最低の売上になる可能性があります。オリコン初登場1位だからといって喜んではいられません。※でもメーカーは”オリコン1位”の勲章を押し立ててプロモーション活動を展開します。

順位と言うのは、その週の業界総売上(ヴォリューム)のよって相対的に決まるものであって、ある週のヴォリュームの少ない週では売上枚数が少なくても1位になる可能性があるのです。問題は売上枚数(絶対値)です。そのアーティストの1つ前のアイテムの売上枚数と今回の売上枚数を比較する事によってそのアーティストのパワーの増減が測れるのです。もちろん、ヴォリュームが多い週では、値打ちのある2位もあるのもご理解頂けると思います。

真のチャート・マニアになるには、常日頃からオリコンを熟読し順位ではなく色々なアーティスト達の売上枚数の時間軸による変遷を頭に入れとかなければいけません。

《マイティ店長のオリコンを見る上でのチェック・ポイント》
▼週間売上枚数を全国のレコード店数15000店(推計)で割って、さらに7で割ると1日1店舗あたりの平均売上枚数が出る。※その数字の少なさにビックリされる事でしょう。

▼アルバム・シングルとも週間20万枚売れてたら”売れている”手応え。40万枚超えたら”品切れしてる店が出ているだろう”と予測します。

▼その週のヴォリュームを見るのには、アルバムであれば3万枚以上売っているアルバムが何アイテムあるか?シングルであれば4万枚以上売っているシングルが何アイテムあるか?それから、シングル・アルバムとも100位の枚数がどのくらいで下げ止まっているか(2000枚を割ると悪い)をチェックします。毎週連続的に見ているとその週のヴォリュームが推し量れます。

▼それから、最近は初週のランクインが生涯最高ランクの場合がほとんどですが、たまに下から順位をコツコツ上げてくる楽曲があります。このタイプの曲は、アーティストパワーで売れているのではなく、その楽曲そのものが持つ味わいの良さが市場で評価され”じわ〜”とファン層を増やしている証拠です。3ヶ月〜6ヶ月売れてその年を代表する楽曲になる可能性があります。ランクが下位といえども要注意です。

以上、チャート・シートそのものには解説はありませんが、業界の本当の事が書かれてます。それを裏読みする事によって真のチャート・マニアになれるのです

 オリコンは毎週木曜・朝10時発売です
 走れチャート・マニア! webオリコンでは見えない奥深いデータを見逃すな!
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ちょっと見にくいですが…

当店の新譜情報掲示板。
アルバム・ビデオ100本
シングル40本ほど掲示
してある。

ジャンルにこだわらず
マニアックな情報まで
できるだけたくさんの
情報を早く掲示するように
心がけている。

でも、とっても手間が
かかります。見てネ!
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