街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.19 10/28/2001
教えます!
アメリカで日本人アーティストが
成功する方法
〜いつまで同じ失敗を繰り返すのか〜

坂本九の『上を向いて歩こう』が昭和30年代後半に全米1位なったのが今のところ最初にして最後の日本人による成功例であります。当店がオープンした1979年以後の記憶ですけれどもピンクレディ・矢沢永吉・松田聖子・ドリームスカムトゥルー他が日本での成功を元手にアメリカでのブレイクを夢見て挑戦してきたが、ことごとく失敗し日本に帰ってくることになってしまっています※歌物でないインスト系のYMO・映画系の坂本龍一は、ここでは省略させていただいてます。

”負け組”に共通するのは、英語で勝負しようとしたことです。では、なぜ日本語で歌った坂本九が流行ったのでしょうか?それは、アメリカ人が日本語の歌詞にアメリカから遠く離れた”神秘のオリエンタル(東洋)”を感じたからではないでしょうか。

普段から英語を使っていない人たちが付け焼刃で吹き込んだ英語詩を、アメリカ人が聴いたらどう思うでしょうか?歌を鑑賞するまえに”下手な英語やな”で終わってしまうのではないでしょうか。

もし、マイケル・ジャクソンやブルース・スプリングスティーンらが日本語で自分の歌を唄うったら貴方は聴きたいでしょうか?やっぱり英語で歌ってほしいでしょ!それは、英語詩の裏にあこがれの”アメリカ”を感じたいからではないでしょうか。

ここで私は”海外進出をしようとしているアーティスト”に提言します。
自信もって日本語で勝負しなさい
そして、アメリカ人に
”OH!オリエンタル〜”
と思わせたら貴方の勝ちです。

沖縄音楽が世界で評価されているのは、欧米音楽にはもう無くなってしまった民族系の味わいが欧米人には新鮮に聴こえるからではないでしょうか。
アメリカで成功するヒントがここにあると私は思います。

ここで、ピンクレディの全米ヒット曲『キッス・イン・ザ・ダーク』についての
エピソードをご紹介させていただきます。

あれは確か80年代前半ピンクレディの人気に陰りが出てきた時に12インチ・アナログシングル『キッス・イン・ザ・ダーク』の英語盤がアメリカ発売されビルボード・シングルチャートのたぶん40位台(最高位)で入ってきたのです。私はビルボート・チャートを仕事上常に見ていましたので、それを発見したとき”ビックリ”したのですが、なでか今の今まであまり話題にもなっていません。しかし、それには”深いわけ”があったのです。

そのシングルのプロモーション・ビデオを見たときその理由がわかりました。そのビデオでは日本の文化としてトルコ風呂(現在ではソープランド)が紹介されていたのです。そして、なんとミーちゃんとケーちゃんがソープ譲(水着は着ています)として出演し黒人の身体を洗いながら歌を唄っていたのです。その黒人は目を丸くして狂喜していました。まさに”オー・オリエンタル・ガール…”です。その映像インパクトは、絶大でそのおかげでビルボードチャートに上がったのだと思います。(誰も歌など聴いていなかったのでは…)

私個人としては、『キッス・イン・ザ・ダーク』はピンクレディの名曲の一つだとおもいますが、もちろんアメリカでの2ndシングルは話題にもならずピンクレディのアメリカ進出も失敗し、坂本九以来の全米チャートインの事実も”日本の恥部”を紹介してしまったと言う事で闇に葬られしまったのです。

くれぐれもミーちゃんケーちゃんの前では
『キッス・イン・ザ・ダーク』の話題を出さないように
お願い致します
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店内にはTVモニターが6台有る
これは、当店北側の4台の写真。

常に『スペースシャワーTV』や
『MTV』を
オンエアーしている。

CDショップの店内は、
音が中心なので、
視覚的な”動き”を作るのに
重要なアイテムである
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