街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.34 2/10/2002
教育制度改革:店長が小泉内閣に答申
〜まず音楽の授業のテスト(採点)を止めよ〜

最近,、知り合いの息子さんが音楽の点数が悪くて”どうしたら良い点数を取れるのか”を音楽の先生に聞きに行ったという話を聞いた。その息子さんはとても努力家で英語・国語・数学・社会・理科とも優秀な成績を収めてるのだが公立高校進学(総合成績が評価される)のための内申書に記載される音楽の成績に悩んでいるらしいのです。

なんとも本末転倒馬鹿げた話であります。”本来音楽は娯楽であります。すなわち、その人が”出来るか出来ないか”の問題ではなく”興味があるか無いか”の問題であります。また芸術は才能(センス)であり教養では有りません。才能の無い方がどれだけガンバッテも芸術的センスが上がる訳でも無く、才能の有る方は生まれつき芸術的なセンスに溢れているものなのです。

私はその息子さんをけなしているわけでは有りません。大変、気の毒だと思っているのです。その息子さんには他人にはない素晴らしい学才があるのですから、その知識・教養を伸ばして国家公務員になって社会に貢献するのが本来の姿なのです。問題はその息子さんではなく、音楽も受験のための偏差値として扱っている学校教育にあるのです。

音楽(芸術)を人格形成の情操教育として学校科目に加えるのは賛成だが、いつのまにか音楽も受験のため知識・教養として扱われるようになってはいないでしょうか…?たぶん音楽のテストがベートーベン=『運命』フルート=木管楽器などと言う教養としての知識を採点し・受験用の偏差値はじき出すためだけのものならば、その息子さんは満点を取れるだろうが…(例え『運命』を聞いたことも無くとも、フルートがどんな音色をするのか知らなくても)。

しかしながら、芸術とは異端です。誰も持っていないオリジナルな個性が評価されるのです。それを受験体制の中に組み入れられた学校教育(テストをし序列を付ける)のなかで総合評価を得たいと思う学生(レベルの高い常識人を目指す人)にとっては音楽の時間は苦しみの科目でしかないと思います。上手な人をまねて楽器を弾いたり絵をかいたりすればするほどそれは駄作なのです。

そもそも音楽・美術とは娯楽(道楽=芸術)であります。絵の上手な方は練習もしなくても上手だし、言い方を換えれば下手な方はどんなに練習しても下手である。音楽もしかり!才能の有る無しは生まれつきだと思う。それを学校教育に取り入れるのは、一人でも多く音楽に興味のある人を作りだし才能の有る生徒がいればその芽を見つけて育ててやる事がその人の人格や情操形成に有効だからだと思います。

もちろん造形工作が上手な人・演芸舞踊が上手な人・文筆書画が好きな人…人それぞれが当たり前です。人それぞれの個性を生かすのが芸術(音楽・美術)の時間であってほしいです。

そこで音的亡国を憂い小泉内閣に謹んで答申いたします。
《教育制度改革提案》
学校教育での音楽の授業のテスト(採点)を止めよ
受験に縛られなくなりこれほど楽しい授業はないもちろん美術の時間も

音を出す喜びを伝えよ
たくさんの楽器にふれる機会を与えてどんな音色が出るか教えろ
さらに楽器を使って自分を表現する機会を与えよ(自演)

流行りのPOP曲を教科書に取り上げるのは止めよ
音楽は与えられるものではない、自分で探すもの。
最近流行りの曲(ジュディー&マリー、SMAP他)を取り上げるのは文部科学省が大衆に迎合しているだけ。神聖な音楽教室をカラオケBOXにするな!いかに良い曲でも押しつけがましく聴かされた曲が良く聴こえる訳が無い。自分で見つけてこそ感動がある

※では学校で生徒・学生に聴かせる曲は何が良いか?それは、まず我々日本人たる所以のアイデンティティ溢れる楽曲(唱歌)又は日本の原風景を表現した曲を聴かせ日本人としての自負を芽生えさせ、その上で世界各国・諸民族の音楽を聴かす…音楽を通じて世界民族の多様性を認めし、お互いにその独自性を尊重しあう…これも音楽教育の大切な柱の一つだと思います。

《平成新唱歌》
喜納昌吉『花』 作詞&作曲:喜納昌吉
井上陽水『少年時代』  作詞:井上陽水 作曲:井上陽水&平井夏美
※普遍的な内容と老若男女あらゆる世代から長く愛されている楽曲であるのでこれを認定します

《平成新ことわざ:Mighty店長考案》
ピアノ弾きの音楽知らず
意味:美的感覚も無いのに教養としてピアノを習っている人にとっては、その曲が弾けるか弾けないかという技術的な関心しか無く、その曲がいかに素晴らしい音楽であるどうかは関心外である。
転じて”
形に囚われて物事の本質を理解しない人”を戒めることわざ。

最後にその息子さんの親御さんに私は言いました。
もし本当に音楽の素晴らしさを息子さんに教えたいのなら息子さんを当店に連れて来なさい。そのかわり優秀な公務員には、もうなれませんよ”と
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…グー…グー…グー…

南キャルフォールニアの
閑静な住宅地にある
マイティ”サンタモニカ”支店の
夜景

毎夜オシャレなカップルが集う
憩いのスポットとして賑わう

BGMは、もちろん
イーグルスの
”ホテル・カルフォルニア”

…グー…グー…グー…(夢の中)
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