街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.39 3/17/2002
”RAP=HIP-HOP”なんて
思っている人はいませんか?
〜正しいHIP-HOP講座〜

いきなり店に入ってきて”今流行りのヒップホップなCD欲しいんですが、どんなんありますか?”と聞かれるお客様がちょくちょくあります。ヒップホップ・ミュージックも幅が広いので”たとえばどんなアーティストがお好きですか?”と訊ねるとたいていのお客様は”ウ〜ん…実はあんまり知らないんです…”とお答えになられます。

特に”ヒップホップ”とか”ハウス”とか言うジャンルは、その概念が人それぞれでとても分かりにくいジャンルであります。安易に黒人がラップしている音楽がヒップホップだと考えている人も多いかと思います。確かにラップは、ヒップホップ・ミュージックの基本テクニックではありますが、ラップはヒップホップ・ミュージックのすべてではありません。

ヒップホップ”とは、従来のトラディショナルな黒人文化に対する革新文化(精神)を指す言葉ではないでしょうか?それを音楽ジャンルに置きかえれば従来のトラディッショナルなR&B音楽に対する革新的サウンドをヒップホップ・サウンドというのではないでしょうか?すなわち、”ヒップホップ”というのはジャンルではなく文化(精神)なのです。
※白人音楽のポップス(伝統)に対するロック(革新)と例えればわかりやすいでしょうか?

ラップとは従来の黒人音楽の枠を打ち破る重要な技術の一つであります。その他の技術としてはサンプリングスクラッチもあります。しかしそれらは従来の黒人音楽の既成概念を打ち破るための技の一つ一つであって、ヒップホップそのものではありません。

私が考えるに従来の黒人音楽の既成概念を打ち破る音楽であれば、歌ものであっても、ラップが無くてもそれは、ヒップホップ・ミュージックそのものなのです。そして、その黒人が開発したヒップホップなサウンド(なにものにも囚われない精神)を理解・継承するものが白人であっても日本人であってもそれは間違い無くヒップホップ・ミュージックと呼べると思います。

これからヒップホップ・ミュージックを楽しもうとしているビギナーの方へのお願いです。
ギャングスタ・ラップだけがピップポップ・ミュージックじゃなく、黒人のアイデンティティを深く掘り下げた精神性の深いヒップホップ・アルバムがあるのもお忘れなく!!

”ヒップ=ホップ”は文化(革新精神)だ!!
”ラップ”はそれは音楽的に具現化する
技の一つでしかない


《マイティ店長がお薦めのヒップ=ホップ・アーティスト》
ワイクリフ・ジョン※あのローリン・ヒルがいたフージーズのリーダー
スピーチ※ナチュラル・ラップの元祖アレステッド・デベロップメントのリーダー
上記両者とも私が考えるにプリンス以来の天才(インテリ)です。
ラップや歌もの…そんな小さなことにこだわってはいません。

GEISHA GIRLS日本が唯一世界に誇れるヒップ=ホップの名曲『Kick & Loud』を生み出したユニット。サウンド・ラップ・歌詞・コスチュームどれをとってもとてもヒップホップしてます。この曲が発表されたのは1994年ですが今のステディー&コーよりさらに5年先行ってます。歌うは、Ken&Sho!!彼らの歌を聴いて笑っているようじゃまだまだ”ひよこ”ですよ。私なんか今聴いても鳥肌立ってますヨ(*_*)

 ♪森岡オッサン メチャ臭い屁こいて朝から寝てまんねん…♪ 最高です
 ※マイティでは今でも試聴可能です


《日本のヒップ=ホップ・ミュージック事情》
2000年ぐらいまでは、日本でもアメリカのヒップ=ホップ・ミュージックの模倣(ギャングスタ・ラップ)が大半だったのですが、2000年末のMUROの登場からニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド、DABOで本国アメリカのレベルに達し、2001年からはスケボーキング,リップスライム,ステディー&コーの活躍でと純日本産(和風な味付け)のヒップ=ホップ・ミュージックに昇華したと思います。そのヒップ=ホップ精神溢れるサウンドは、私個人的には本場アメリカを超えているような気がしてなりません。
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いつまでも卒業式には
海援隊の”贈る言葉”では
芸が無い

今年は、
ケツメイシの”トモダチ”を
ヒップホップダンスしながら
みんなで大合唱なんていかが?

ケツメイシCDS”トモダチ”
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