街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.42 4/07/2002
マイティ店長の音楽[原]風景
〜あの日・あの店・あのアーティストから始まった〜

皆さんは、初めてCD(レコード)を買った店や、初めて買ったCD(レコード)の事を覚えていますか?マイティ店長にも若き頃、その時が訪れました。そして”音楽の旅”が始まったのです。

あれは私の通っていた中学の近くに有る京阪香里園駅(大阪府寝屋川市)の駅前にある、学運堂という店でした。奥に細長い店で店の奥では本を扱っていた。店外が明るかったイメージがあるので学校の帰り道に”学ラン”姿で一人で入って行ったと思います。

店に入った印象は、店内に子供がいなかったせいか大人の世界に入ったな…という感じでした。まず目に入って来たのは、派手な色使い(原色)で黒人のイラストが描かれたLPジャケットでした。今までの私の価値観ではとうてい理解できない異様で不気味なイメージでした。

でも何かわからないがとても”ヴィヴィット”な印象を私に与えてくれました。当時は黒人が黒人としてのアイデンティティをむき出しにした”ブラック・パワー””ブラック・イズ・ビューティフル”のとても熱い時代だったのでそのようなジャケットがレコード棚前面に飾ってあったのかもしれません。
※その、アルバムがマイルス・デイヴィスのアルバムで、どんな音なのかが判明するのは6年も後の事です。

そして、私が最初に選んだのはレコードは本田路津子の”秋でもないのに”のドーナツ盤です。どうしてこれを買ったのかはもう忘れてしまいました…たぶん当時流行っていたからでしょう

でも、確かに私は、女性アーティストを買った※男として正しい選択だった
そしてそれは、フォーク系歌謡曲だった※ややひねくれてはいるがそれは歌謡曲だった

私の音楽人生の最初に
本田路津子『秋でもないのに』を
選んだ事を
私は誇りに思っています



今日もしかして、30年前の無垢な”私”が当店に入ってこられるかもしれません。その時私は、音楽の素晴らしさをその方に伝える事ができるであろうか?…正しく至福の音楽の旅にエスコートできるであろうか?…とても不安ですでも常にに”中2”の頃のような敏感に震えるハートを持ってビギナーの方と視線を合わせて相対したいと思います

音楽に年齢は関係無い!

とりあえすゴーイングステディの2ndアルバム”サクラの唄”で攻めてみたいと思います。必ずや少々強張った表情で”オッチャン…今鳴ってるのなに?”言ってこられるでしょう。
この一言で、我々を隔てる垣根はもうありません。
”兄(姉)ちゃん実は、これわな……”でわたしのいつもの講釈が始まります

※昔は、レコード店には独特の”塩ビ臭”があったのですが、今はどうなんでしょうか…長い事レコ屋にいますのでもう私の鼻では、店の匂いを嗅ぎ分ける事は出来ません。
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今は、行方しれずの
本田路津子

※今週は、店長が
マイティ・ロンドン支店出張のため
コラムのアップが 遅れた事を
お詫び致します
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