街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.05 7/29/2001
”CDに触れると自然とかかる”
マイティ店内演奏システムの不思議
〜新規顧客獲得のための高等戦術〜

お客様から”今から触れようとしているCDの音楽が店内でかかる”とか”気になっていたCDの音楽が店内演奏でかかっている”とかよく聞きます。…でも、それには深〜い戦略(仕掛け)があるのです。1例を挙げてご紹介させていただきます。

あるお客様が何気なく当店に入ってこられたとします。ここから、既に店長の真剣勝負が始まっています。まずお顔を拝見し、初めてのお客様かどうかを判断し、初めてのご来店ならばファッション(服装・ヘアスタイル)・持ち物から貴方のこだわっているジャンルを推察し、あらゆるジャンルから選りすぐった当店お薦め盤の中から貴方にあった試聴盤を先ずはCDチェンジャーにセットします。

そして、しばらくお客様の行動パターンを観察します(今、何のジャンルの前に立っているか、どのCDに視点が合っているのか)。観察の結果、もし先ほど選んだ試聴盤に間違いがあればこのタイミングでセットしなおします。そして、今鳴っている音楽の1曲が終わると、先ほどセットしたお薦めの試聴盤をこちら側の作為を感づかれないように自然と鳴らします。作為が見えるとお客様にプレッシャーをおかけする事になりますので慎重にします

※今店内におられるお客様に合わせて店の雰囲気までも変えます。お客さまが演歌ファンなら演歌をヘビメタファンならヘビメタをレゲエファンならレゲエをガンガンかけまくります…小さな店だから出来る戦術です。当店にジャンルのこだわりは、ありません。あるのはお客様へのこだわりです。

その次に、しばらくすると店長から”何かお探しのCDがございましたら、おしゃって下さいね”とか”色々試聴盤をご用意してますので遠慮なくおっしゃて下さいね”というお声をかけさせていただきます。これは、言葉そのものの意味をお客様に伝えるのが目的ではなく、お客様に”この店では、しゃべってもいいのだ”という事を気付いていただくためのお声掛けです。とても重要な戦術です。

すでに、あなたは今、店内演奏でかかっている曲が気になってすこしフラストレーションが溜まっているはずです。でも、人一倍音楽にこだわりを持っている貴方は、今鳴っているCDの正体を聞かずしてこの店を去る事はできません。そこで、先ほどの”お声掛け”が呼び水になって、カウンターを振り返り、天井を指差して貴方は言うでしょう!!

今、鳴っているCDなんですか!?

これで貴方はもう当店の常連です。これから店長の本当の仕事が始まるのです。

※店内の状況により上記システムが作動しない場合もあります。その時は悪しからず!
 特に新譜入荷日の火曜日は、忙しくて上記システムは一日作動いたしておりません。
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これが当店の秘密兵器
ドイツ、ユッスルドルフ社製
CD100枚チェンジャー、
当時、100万円で購入
(すべて嘘)

実は、
10年前ソニータワーで
偶然発見した世界最初の
CD100枚チェンジャー。
歓喜興奮の内その日に注文。
当時定価10万円 いまも現役
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