街のCD屋さんMightyのコラム 合言葉は”音楽が好きだから…”
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VOL.66 07/04/2005
店顧客様に特徴的に現れる
ノン・ジャンル進行形症候群とは?
〜付録:マイティ店長の履歴書付〜

《序章》
最近、私が”いいな〜”と思うアーティストは、たいていたくさんのジャンルがまざったり、またはジャンルにこだわらないアーティストだったりする事が多い。元々ジャンルとは商売的にお客様に紹介しやすいように分類されたものである。でも”すでに確立したジャンル”に大変つまらなさを感じる。それは、たぶん宣伝しやすいように便意的に作られたジャンルに既定された曲をメーカーやアーティストが供給してしまうからではないでしょうか?

元々アーティストが作品を作る動機は、”自分を表現したい”という事だと思います。使う楽器に違いはあれ”自由な表現・曲作りが最優先される”…それがどんなジャンルであるかなんてアーティスト本人にはどうでも良い事である。

最近、衛星TVで流れる新人のPVなどを見ていると”なんの新鮮味もないアーティスト・楽曲を大量の販促費をかけてなんで宣伝するんだろう”と思うことが多々ある。それは、メーカーがジャンルのしきりに囚われた曲作り・アーティスト作りを繰り返しているからだと思う。確かに、確かに宣伝しやすいしお客様にも訴求しやすいかもしれないが市場はそんな物を欲しがってはいない(もっと新しい変わったものを求めている)商業的な利便性の上でジャンルという概念がシステム化されただの集金手段と利用されてしまっている…

もう1度言う、メジャーメーカーがジャンルにこだわった作品・アーティストを供給しているかぎり新しいものは何も生まれない
※メジャーメーカーさんへお願い:インディーズには、オリジナルでノン・ジャンルの才能を持ったアーティストが沢山います。ぜひこれらのアーティストをできるだけ手を加えず大事に育ててほしいです

《本題》
当店に何年もお通いいただいているお客様に特徴的な買い方があります。そのお客様も元々は誰かのアーティストに興味を持たれ当店に来られ、しだいにそのアーティストが属するジャンルの他のアーティスト達にも興味を持たれていきます。そのうちそのジャンルにもだんだん物足らなさを感じてくることとなります。

私は、常日頃から店頭で”私が今、気に入っている新鮮なアーティスト”をお勧めしています。私はジャンルにこだわりがありませんのでJAZZ・アイドル・レゲエ・演歌・ヒップホップ・パンク…洋・邦、男・女、インディー・メジャーお客様のお好みのジャンルに関わり無く試聴盤を掛けまくります※拷問売りと一般には呼ばれてます。

そうしてる内にお客様の心の中にも他のジャンルへの興味を持たれてきます。それを何年も繰り返している内にノン・ジャンル進行形症候群という症状があらわれます。その特徴的な症状は、そのお客様がお買い上げのCD(複数枚)をカウンターに持ってこられた時に見られます。他人から見たらなんと無節操な取り合わせのCDか?と思うほどジャンルに統一性はありません。

ウンターに並べられたCDは”オリジナルなCD””本物のCD””新鮮なCD””カッコええCD”
※”ジャンルはなんですか?”という質問は当店ではあまり意味を持ちません



最近しょうがなく便意的に作った当店オリジナルのジャンル
OKINAWA=R&B.ROCKなどと同列な世界的に通用するジャンル。古くは、ライクーダーがはまり、THE BOOMの「島唄」などのヒット曲がある。”ゆるい癒し”の効果あり。主に沖縄出身者が具現化する
お薦めアーティスト:首里フジコ

OSSAN=40半ば過ぎのオッサンが聴く歌・歌う唄。リアルな現実を男の悲哀をこめて唄う新歌謡。
お薦めアーティスト:ペーソス
付録:マイティ店長の音楽履歴書
年表
小学校低学年 近所にレコード店がオープンする。初めての訪店の際、塩ビ臭のいい匂いがした記憶がある。販促物をもらって嬉しかった記憶があるがすぐに閉店。
そこでTVアニメ「スカイヤーズ5」のドーナツ盤をはじめて買ってもらう
小学校高学年 青江三奈の金髪頭を見てビックリする
ピアノを習いに行くが身にならず2年足らずで止める
友達といっしょにテンプターズ(萩原健一のいたバンド)にはまる
中学校時代 初めて自分のお金でドーナツ盤買う(本田路津子『秋でもないのに』)
時は、フォークムーブメント。高田 渡、吉田拓郎などを聴く
フォークギターを¥9000で買う
グランド・ファンク・レイルロードの2ndアルバムでハードロックの魅力を知る
初めてアルバム買う(ビートルズ『レット・イット・ビー』)
初めてコンサートに行く(ピンクフロイド2度目の来日公演)
レッドツェッペリンの伝説の2度目来日(大阪)のコンサートに立ち会う
EL&Pの伝説のコンサートに(暴動のため途中中止)立ち会う
藤圭子(宇多田ヒカルのお母ん)にはまる
浅田美代子、天地真理にもはまる
エレキギター(グレコ・レスポール型)を買う
高校時代 吹奏学部に入ろうとしたが体験的にトランペットを吹いただけで止める
エリック・クラプトンの初来日公演に行く
ニール・ヤングの初来日公演に行く
ロリー・ギャラガーのコンサートに行く(生涯最高のコンサート)
バンド結成。名前は京阪バンド(京阪電車沿線の友達で作ったから)
学園祭でバンド演奏する。担当はベース。曲はストーンズ、クリーム、バットカンパニーなどのカヴァー
大学時代 大学の軽音楽部に入部しようとしたが、部室がわからずなんとなくあきらめる。
叔父さんの家でJAZZの魅力を知る。
JAZZ喫茶に通う。
京都のJAZZ喫茶『BIGBOY』で初めてJAZZライブを見る※板橋文夫(p)
大学4年の夏、マイティをオープン!現在に至る
                
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ファイスト「レット・イット・ダイ」
一曲目から
どこか異国の街角に
時空を越えて連れていかれる
感じがします。
ノン・ジャンルな1枚です

自然と目を閉じて聴きいって
しまいます。
私の中では隠れナンバー1です
※試聴盤あります(2005.7.4現在)

表向きのナンバー1は

ブラック・アイズ・ピーズ
「モンキービジネス」
ジャンルは
”人類愛”or”人間愛”
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