運の総量



「一生のうちの運の総量は決まっているから、あまり運を使い過ぎると後で不幸になるよ。」などと言う奴がいる。俺が一番嫌いな言葉のひとつだ。「好事魔多し」ということか。調子にのるなってことだろう。

しかし、何と弱気で消極的な考え方だろうか。運がいいときに慎重になるなんて命取りだぜ。麻雀やったことないのかよ。ツキがある時に遠慮すると運を逃がしてしまうぞ。きっとこんなことを言う奴らはツイてる時も中途半端なんだろうな。

それに運の総量が決まっているんなら、ほっといてもいつかは運がめぐってくるのか?冗談じゃねえ。順番待ちで運がめぐってくるならこんな楽な話は無いぜ。だいたい人生を運のせいにするのが気にくわねえ。自分の失敗を「運が悪かった」なんていう奴に限って、うまくいったときはいけしゃあしゃあと「自分の」手柄にするもんだ。自分の行動に無責任だから平気でそんなことが言えるんだ。

俺だったら運は無限にあると言いたいね。ひとつ運をつかまえたら芋づる式に他人の運まで取ってやる。シュートを打たなきゃ点は入らねえんだよ!

(11th May, 2002)


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