シュートのフォーム編



サッカーに限らずスポーツ選手のプレーは、その一瞬ごとが美しい。 躍動感と集中力に溢れているからだ! 「一瞬の美」という意味では、動いてる映像より写真の方がそれは際立つかもしれない。 特にボールを打つ、蹴る、叩く種類の競技はそのインパクトの瞬間、そしてその直前が最も美しい。 なぜなら、理想のフォームに裏付けられて最大限に溜められた力をそこで放出するからだ。 (ちょっと、いつもと文調が違わねえかあ!?)

では、サッカーのシュートの動作で一番美しい瞬間は? それは、蹴る直前の軸足を踏み込んだ瞬間だああああ!!!

よく体育の授業なんかでサッカーをやる。 このとき、サッカー部と初心者の最も顕著な違いは、 シュートの際の軸足の踏み込みだ。 サッカー部は、最後の1歩を大きく踏み出して1瞬静止するかのように見える。 初心者は、走っている途中で蹴っている感じ。

右足で蹴るとしよう。当然軸足は左。 最後の1歩を左足でボールの横に大きく踏み出す。 大事なのはこのときの手だ。 胸を張って、左手を斜め上に大きく広げる。 右手は逆に斜め下に広げる。 右手と左手が斜めに一直線になる。まるで舞っているようだ。 そして、インパクトの瞬間には左手を右下に斜めに振り下ろす。 ちょうど野球のピッチャーが、がばあっと体を開いて(水島信司かよ)、 胸を張りながら踏み込んでから投げるのと同じ。 そんでねえ、俺にはこの手が一直線になった瞬間のフォームがたまんねえんだよ。 マニアックかなあ。 みんな見てるみたいだから今度のNumberで写真探したんだけどないんだよ。 タイミングとしては、小野がコーナー蹴る瞬間の写真が近いんだけど、 この写真は左手の上げ方が足りない。(もし上げるのならこの直後) 中田もすごくきれいなフォームで蹴るし、結構そういう写真もあるから 誰かどっかのページで見つけたら俺とみんなに知らせてくれよ。 以上シュートのフォーム編はここまで。

(25th Nov,1998)


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