ボレーシュート編(その2)



ようし!みんなあ!目を閉じろおおお! 見えないか?じゃ、読んだ後目を閉じて想像しろ! 自分がバティになったと思え!(まあ、中田でもいいけど) ここから右きき(足のことだぞ)の人用に語るから 悪いけど左きき(足がだぞ)の人は全部入れ替えて読んでくれ。 左サイドからセンタリングが上がりそうだ。 ゴール前に走れえええ!おまえはバティだ! 来たああ!ボールの高さは腰くらい。かなり強いボールだ。(山なりじゃないよ) ボールとの距離は、そのままほっとけば自分の50センチ前方を通るくらい。 左で蹴るなら体を右に倒して右足一本で立って回し蹴りだ!右で蹴るなら逆。 (女は自分がスカートはいたとこ想像すんなよ。おまえはバティだ) さあ、どっちで蹴る?どっちなら当たりそうだ!?

右だろ?(違ったらこの後読むな) 左回し蹴り(キックボクシングかよ?)ボールを追いかけることになる。 右回し蹴り(プロレスかよ?)だとボールを迎え打つ。 つまりこの場合、左は点ボレー(造語だぞ)で、右は線ボレーなんだ。 感覚がわかりやすいように、あえて線ボレーを利き足で想像させた。 両足使える人はちょっと感覚違ったカモ。 じゃあ、左からのボールは右で、右からのボールは左で打つのが正解なのか? ちがああああああう!!! さっきのはゴールに向かってまっすぐ走ってた。 でも、(左)コーナーキックの場合や、自分が右サイドにいてゴール前に詰めてるときは? 体はゴールじゃなくてボールの方(左の方)向いてるでしょ? さっきのボールだと自分の腹めがけてボールが飛んでくる感じになる。 これは左じゃないと蹴れない。 (後ろに倒れながら右のアウトサイドで蹴るという手(足?)はあるけど・・・中級者以上)

それと、利き足の関係。たとえ点ボレーになっても利き足で蹴る方が確実な選手も多い。 それからボール(が飛んでくる)側の足で蹴った方が当然(一瞬)早い。 反対側からDFが来る時はそいつを手で押さえながらシュート。 あとはボールとの距離。 ワンダー野郎(ボーイでした。)が、日本VSクロアチアの中山のことを指摘してた。 「中山が左利きだったらトラップせずに左で打ってたかも」 これは、ボールと中山にちょっと距離があったので右だとシュートは無理(足を伸ばしてトラップがやっと) でも左足側にボールがくる頃には追いつける。(一瞬の差だけどな) で、中山が左に自信があったら (右トラップじゃなくて)線ボレーで打つ判断をしたんじゃないかってこと。 ワンダー鋭い!! ピンとこなかった人いたらこれでわかったでしょ。

でもって、中田のセリエAデビュー戦の2点めのボレーは点か線か? ありゃどっちかってえと線かな。正面から自分に向かってきてたし。 ただ、落ち際まで待ってる余裕なかったから高い位置でボールを蹴る必要があった。 こういう場合、足をあげづらいからボールの下側を蹴ることが多い。 するってえと、ゴールバーのはるか上いっちゃう。 だから、中田はちょっとジャンプして上から叩き付けた。 ちょっとボールの上を蹴りすぎて真っ芯じゃなかったけどボールはゴールマウスへ・・・・ってなところでしょうか?

サッカー選手は無意識にふかすのを防ごうとする。 まめ太郎の最初のゴールはボレーをアウトにかけたそうだけど これも無意識(意識的かな)にふかしを防いだんだと思うよ。 ふう疲れた。寝ようっと。 次のメニューは何だっけ?

(20th Nov,1998)


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