遙かなる時空の中で3
〜生田での出会い〜
◆配役:♂3:♀1:計4名
春日望美(かすがのぞみ)♀:17才。白龍の神子に選ばれた女子高生。
CV:川上ともこ 元の世界に戻るため、源氏に協力して平家と戦っている。
平敦盛(たいらのあつもり)♂:18才。敵将である平家の公達。
CV:保志総一郎 望美を守る八葉に選ばれ、怨霊を浄化するために一門と戦っている。
平知盛(たいらのとももり)♂:25才。敵将である平家の猛将。
CV:浜田賢二 戦場では鬼神のような強さを見せるが、普段は退廃的な男性。
白龍(はくりゅう)♂:24才くらい。力を少し取り戻し、青年の姿に成長した白い龍神。
CV:置鮎龍太郎 望美を龍神の神子に選び、一途で純粋な信頼をよせている。
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望美♀:
敦盛♂:
知盛♂:
白龍♂:
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〜生田神社〜
知盛:敦盛か……?三草山で消えたと聞いたが…
落日の一門に加勢に来た…ってわけじゃあないんだろう?
敦盛:私は…一門を捨てたのです。怨霊は浄化しなくては…
知盛:……俺と、やるつもりか?お前が?
望美:あなたは…平知盛…?
戦うなら…私が相手になるよ。
知盛:ほう…気の強い女だ。美しい…と言ってもいいな。
お前……名は?
望美:春日望美。白龍の神子の春日望美だよ。
知盛:……へぇ、お前が源氏の神子か…。
どんな女か、気にはなっていたが…わざわざ出向いてくるとはな…。
…面白い、一度手合わせしてみたいと思っていたところだ…。
クッ…こういうのを「ラッキー」…とでもいうんだろうな…。
……来いよ…。お前の刀の切れ味を試してやろう…。
敦盛:…やはり、戦わなくてはならないのか…。
北天を守りし、聖獣玄武よ。穢れを祓い清めよ!
知盛:……クッ、なかなかやるじゃないか。楽しませてもらったぜ…。
望美:私達は、楽しむために戦をしてるんじゃない!
知盛:隠しても無駄だぜ…。戦っている時のお前は実にいい顔をしていた…。
…お前と俺は同類だな。
望美:違う!
知盛:そうか…?これほど俺の血を沸き立たせたのはお前が初めてだぜ…?
白龍:剣を交わし、お前の用は終わったのだろう?
……私の神子に触れるな。
知盛:たいそうな護衛がついているじゃないか。神子というのも真実か?
クッ、楽しみが増えたな…。次も戦場で会おうぜ
……源氏の神子。
望美:あの人……本当に楽しんでたの?
私は……同類……?
白龍:違う。神子は知盛とは違う。解るよね?
望美:うん……。
敦盛:知盛殿があのように血を求める戦い方をなさるとは……。
望美:これでここでの戦いは終わったね。
でも、まだ終わりじゃないんだ…戦いは。