|
|
わんだふりゃ!! いやあ、なんまら勢いのある、いい詩だべさやあ。 だけんどなあ、もすぅ、わっしゃなあ、もすぅう、 免許っつうもんば、もってねべさや、これなぁ。 まずはそれからじゃなもしぃ。よっしゃとるじゃきなあ。 精進せえやあ〜。あら、精進するんは、わしかいなあ? こりゃ、すまんかったのう。 けどなあ、もすぅ、 最後はちょおっとお、きたねえのう。 品がねえのは、そりゃ、だめさやあなあがあ、んがぺぇ、 いかんじゃなもしぃ、もっしいいぃい〜い。っぺ。 ほな、さいならなあ〜〜。 ぽっきゅぅん。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛が風に そよぐ春 さわやかだね、じいさま。 |
|
じいさま、ここだけの話。 ええのう。ええ味でとるのう。だし出とんのう。 誰にもゆったらあかんでえ。わしゃもなあ、 わけえころはなあ。色々あったねんがあ。 ひいひい言わして、ちゅうか、言わされとっちゃりゃでえ。 あんころはたのしかっっったきゃにゃ...(寂)。 今となっちゃあ、ひからびちまったんかのう。 そんにゅこっちゃ、余計なお世話なんぎゃらっしゃいがあ!! なあ〜ちょんだぜんびゃ。っこりゃまったくりゃあ〜。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛の野郎が いけねんだ 罪なヤツだね、じいさま。 |
|
片腹痛いわ、じいさまは。 なぬをぬかしとんじゃあ、このバカ僧がなあ。 人の幸せに喜ぶ感じるんとなあ、 そんなおめえ、いいふりこいて、 でたらめゆうんじゃなかとばってんなあがあ。 おめえがそんなモンじゃあるわけなかりゃもしい??? わしゃゆるさんのう。書きゃええってもんじゃなかろによう。 おめえなんか、おめえなんか、おめえなんかなあ、 ちぎるぞぜったいちぎったる。へそをなあ。 んがあああああああ もおおおおおおお ぽりゅ。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛抜いたら そりゃいてて そんなことしちゃいかんよ、じいさま。 |
|
じいさまが説き明かす真実。 おめえ、こりゃがおしゃれとゆ〜か。 んなもん、全然違うねん。 わしゃがおせえたるわい! おしゃれっちゅうのはなあ、、 もっとひらひらしとんねん。ひらひらちゅうとなあ、 スカートねん。スカートのやつねんなぁ、 色んなヤツあんねん。色とかすごいねん。 もうチェックとか、がーごいるとか。 あぁ、そや、アーガイルねんな。ゆっとったから。 ずっとゆっとったし、うるしゃーなおみ〜なぁ。 まぁ、だいたいそうなっとんねん。 こりゃあああああぁあああ〜。ん。 じいさま、ここで一句。 じいさまは パイ毛の手入れ かかせねぇ。 いいぜ! じいさま。 |
|
じいさま、更に明かす真実。 おめえ、こりゃがアメリカンとゆ〜か。 こんなもん、全然違うねん。 わしゃがおせえたるわい! アメリカっちゅうのはなあ、、 南から来とんねん。南っちゅうとやなあ、 インドねん。インドにはなあ、そりゃあ、 色んなヤツがおんねん。みんな宙に浮いてんねん。 鼻からカレー出しとんねん。 尻から双葉生えてんねん。わかんたんかーこりゃあ、 どんぶくまちゃがいなあ〜。 アメリカは、だいたいそうなっとんねん。 どおりゃあああああぁあああ〜。どんがあ、っぴ。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛はいつも 直球勝負 まだまだいけるぜ! じいさま。 いけるぜ〜、まだまだぁ。 |
|
じいさま、激白! 実はなあ、わしもなあ、桃姫にあったことあんねん。 白老の方になあ、湯治に行った時なんじゃがなあ、 白老駅でなあ、一日駅長しておったんこれがなあ。 いや、わしもびっくりしてなあ、 わけえ気出して、色気づいちまってこれがなあ、 握手してもりゃってえ、しゃインもりゃっちゃったべ。 いんや、はんずかしいだなこりゃあ。いやだよぅ。 ほっぺたちょっと桃色吐息、じいさまんや。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛のように 奏でたい 意味が分かんないよ、じいさま。 わかんない。 |
| ここんとこ、じいさま。 蜜柑かいなあ? 蜜柑は好きだでよ。 だけんどなあ、蜜柑つったら、愛媛かい? 蜜柑つったら、やあ、違うべさあ、 蜜柑つったら、ほれ、あの、えーど、 なんつったっけか、ええ? インドぉ? ちょっとちけえな、けどインドは違うべさあ、 ほれ、あれさ、あれだっで、あの、 ぱき、ぱきゅしゅ、ぱきゅしゅってん、 なんだか、ああ、そんだそんだ、 パキスタンだべさや、そうだそんだ! なぬ? 違うって? 違うってかいな? なにゆってんの、蜜柑つったら、 ぱきゅすてんだべさ。 そうだべ? な? じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛結んで ほどけない (パイ毛。) そりゃ、たいへんだよ、じいさま! いや、ほんとにさ。 |
|
えくしぇれんとぉ! じゃすめん、めごいのう。 いや、ほんにめごいのう。 目が、細まるのう。 いや、めごいのう。ほんにのう。 抱きしめってえ、よいだか? よいのか? よいのじゃあ〜〜!! わし、じゃすめん、めごいかんら、 抱きしめんのじゃあ〜〜。 そすて、ぶっちゅううううのじゃああ〜!! 我慢できへんのじゃああ〜〜!!! ううううがああああ〜ああ もろお〜おお〜 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛噛んだら あじけなし (パイ毛。) 気持ちわりいよ、じいさま。 |
| つぉっと待ったあ! なぬ、朝っぱらから、 わげわがらんことぬかしとんねん。 だいやもんでがなんぼのもんでえ。 あれっで、もんすごく硬いんちゃうの? 砕けりゃってな、どんなこってえ? いい加減なこと、ゆうんでねえよ、こりゃあ。 なぬが、希望さや、イカしたことぬかしおってえ、 そりゃ、わしも、しょんべんのきれが、 悪うなるちゅうもんじゃなこりゃもしい。 なんでも書きゃええちゅうもんじゃなしゃこりゃ。 意味ちゃあんと考えてな、こりゃ書きゃこりゃ。 わかっちょんのかあ? わしもハゲちょる場合じゃなきゃにいなあ。 こりゃ。 (二本)。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛一本 めしのなか (パイ毛。) 俄然食欲減退だね、じいさま。 きもいわマジで。 |
|
じいさまをからかうもんでねぇ。 いやあ、おっかしいやら、はんずかしいやらで、 ま〜、困ってしまうの。ほほお〜ん。 同じじさまとして、こりゃちょっと、げんなあ、 やっぱしはんずかしんべなこりゃあ。 んぽ。 すかす、昼間っから元気なじさまだのう。 でもおめえ、やっぱしこういうんはなあ、 すもねたはイカンべさや? だめだべ? な? だってさ、はんずかしいもんな。や。ぱあ〜。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛を抜いて 形見とす (じじい。) 決して忘れないよ、じいさま。 ほんとだって、じいさま。 |
| やぁ、なかなかだ。 これまたええ雰囲気出とんのう。 わしの、青春も思い出すわなこりゃあ。 みよちゃんかのう。 あの頃はやっぱす、みよちゃんかのう。 むかしなあ、みよちゃんってなあ、 いてんねん。 同じ学級になあ、 いてんねん。 そりゃおめえ、 なんまらのべっぴんさんでなあ、 みよちゃんてなあ、いてんねん。 ある日なあ、みよちゃんがなあ、 みそ汁こぼしてなあ、ぞうきんでなあ、 拭いてんねん。 それがなあ、 なんまらのなあ、べっぴんやねんなあ、 みよちゃんてなあ、いてんねん。 いてんねん。 (釜)。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛はいつも でんじゃらす (じじい。) 殊更ニクいね、じいさまは。 イカすよ、けっこう。 |
|
なんじゃあ、おめえみたいなもんがぁ。 おめえ、そんなことヌかしとるがなあ、 ほんまに自然の素晴らしさってなもんをなあ、 知っとんのか、おめえはなあ。 この、しょんべんくさい、若造がなあ、 片腹痛いわ、じいさまは。 脇腹痒いわ、じいさまは。 湯加減温いわ、この風呂は。 そんなこと、どうでもええねん。 ええつったらええねん。 あちょ〜。 むちょ〜 みちょ〜 ってなもんじゃなもしぃ。 (便)。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛ったらもう 憎いヤツ (じじい。) まったく隅には置けないね、じいさま。 ぼくもにくいとおもいます。 |
| じいさまのささやき。 なんだかなあ、 意味が全然わからねんだこりゃ。 なんやてえ? かまきりぬんずん??? 食べもんかこりゃ? 食ってみてえのう。 ちゃうがな、いきもんかこりゃ? 餌やってみてえのう。 飼ってみてえのう。 しばいてみてえのう。 いやんだよ、ウソじゃきにぃ。 ここだけのはなしだがなぁ、 むかすむかすなあ、 なめくじげんじんってのがおってん。 いや、ほんまやて、ほんまやて、 そういうんが、おってん。 なめくじげんじんな? おってん。 いや、ほんまに、おってん。 ほんま。 (旧)。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛に思う いとほしさ (なめこ。) ホントにかわいいヤツだよ、じいさまは。 |
|
いやいや、なんのこれすき。 今のわけえもんは、生意気ばっかしゆうて、 ロクにいっぱしのこともできんと、 口ばっかしなんじゃあああああ〜〜!! 生意気ばっかしゆうとんでねええ!!! ちょっとはなんか立派なことやってえがら、 えばりんしゃがあ!わかっちょんのけえ? こりゃこのくそがきゃあ〜〜!! 年寄りなめんでねえぞ、こりゃあ。 まだまだ、おめえらなんかぬぁ、 負けりゅわけんにいがんのじゃきなあ〜!! まずは、風呂掃除せえ。 (畳)。 じいさま、ここで一句。 じいさまと パイ毛はいつも 仲良しさ (まろやか。) 末永く幸せに、じいさま。 |
| びゅーてほぉー! 嬢ちゃん、めごいのう。 いや、ほんにめごいのう。 目が、細まるのう。 いや、めごいのう。ほんにのう。 抱きしめってえ、よいだか? よいのか? よいのじゃあ〜〜!! わし、嬢ちゃん、めごいかんら、 抱きしめんのじゃあ〜〜。 そすて、 ぶっちゅううううのじゃああ〜!! が、我慢できへんのじゃああ〜〜!!! ううううばああああ〜ああ ぴょおお〜おお〜 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛なんかの ばかやろう (人情。) そんな時もあるもんさ、じいさま。 それにしても好きだね、じいさま。 |
|
何やっとんじゃあ〜 なんじゃあ、この三段落としはあ〜! コントやってどうすんねん。 テントはってどうすんねん。 マント羽織ってどうすんねん。 なんちゃってなあ。 わしゃ、もう、年じゃきにい、 大目に見てくりゃりゃませいやなあ。 とほほ、ぽりゅ。 おめえはなああ〜、 ちゃんとやれなああ〜、 わかいんじゃから。 わかっちょんがあ? じゃあ、ぱくぱく。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛なしでは 無理でしょう (土俵。) 人生二人三脚だね、じいさま。 |
| まあ、ききんさい。 いや、なんだの、 むかすわな、こういうもんはな、 トルコ風呂ゆうてな、いやこれが、 いやいや、わしゃ、行ってないで。 わしゃ行ったこと、あらへんで。 なにゆうとん、ないで。ほんま。 いや、ほんまやで。いやだよ。 行ったことないちゅうとんがあ〜! 何ぬかす、ぼんず、 行ってないちゅうてんねん。 がばちょおお〜〜〜おん。 むぅにぃ。 でもな、男はさすがにいねえと思うぞ、 わしわな。 行ってねえけど。 ほっぺた桜色っぽいじいさま。 じいさま、ここで一句。 じいさまは パイ毛あっての 義理人情 (まごころ。) さすが、含蓄があるね、じいさま。 やっぱすごいわ。 |
|
これじゃいかん! なんじゃああ〜〜!? こりゃあ、没キャラどころんか、 このさくしんじたいがあ〜、 没だべさこりゃあ〜! こんなん全然だみだこりゃあ〜。 やる気あんねんかあ? 根性みせえや、ちょっとはな。 まあ、次、頑張りんしゃいなあ。 なぬ?これで終わりかいなあ? あら、そうかいな? ははあ〜。 ほな、さいなら〜。 ぶりゅ。 (終)。 じいさま、ここで一句。 じいさまの パイ毛パイ毛と うるさいな (超逆毛。) 長生きしてくれよ、じいさま。 団塊の世代の高齢化へのシフト、 及び少子化時代を迎えるにあたり、 日本の総人口における、高齢者の割合は、 将来的に増加の一歩をたどることは もはや避けられない。 彼らにはまだまだ頑張って頂かなくては。 彼らの人生にもう一花咲かせてもらわなくては! そういった強い願いを込めて、この辺でさようなら。 |