DIARY
〜若気のいたり〜

  
 

●02.9.16 Mon 「本日の映画」

午前中はダウン。
午後、映画を2本見る。

■陰陽師
ぎりぎり帝都物語にならずにふんばっている。
しかしこういう日本映画って、娯楽用とはいえ、なぜにクライマックスを「都の危機」レベルにまで事をあらだてるのだろうか?原作がもつ、その当時の人々と妖怪との「日常感」を、もっと大切に描いて欲しかった。
なにげに今井絵理子が出ていて、ほほえましかった。

■STAR WARS エピソード2
これだけはスクリーンで見たくて、MOVIEXへいく。
例の「LONG TIME AGO〜」のクレジットが出てテーマソングが鳴る瞬間は、何回見ても鳥肌が立つ。今回は、戦闘シーンが多く、もはやストーリーは無用の超娯楽大作の様相を呈している。実際、ストーリーはめちゃくちゃ。
アナキンはダースベーダーになるのが分かっているので、見ててもなんだか好きになれない。実際、今回の主役であるにもかかわらず演出的にも好意的に描かれてない感じ。逆にオビワンを応援したくなる。
ヨーダのリアルさは気持ち悪いくらいハイレベル。顔のアップは、作り物的な違和感が全くない。技術の進歩は凄い。
オビワン危機一髪のところでジェダイが勢ぞろいしてドロイドに立ち向かうくだりは、昔のヒーローものと紙一重の気も。そんなシーンにワクワクしている自分は、まだまだ子供だなあと思った。
期待し過ぎてがっかりという映画は多々あるけど、世界最大の期待感を背負いつつ、ここまでの映画を作るルーカスはたいしたもんだ。



●02.9.15 Sun 「夜遊び@沼津」

昼間は仕事。
で、夜、FEEL The NOIZE@沼津ガイアへ行く。
連休の中日というのが関係しているのか、お客さんの数はいつもの3分の2くらい。それでも決して少なくはないんだけど、ハコの大きさからすると、ちょっと物足りない感じ。

今回見たDJの中では、OG@君のセットの前半が、次回ROCKCANDYのセットに考えている雰囲気にけっこう近かったんだけど(PET SHOP・PUFFYとか)、あまりフロアの反応が芳しくなく、ちょっと考え込んでしまう。

若い子が友達同士で手をつないで踊っている、ほほえましい姿を見ると、静岡の音楽好きな若い子にも、こういうクラブイベントの存在を知って遊びに来て欲しいなあと思う。絶対楽しいはずだよ。ガイアは基本的にライブハウス、静岡のハコは基本的に飲み屋さん。ここら辺が、敷居を高くしているのかなあ。

久々に最後まで残る。初めてトランプ抽選のプレゼントが当たった。
オービタルのステッカー。

あと、ギャルトラに来てそうな子でも、ロックで踊れるみたい。意外と開拓できるかも。



●02.9.14 Sat 「朝霧チーム始動」

昨日はLOVE PSYCHEDELICO@SUNASHのライブに行った。
終了後、隣接(?)する串特急にて総勢10人で飲み会。デリコの話題はほんの僅かで、もっぱら朝霧ジャムの計画を練った。話が具体的になってきて、ワクワク感も倍増してきた!

午前中、ヴァージンへ行く。
買おうと思っていたCDはほとんど発売前で、無駄足だった。
あらためて発売日をチェックしていたら、ちょっと発見。9月に発売される主なアルバムは全て発売日が9月19日。多分、業界的な理由があるんだろうけど。
せっかく来たので、CD購入。
◆PE’Z「くがつのそ・ら」
朝霧に期待!
◆THE AVALANCHES「AT LAST ALONE」
日本企画のミニアルバム。サマソニの感動よもう一度!
◆UNDERWORLD「TWO MONTHS OFF」
ROCKCANDY用。お楽しみに。


先週買ったCDはかなり当たり。
UNDERWORLDは全然飽きがこない。毎日通勤でひたすら聴いている。
MUDDY WATERSは寝る時のBGM。
そして、今部屋に流れているのは中島美嘉。ジャケットの中の写真も良かった。ただし、@AMAZING GRACEはやりすぎ。聴いてて痛い!



●02.9.12 Thu 「まんが喫茶」

みなさん、最近まんが喫茶に行った事はありますか?
僕はあります。
会社の近くのレストランで、昼メシ食べがてら読んでいた「ONE PIECE」が面白くて止まらなくなり、どうしようもなく続きが気になり、仕事を早々と終えて、帰り道にあるまんが喫茶へ行きました。
4時間かけて最新25巻まで読破。さすがに目が痛くなった・・・

で、何が言いたいかというと、「ONE PIECE」の面白さではなく、マンガ喫茶の素晴らしさだ。
行った事のある人には常識なんだろうけど、ジュース飲み放題・リクライニングチェアー席に4時間いて、たったの1000円という、デフレ時代の申し子のようなナイスなシステム。調子に乗ってオプションのハヤシライスを食べたけど、これがけっこう量があって450円。希望があれば、インターネットも使い放題。
インドア派で、お金がなくて、他人との接触が面倒くさがるようなダラダラ人間にとって、これほど素敵な空間はないだろう。もし僕が暇な学生だったら、間違いなくはまっていたかも。今でもやばいくらい。 ソファー席はカップルがたくさんいて、お金のない時のデート先と化しているようだ。
平日の夜ではあったが、ちょっと乗り遅れてたか!みたいな焦りすら感じさせる、盛況ぶりだった。

ただし、一種、麻薬のような、癖になったら抜け出せない危険な香りを感じたので、「よさそうだな」と思った人は、あまり行かないほうがいいかも。



●02.9.06 Fri 「本日のCD」

浜松のすみやで、捜していたルースターズの2nd紙ジャケ盤を発見。即購入。
その他にも3枚購入。

◆THE ROOSTERS 「a-GOGO」
残るは1stのみ!
◆UNDERWORLD 「A HUNDRED DAYS OFF」
UNDERWORLDの新譜は、音楽的にはこれまでの延長線といえるものだけど、予想以上に出来がいい。シングルカットされたAもいいが、個人的にはベースリフがガンガン来る@が好き。「ケミカルになる夢を見た」という歌詞は素敵だ。
◆MUDDY WATERS 「THE BEST OF 〜」
ちゃんと聴くのは初めて。48〜56年の作品からのベスト。この人の「ROLLING STONE」という曲からストーンズはバンド名をとった。
◆中島美嘉 「TRUE」
ジャケ買い。



●02.9.4 Wed 「大蛙」

日本の6人組ジャムバンド、BIG FROG@藤枝ローゼのライブに行く。

20時開演で、途中に20分の休憩をはさんで23時過ぎまでのボリュームたっぷりのライブ。
見るからに普通の人たちがやっているこのBIG FROGのライブは、カリスマ性や天性の素質とは別の次元の(無縁の)、「バンドの音楽」そのものの魅力がストレートに伝わってくる。
ジャムりながら曲がどんどん盛り上がっていくさまは、見ていて本当にゾクゾクする。

こういういい演奏を見ると、(自分が下手なのも忘れて)無性にバンドがやりたくなるんだよな〜。



●02.9.3 Tue 「罪と罰」

今日はグチです。スイマセン。

仕事のストレスが今にも爆発しそう。
こっちは相手のことを思い、休日もつぶして一生懸命手伝っているのに、それが裏切られてばかり。「そんな事だと会社がつぶれるよ」と言っても、当事者意識が皆無のヤツラがいるからだ。

今日も頭が煮えくり返るような事があり、むしゃくしゃしながら東名を走っていたら、ハイロウズの曲が頭に浮かんだ。「バームクーヘン」に収録されている「罪と罰」の、好きな歌詞の一節だ。
立ち止まったまま動かない
結局何にもやらないなら
有罪 有罪 有罪 重罪
仕事でもプライベートでも、批判してばかりで何もしない人間は大嫌いだ〜!



●02.9.2 Mon 「素晴らしい休日」

土曜日の振り返る会飲み過ぎて、日曜日はダウン。
ロッキンオンを買ってきて、昼寝して、DYNAMITE!を見て・・・ダメ人間な1日だった。

夜、土曜日一緒に飲んだAさん(仮名)に会う。お互い、ダメな休日を送っていたことをカミングアウトし、仲間がいたという嬉しさのあまり、お互いの最近の酒にまつわる失敗談に話が盛り上がる。
これは、これまでも何度となく繰り返されてきた光景なんだろう。

満を持して観た「メメント」は、思ったほど複雑な、「観客に不親切な」作りの作品ではなく、面白く見れた。こういう結末、けっこう好きなんだよな〜。
DVDには、時間の経過どおりに話を並び替える「リバース・シークエンス再生」というモードが付いていて、これが意外に良かった。もしかしたら、僕達は平気な顔して嘘を付き合っているのだろうか?



●02.8.30 Fri 「本日の映画」

最近、会社はみんな忙しそう。
そのせいか、帰りにお酒を飲まずに真っ直ぐ家に帰る日々が増えてきた。
ウエイトコントロールをはじめるのは今がベストタイミングかも。

帰りにツタヤで「アメリ」をレンタル。
素直にほのぼのさせてくれない、ねじれたダメ人間応援映画。
最近、映画はほとんど観ていないけど、このスピード感がイマ風なんでしょうか?
一緒に借りた「メメント」は、疲れそうなので、また次回。



●02.8.28 Wed 「本日のCD」

昨日は出張で東京へ行った。
時間があったので、渋谷タワレコにいく。
(というか、ワザと時間が出来るように調節して行った)

CD4枚とDVDを1枚購入。
・THE ROOSTERS / ROCK'N'ROLL BIBLE(初期の未発表集)
・爆裂都市〜BURST CITY / ORIGINAL SOUNDTRACK(1982年の同名映画のサントラ)
・BO DIDDLEY / CLASSIC(リマスターBEST盤)
・THE ROLLING STONES / ENGLAND'S NEWEST HIT MAKERS(米盤1ST)
・TALKING HEADS / STOP MAKING SENSE(同名映画のDVD)
なんだか、広く聴いているようで、全然広くないDEEPな世界の扉手前って感じ。
聴き込むと、EARLY ROCK'N'ROLLとNEW WAVEという全く別の世界に行くのが、ルースターズの凄いところか。


夜は会社の先輩と渋谷で飲む。
またやってしまった・・・



●02.824 Sat 「今日の出来事」

今日はのんびりした週末。
本とCDを買って、家に引きこもる。

今日買った本は大槻ケンジ著「リンダリンダラバーソール」。
ちょっと前に話題になった本で、オーケンがバンドブームを振り返る自伝といった内容。懐かしいバンドの話がてんこ盛り。ブーム末期のバンドのRISE AND FALLの話は、裏事情なんてもちろん知らずに踊らされていた元ファンとして、とても興味深く読めた。
面白悲しくて1日でイッキに読破。バンドブームに思い出のあるヒトにはおすすめの本です。

そしてその読書のBGMは、同じく今日買ったルースターズの「INSANE」。
1曲目「LET'S ROCK」あらためていい曲だぁ。懐かしい。
フジ・サマソニが終わって、気になるCDをいろいろ買い漁っているけど、そのひとつが今日買ったルースターズ。古本屋でルースターズ特集の「レコードコレクターズ」誌を買うほどの熱の入りよう。一昨年、紙ジャケ仕様のリマスター盤が出てて、それに付いているボーナストラック(ミニアルバム音源等)が気になり、現在、その紙ジャケ盤を捜して収集中。
「ニュールンベルグでささやいて」なんて、ROCK CANDYで回してもけっこういい感じではなかろうか。みんなどんな反応をするだろう?
「INSANE」「DIS」「GOOD DREAMS」と集めて、あと残りは初期の2枚「THE ROOSTERS」と「THE ROOSTERS A-GOGO」。これが中々ないんだよ〜。誰か見つけたら教えて下さい。

あと、パフィーも購入。「JET CD」と「SPIKE」。これはTUTAYAのレンタルアップで1枚300円と超お買い得でした。



●02.8.23 Fri 「CD-Rは危険?」

しばらく前からCDプレーヤーが壊れていたので、家の近くの「MR.コンセント」という修理屋へ持っていった。診断の結果、レーザーのピックアップ部が壊れているとのこと。この店は親切に、事前にきちっと見積もりを出してくれる。

ただびっくりしたのは、その壊れた原因だ。そもそもは8年も前に買ったプレーヤーなので、ピックアップが消耗したのが理由だが、壊れた直接のきっかけはパソコンで焼いたCD-Rを再生したからだというのだ。
どういうことかというと、CD-Rは通常のCDよりも表面のコーティングが薄く、汎用CDプレーヤーでCD-Rを再生するとピックアップに通常以上の負荷がかかってしまい、消耗が早まったそうなのだ。CD-Rに焼いた音楽を聴くのはもはや日常茶飯事の事になっているが、それによってピックアップの寿命が縮まると聞いたのははじめてだ。
もし本当なら、こんな大事な事が一般にインフォメーションされなくていいのだろうか?

修理代が12千円ということで、高いな〜と思ってすみやにいくと、在庫処分のTEAC製CDプレーヤーが14千円で売っていた。即購入。



●02.8.10 Sat 「今日のお買い物」

午前中、会社で仕事をした後、久々に街に買い物に行く。
大きな買い物をしてスカッとしたいな〜なんて考えながら、土壇場で買い切らない自分は学生時代からあんまり変わってない。


まず、マルイのスポーツフロアーで、コロンビアのグレーのハーフパンツを購入。
次にスニーカーを物色。パトリックでグレーに黒ラインのかっこいいのがあったんだけど、サイズが無く、結局同じパトリックの紺色レザーにブルーラインのタイプを購入する。
その後、ヴァージンで↓のCD4枚を購入。

・THE MUSIC / THE PEOPLE E.P.
 今年のフジでみんなが「いいよ!」って言っていたので、ライブも見なかったんだけど、今更ながら購入。みんなの言葉に偽りは無かったです。ピエール曰く「ジャケットがハイロウズのバームクーヘンに似てる時点で、既に名盤」

・CORNERSHOP / HANDCREAM FOR A GENERATION
 部長、FTNのOG@君が大絶賛していたCDがようやく国内発売。サマソニの予習用に大きな期待と共に購入。
 聴き込むほど更に味が出てきそうな作品だなあと思いながらネットを見てたら、サマソニキャンセルだと!嗚呼・・・

・FINCH / WHAT IT IS TO BURN
 いろいろ試聴している中で耳にとまって、「エモコア+ヘヴィロック」というキャプションが気に入って購入。 勝手にサマソニの予習だと思い込んで買ったが、よくよく確認するとサマソニには出演せず。嗚呼・・・

・DOBERMAN / Moonstruck Drunker
 関西で絶大な人気を誇っている9人組スカバンド。どんな音を出すのかドキドキしながらPLAYボタンを押す。こういう気持ちはひさびさ。
 今回買ったのはシングルで、この3曲だけでは判断は難しいが、悪くはない。フルアルバムを聴いてみたいという気持ちにさせてくれた。



●02.8.8 Thu 「今日一番の仕事」

毎日の生活にキレがない。

確かに、暑い。
しかも、今日なんかは、車で東名の由比海岸を走っていると、いつも黒っぽい海が珍しくエメラルドグリーンに光ってたりして、いつもはうっすらとしか見えない伊豆半島がやけにはっきり見えたりして、世間は自然界も含めて皆、夏休みモードになっている。
ここ毎日、暑さから逃げるように、ただなんとなく仕事をこなしている様な気がする。

家に帰ると、日が暮れているにもかかわらず部屋の温度は30数度にまで跳ね上がっており、エアコンが部屋に行き渡るにはかなりの時間が必要だ。快適な温度になるころには、部屋で一汗かいておりグッタリモード。

こんな毎日じゃイカンと考えていて、車を運転しながらふと思いついたのが、部屋の掃除。
実は、古くは6月頃の雑誌・洋服を筆頭に、フジロックから帰ってきたのは昨日かと間違えそうな、富士山に登るのは明日かと間違えそうな、部屋の散らかりよう。
いつかまとめてしようと思いつつ、既に1ヶ月経とうとしていたのだ。
決めたからには、めずらしく18時前には会社を後にして早々に帰宅し、ビールを飲んで一息ついたら、早速掃除に取り掛かった。

掃除する事4時間あまり。
前半はUFOを見ながらであったけど、後半は買ったばかりのプライマルの新譜を流しながら、けっこう真剣に掃除した。CDの片付け、いらない雑誌などの廃棄、床の掃除機、洗濯物の片付け・・・


そして今、今日一番の仕事に満足しながらパソコンに向かっています。


PRIMAL SCREAMの「EVIL HEAT」。
タイトル(今にピッタリ!)や曲名、前評判はとても刺激的に思ったのだけど、その割りには音にトゲというか、キレが無い。
「MISS LUCIFER」の様な曲がもう数曲あればなあと思うのだけど・・・
「MISS LUCIFER」は文句なく名曲!SHAKE〜!!

●02.8.5 Mon 「再開しま〜す」

なんと、またもや1ヶ月以上ぶりの日記。
全国1000万人の「若気のいたり」ファンの皆様、ご心配をおかけ致しました(笑)。

ところで、何でもそうだけど、間隔が空くというのはあまりよろしくないようだ。
再開する時、大きな力とプレッシャーをともなう。
例えば、今年のフジロック。
PRODIGYは5年ぶりのシングル、レッチリは3年ぶりの新作を引っさげてのライブだったけど、多分、アーティスト側には全てにおいて相当のプレッシャーがあったはずだ。
そして、僕達には凄まじい期待感があった。
結果、観客に満足を与えるハードルはかなり高くなる。
両バンドの新作・ライブに対する感想・批評はさまざまだけど、やはり、間隔があくのはリスクが大きい。

で、そうならないために走り続ける人達がいれば、間隔を屁とも感じない人達がいる。

今年のフジでROCK'N'ROLL GYPSIESの花田を見てたら、僕も、僕なりに走り続けないとイカンと思った。