DIARY
〜若気のいたり〜



●2003/3/23 Sun 「イラク攻撃とコピーコントロールCD」

アメリカのイラク攻撃が始まって3日が経った。

アメリカ軍は圧倒的な軍事力により順調に侵攻を続けており、戦争は短期間で終わりそうな気もするが、新聞等では長期化する可能性もあげている。今後についてはとても気になるところだが、今はまだ何とも言えないという事だ。
戦争による影響は、日常に様々な形で表れている。有名人やミュージシャンの戦争反対発言も増えてきた。インターネットでちょっと探しただけでも、宇多田ヒカル・MISA・坂本龍一・窪塚洋介(?)など、多くの人が反戦発言をしている。
そもそも、早くから国として反戦(武力行使反対)を宣言したのがフランスだった。しかし、アメリカの攻撃を止めるには至らなかった。その原因は、武力行使反対のかけ声だけで、それに替わる有効な代替案がなかったからではないだろうか?
戦争なんてない方がいいに決まっているが、フセイン政権下のイラクが危険な国であることに反論を唱える人もいないだろう。そこで「では、どうするのか?」という具体策がなかったことが、フランスの主張が国際世論にならなかった理由だと思う。

理想と現実をいかに折り合わせて具体策を提示するか?これは重要だ。


話は変わるが、コピーコントロールCD(=CCCD)である。
CCCDは、パソコンでコピー(複製)が出来ないディスク規格で、多くのレコード会社で採用され、現在ではavexの全ての新譜、その他レコード会社は大物アーティストのアルバムを中心に、CCCDが導入されている。
何故CCCDが必要になったか。簡単に言うと「アーティストの著作権保護」だが、実際は「昨今のCD売上の不振は、消費者のパソコンを使ったCD-R等への複製に原因がある。そのコピーが出来ないような規格のCDにしよう」という、レコード会社の事情によるところが大きい。
ただ、僕達消費者に対して、CCCDの仕組み=問題はあまり知られていない。実は信じられないような問題を抱えた規格であるにもかかわらず、だ。
問題点とは、
@正確には、いわゆるコンパクトディスクの規格品ではない(CDではない)。そのため、一般のCDプレーヤーでは再生出来ない可能性があるし、オーディオメーカーはCCCDの再生を保証していない。
ACCCDを再生したらCDプレーヤーが壊れる危険性がある。勿論、CDでないものによる故障なので、購入1年未満でもメーカー保証はきかない。
Bレコード会社は、プレーヤーの破損その他に関して一切の責任を負わないどころか、CCCDの返品、返金に応じない
D通常のCDに比べて音質が悪い。
E以上のような情報を、レコード会社は意図的に表に出ないようにしている。
はっきりいって、なぜにこの問題がメディアで大きく取り上げられないのか、音楽ファンの間で語られないのか、不思議でしょうがない。
個人的には、この現行CCCDは、レコード会社のエゴと売上不振の問題のすり替えによるものであると思うし、CCCD反対!と声を大にして言いたい。この問題について言いたい事は山ほどあるけど、忘れてならない事実は、アーティストの著作権は尊重され守らなければいけないという事だ。
問題なのは、その対策手法として、現行のCCCDの導入が良かったのかという点にある。
(CCCDについて詳しい事はココをクリック


イラク問題とCCCD問題の2つは、構造的に共通している面が多い。
理想【中東平和=戦争しない/著作権の保護】に対して、現実【フセインの存在/違法コピーの横行】があり、理想と現実の折り合いのつけ方=対策【イラク武力侵攻/現行CCCDの導入】がある。
更に面白い事に、どちらのケースも対策が一方的であり、安易であり、結果として最悪である。
ただ、イラク攻撃については国際的に様々な場で議論がなされ、反対派ばかりでなく、アメリカ国内を中心に賛成者も多数いる。それに対して、CCCD問題は議論がなされていない上に、賛成者が多数出てくるとは思えない。



理想と現実をいかに折り合わせて具体策を提示するか?
この言葉をよくよくかみ締めると、これは僕達の毎日の生活そのものだ。
難しいね。




●2003/3/13 Thu 「最近の出来事」

本屋に行くと、松浦亜弥の「アロハロ!」が妙に気になる今日この頃。
ここ最近の出来事をつらつらと・・・


◇今週は、家でも外でもハイロウズとストーンズばっかり聴いている。週末に向けて予習は万全!気持ちの盛り上げも万全。イチローと同じく「いつ開幕しても大丈夫」。

◇最近の僕の思考パターンのよくない傾向が、「もしも、空巣に盗られたらゼロになっていたはずだから・・・」という理屈で、金遣いが激しくなっていること。だがしかし、これは心のヒーリングだなあ。もう少しこのままでいたい。

◇ようやく、玄関の鍵が頑丈なタイプになった。空巣、どんとこい!(上田次郎風に)

◇会社で以前担当していたお客さんが、突然心筋梗塞で亡くなった。いるはずの人がいきなり存在しなくなる違和感を、生まれて初めて経験した。来週、お酒飲む約束していたのになあ。RIP・・・

◇次回のROCKCANDYのフライヤーがほぼ完成。今回もいいものが出来そうです。しかも、初のカラー作品、お金かけてます。お楽しみに〜!




●2003/3/6 Thu 「今日は無事か?」

空巣事件が起きてから、帰宅して玄関のドアの鍵を開けるのに、毎回ドキドキしてしまう。
この気持ち、分かってもらえるだろうか?

普通に考えたら、空巣は続けて起こるはずはないのだが、もし毎日留守だということを見破られていたら、これほど都合のいいカモはないので、有り得ないとも言い切れない。
不動産屋はドアの鍵を頑丈なものに取り替えてくれると言っていたのに、今日の時点ではまだ何の音沙汰もない。


そして、今日も我が家は無事だった。

もう、めぼしい物は残っていないのだろうか?
それも悲しい。




●2003/3/5 Wed 「気をつけろ」

最近、パトカーがよく走っている気がする。

今日の東名高速道路は大変だった。
午前中、仕事で沼津に向ったのだけど、僕の車から見て反対側の下り車線は、清水〜静岡インター間が交通事故で通行止めだ。東京方面から来た車は、清水インターで東名から強制的に降ろされるのだけれど、それに伴う渋滞で、車の長い列が由比の海岸まで続いていた。
渋滞にはまった車は、いったい何時間待って東名から降りたのだろう?
気の毒としか言いようがない。
事故の原因は、トラック2台による追突で、死者もひとり出たそうだ。

午後から浜松に行った。
夕方周りも薄暗くなって来たころ、車の前方にパトカーが数台集まっているのが見えた。
また交通事故かと思いながらその横を通り過ぎる時、覗き見ると、そこにはマンホールくらいの大きさの血たまりが・・・。

車の運転には注意したいです。




●2003/3/2 Sun 「プチ飲み会にて」

予定通り、プチ飲み会を開催。

1次会の海ぼうずで明太おろしを食べていたら、銀歯が外れる。
硬いものを食べてならまだしも、大根おろしを食べている最中に外れるなんて・・・

ついていない時は、こんなものなのか。




●2003/3/1 Sat 「空巣に入られる」

まさか自分がやられるとは、想像してないかった。

金曜日、残業で遅くなり、24時に帰宅した。
ドアの鍵を開けようとすると、朝締めて出たはずの鍵が開いている。不安感が頭の中を渦巻きながら、部屋に入ると最悪の結果が待っていた。

犯人の侵入の方法は、今、話題のピッキング。
被害状況だけど、不幸中の幸いというか、銀行の通帳やクレジットカードは「何故か」無事だった。もし通帳が盗られていたら、人生で最大級のショックに打ちのめされていただろう。HPに書く余裕なんて無いし、精神的ダメージで寝込んでいたかも。
デジカメが盗られていたけど、通帳が無事だったことを考えると、あまり気にならない。(逆に「どうぞ、持っていって下さい」という感じ)

警察の人が3人来て、被害届を書いたり、指紋や足跡を調査した。一見何も残ってなさそうな畳に犯人の足跡を見つけたのには、さすがというか、感動した。
後から聞いた話だけど、この日は同様の空巣が市内で4件も起こったそうで、5件目の僕の家では、お巡りさんも少々お疲れ気味の様子だった。
全て終わったのは朝4時前。犯人への憤りよりも、眠たさが辛かった。


ところで、今どきの空巣はたいていの鍵なら開けてしまうらしい。
もし空巣に目を付けられたら、24時間家にいない限り、侵入を防ぐことは難しいということ。(僕のような独り暮らしの場合は特に致命的!)
という事は、家に侵入されないようにするよりも、目を付けられないようにする努力、侵入された時に被害を最小限に抑える努力が有効となってくる。
僕のアパートは容易に開くことで話題の「シリンダー錠」だったので、犯人への怒りよりも「やられたか〜」という諦めに似た気持ちの方が、正直いって強い。我ながら、ちょっと弱気かな〜って思うけど。


空巣に入られるという希少な経験をして、分かった事。
@警察の人に何を盗られたか聞かれるのだけど、意外と、何がなくなったか分からない。通帳などトリプルAクラスの重要物はすぐ気が回るのだけど、デジカメなどは、しばらく気が付かなかった。
A財布を落とした場合は、キャッシュカード・クレジットカード・免許証など大事なものが全て無くなるので、その関係の連絡(使用中止や再発行)の手間がとても面倒くさい。
しかし空巣に入られた場合は、いくら現金や物を盗られても、自己責任のため、特に煩雑な連絡業務は発生しない。今回の場合、警察と不動産屋に電話しただけで、その他は一切なし。やや拍子抜け。
B翌朝、不動産屋にドアの鍵を頑丈なものに付け替えるように言ったら、冷たい応対で、最初は入居者の実費で交換して欲しいという返事だった。ムカついたので一喝すると、大家さん負担で「ディンプル鍵」に交換してくれる事になった。以前からそうだが、駅南のS川不動産は対応悪い。
Cなぜ通帳やクレジットカードが盗られなかったかは謎。空巣にもいろいろタイプがいるそうで、僕の場合は、たまたま犯人が現金主義だったのだろうか?容易に換金出来るものは最も盗られやすいらしい。例えば、現金・商品券・ノートパソコン・デジカメなど。
通帳が盗られていなかったのは、犯行時刻が午後3時を回っていたのかも?




●2003/2/27 Thu 「♪なんでだろ〜」

世の中、不可解な出来事が多くある。

自宅の近くに、「五鉄」という創作おでんのお店がある。「創作おでん」というくらいだから、変なおでんのネタがいっぱいあり、なんとトマトやバナナまでおでんになっている。
僕の経験では、こういうお店は味よりも数(テクニック)に走る傾向にあり、話のタネにはなるが、特に次回も来ようとは思えないケースのお店が多い。
このお店の場合もまさにそのパターンで、以前食べに行ったところ、まずくはないもののこれといった決め手(魅力)もなく、一度行ったっきりになっていた。

で、1ヶ月くらい前から、この店の前に実に不可解なのぼりが出ている。
「TVチャンピオン 全国おでん選手権 祝優勝!」
どうやらテレビ東京の番組に出演したらしいのだ。
そして、どうやら優勝したみたいなのだ!

別に五鉄に悪気はないが、言わずにはいられない。
このお店が「日本一」でいいのだろうか?
このお店の日本一を阻止する、おでんの強者はいなかったのか?一体どんな勝負に勝ち残って日本一の栄冠を勝ち取ったのか?(3月8日に静岡のテレビ局がその番組を放送するそうです)
実に不可解だ。
日本のおでん界の行く末を案じずにはいられない、今日この頃。


静岡はおでんの街としてPRしているくらいだから、他にもっとおいしいおでん店はたくさんあるはず。
例えば、池田にある「おでん屋」というお店は、だし汁が絶品。これはマジ美味しいです。




●2003/2/23 Sun 「テニス痛」

昨日は会社の人とテニスをした。
やったのはダブルスだったけど、3戦全敗だった。

実は中学生の時、軟式テニス部に入っていたのだけど、今となってはほとんど効果なし。
夕焼けニャンニャンを見るために2日に1回はサボっていたからな〜。

日頃使わない筋肉を使ったおかげで、今日は朝から筋肉痛です。




●2003/2/19 Wed 「僕とレピッシュと上田現」

先日、上田現のライブを見に行ったのはLIVE REPORTで紹介している通りだが、実は高校生〜大学生の時期、レピッシュは大好きなバンドだった。今回行ったのは、現ちゃんのソロアルバムが素晴らしかったからでは決してなく、懐かしさが理由のほとんどだった。


僕のレピッシュとの出会いは、高校時代にさかのぼる。
忘れもしない高校一年生の12月24日、当時人気の絶頂にあったBOφWYが突然、解散宣言をした。
当時、ボウイ一色だった田舎の音楽好き高校生(=僕と数人の友達)は、全国のボウイファンと同様に、もちろん大きな衝撃を受けた。その衝撃が落ち着いて間もなく、僕と友達との話題は「ボウイの後継者は誰か?」つまりポスト・ボウイに移っていった。
高校生のクセにサラリーマンが履くような渋い靴を履いていたので「シンシ(紳士)」というあだ名の友達がいたが、シンシのポスト・ボウイ一押しは「SEXUIAL×××××!」(タイトル懐かしい〜)でメジャーデビューしたばかりのBUCK-TICKだった。そして、僕の一押しは、同じくメジューデビューしたばかりのレピッシュだ。

レピッシュは、ヴォーカルのMAGUMIがトランペットをプレイしていたことからも分かるように、単なるビートバンドではなく、ヴァラエティにとんだ曲を持った、当時からオルタナティブなバンドだった(メジャーデビュー前に、来日したFISHBONEの前座もやっている)。バンドの頭脳として、ギターの杉本恭一、キーボードの上田現という2人のコンポーザーを擁し、それぞれ攻撃的でパンキッシュな作風の恭一、詞も含めて常人離れした変態的なメロディの現ちゃんという2つの個性を持っていた。当時の僕は、その作風の違いから恭一を氷室、現ちゃんを布袋に見立てて、未来の姿を思い描いたのだ。
現ちゃんの曲は、詞に難解な部分もあったが、メロディーに音楽的異才を感じさせる(変な)フックを持ったものが多かった。人よりちょっと変わったことがカッコイイと感じていた当時の僕は、恭一よりも現ちゃんに好感を持っていた。(これは僕が、ボウイで氷室派でなく布袋派であったことも多分に影響していると思われる)
またレピッシュは、必ずアルバムに1曲、アコーディオンやオーケストラを使った童謡っぽい佳曲を収録していた。この点でも、他のバンドとは違うスタンスを漂わせていた。

レピッシュもバクチクもメジャーデビュー時期は同じだったが、その後のチャートアクションやセールスは、バクチク優位で推移していったと記憶している。
シンシが勝ち誇った顔で「やっぱりバクチクだよな!」と言う時は、肩身の狭い思いをした。あろうことか僕の愛するレピッシュは、スタイリッシュであるべきポスト・ボウイ・バンドにはあるまじき「ポコチンロック」を提唱し(当時流行ったボヨヨン・ロック@まんが道に対抗して)、僕は一層肩身の狭い思いをし、敗北感に打ちのめされた。


田舎の高校生がポスト・ボウイを議論してから10年以上経つが、レピッシュもバクチクも地道に活動を続け、まだまだ現役で最前線で頑張っている。
そして3月15日、両バンドが静岡にて異常接近する。レピッシュがSUNASH、BUCK-TICKが市民文化会館でのライブで来静するのだ。片やライブハウスで片やホールというのが、現実の非情さを感じさせるが、偶然とはいえ、因縁のめぐり合わせが僕の住んでいる静岡で起こるというのは、なんとも感慨深いものがある。
両バンドとも、たくさんのお客さんに見て欲しいです。


ちなみに、15日はGLAY@エコパも開催される。
後輩バンドに負けるな!




●2003/2/15 Sat 「BUCHOナイト」

本日は藤枝のPOTというBARで、月一ではじまったBUCHOナイト(仮称)に初参加。
DJイベントというよりは、普通のBARのBGMとしてDJするといった感じ。お店に行ったのも初めてだったけど、すごくいい雰囲気のお店でした。
DJもROCKCANDY3人が今年初めて集合してプレイ。今年のROCKCANDY年間スケジュールを打ち合わせた。
ひとつ残念だったのは、姉妹店でイベントをやっているため常連さんが全部そっちに行っちゃって、お客さんが少なかった事。その代わり逆に僕達の貸切状態となり、話で盛り上がったり、DJ以外の人で積木ゲームをしたりと、いつもとかなり違った感じで楽しかったです。

今年のROCKCANDYは、静岡においてロックを楽しむいろいろなスタイルを提案していきたいと思います。ヨロシクお願いします!

>BUCHO
お疲れ様でした。こういうのもイイネ、イイネ、イイネ!(ヨコヤマケン風に)




●2003/2/11 Tue 「悪調子」

最近どうも調子が悪い。といっても、体調じゃなくて心のほう。
やる気が出ないというか、全般的に無気力氣味。
お酒も飲みに行く気にならず、CDJいじってもすぐ飽きる。もちろん、HPの日記をUPする気にもならない。
好んで聴く音楽も、THE WHOやFREEなどレイドバックしてきた。

今日の収穫は、ツタヤでいつもレンタル中の「トリック2」を2巻もレンタル出来たこと。
なんだか冴えないな〜。
まいった。




●2003/2/2 Sun 「疲労困憊」

金曜日から今日まで、仕事で浜松に行きっぱなし。
3日間、風吹く屋外に立ちっぱなし。
疲れた・・・




●2003/1/29 Wed 「趣味と仕事」

仕事の合間をぬって、ハイロウズのチケットを買うために三島アイ・ジーを初訪問した。
いつもクラブやライブハウスで会っている人に昼間会うのは、妙に恥ずかしい。
そんなに時間に追われてもなかったんだけど、ちょっと話しただけで、そそくさと退散する。

昔は「仕事と趣味は絶対別がいい!」って思っていたけど、最近は「いっしょでもいいのではないかなぁ・・・」と思うことがある。どうせ起きている時間の大部分を使うなら、好きな事・興味のある事を頑張りたい。
スタッフ「れ」さんや「な」さんの様に、自分の趣味に関係する仕事をしている人を見ると、少し羨ましいです。




●2003/1/27 Mon 「古舘伊知郎@グランシップ」

古舘伊知郎の毎年恒例のトークライブ「トーキングブルース」@グランシップに行く。
今回のテーマは「言葉」。15回目でついに出たというか、古舘伊知郎という人に相応しいテーマだ。開演から約2時間30分の間、古舘はひたすらしゃべりっぱなし。台本があってそれに忠実に沿っているのか、アドリブ的な展開で頭に浮かぶまましゃべっているのか判らないが、とにかく話しまくる姿は圧倒的だ。ふと、昔、就職活動で面接の本を読んだ時、10分間話し続ける事がいかに難しいか書いてあったのを思い出て、さらに感心した。

去年のトーキングブルース「脳」に比べて、やや構成の練りが弱い気がした。
ライブ終了後、古舘が「テーマを『言葉』にして後悔してます。やっぱり『言葉』は難しいです。」と言っていたのが印象的だった。




●2003/1/26 Sun 「今日の抱負」

夜、部長と焼き肉屋で今年のROCKCANDYの作戦会議を行った。

ROCKCANDYをはじめたのは2001年の夏。2001年は「自分達の手で、静岡でロックのクラブイベントを行う」というテーマのもと、みんなの協力もあって、2回開催できた。
2002年は「パーティーを定期的に開催する」というテーマを掲げて、2ヶ月に1回のペースで開催するという目標を立て、無事に5回開催できた。
そして今年の目標は「内容のより一層の充実」。みんなに今まで以上に楽しんでもらえるパーティーになるよう、工夫し、努力していきたいと思います。

出来れば今年、なんとか10回目を実現したいなあ。




●2003/1/23 Thu 「今日の決断」

今日は東京に出張した。
夕方、仕事も終わり、同僚の食事の誘いを振り払いつつ、向ったのは渋谷のレコファン。

去年の年末、モンティパイソン関係のDVDで買いそびれていた「シークレット・ポリスマンズ・ボウル」BOXセットがレコファンにあるという情報を、いっしー様より貰っていたので、それを確かめに行ったのだ。7枚組セットでちょっと高いため、発売当時「買おうかどうしようか?」と悩んでいるうちに、発売1ヶ月くらい後、権利関係で廃盤になってしまった痛恨のDVDだ。

「本当にあるのか?」と、ドキドキしながらたどり着いて、探すと・・・
あった!しかも新品。
この「シークレット〜」はアムネスティーインターナショナル主催のチャリティーコンサートで、イギリスのコメディー界とロック界がコラボレートした興味深い6回のライブの記録だ。ただしエンターテインメントとしてこれが面白い代物かはちょっと微妙で、それが当時購入を踏みとどめた大きな理由だった。
モノがあるときは買おうか悩むのだけど、それが廃盤になると無性に欲しくなるのは僕だけだろうか?以後、様々な手を使って捜したけど結局見つからず、今日に至った。

しかし、値段が3万円もするので、この期に及んでもまだ悩んでしまう。ちょっとためらったけど、これまでの探してきた苦労を考えると、今買わないでどうする!という気になり、腹をくくって購入を決めた。

3万円もしたので、内容が面白くないはずはない。実にいい買い物だったな〜。多分数年後にはプレミアもついて高価取引されるはず。バンザーイ!


いっしょにトロージャン(英の古スカレーベル)のビートルズ・カバー物のコンピレーションCDを購入。ユルユルな音楽が妙に耳を捕らえて放さないこの頃です。


今日の教訓「欲しいものは即買う。」




●2003/1/20 Mon 「BLUE MONDAY」

今年も嫌な時期に入ってきた。
毎年、会社で来年度の計画を作成する時期の事だ。
これからしばらく、帰りは遅く、脳みそが重くなる日々が続く。例えていうなら、出版会社の年末進行みたいな感じ(?)。今週&来週は例年以上に仕事がテンパりそう・・・


そんなブルーで枯れた僕に、スカパラ・コレクターのP氏からちょっとびっくりするメールが。
「いつもながら情報早いね〜」とこの場を借りてヨイショしておきます。
THANKS!




●2003/1/19 Sun 「ビデオな一日」

昨夜はカッパナイトを最後まで(楽しかったです)。
そして今日は朝からビデオ漬け。なんともインドアな週末だ。
TUTAYAがレンタル100円セールをやっていたので、わんさかレンタルしてテレビの前に寝っ転がった。


「デューン/砂の惑星」
原作は有名なSF小説。デビット・リンチ監督の映画があるが、これはそれと別で、外国のTVシリーズ。わりと最近制作された作品で、上中下3巻で270分、かなりの見ごたえだった。リンチの作品とあまり変わっている風には感じなかった。

「TRICK 3」
タイミング的にはちょっと話題は過ぎた感じだけど、実は最近めちゃくちゃはまっている。
今日レンタルした分で3本目。レンタル中のケースが多く、なかなか前に進めないのが難点だ(他も早く見たい!)。ベタな演技、強引な展開など、ケチをつける点はたくさんあるけど、そこが逆に面白さにもなっている。阿部寛と仲間由紀恵が、いい意味でイメージを壊す様なキャラを演じててイイ味を出している。とぼけた感じの仲間由紀恵は、正直言ってかわいいです。
鬼束ちひろ「月光」の出元、今ごろ初めて知った。

「スターリングラード」
第二次世界大戦、ドイツとロシアの戦いが舞台の戦争映画。派手な戦争シーンをシリアスな(ダークな)タッチで描いていて、サム・ペキンパー監督の名作「戦争のはらわた」を彷彿とさせるものがある。
主人公は天才的なスナイパーなんだけど、こういう映画は子供心というか男の血が騒いでくる。見てて、単純にかっこいい!
まだ見ていない人にオススメできる映画です。




●2003/1/13 Mon 「2002年MY BEST」

じゃーん!時期的にはやや遅い感もありますが、僕の2002年音楽マイ・ベストを発表します。
去年は総じて旧譜を買う機会が多かったように思う。これは@リマスター等による再発盤(キングクリムゾン「USA」、フー「MY GENERATION」など)、Aいわゆる「名盤」を購入(ビートルズ関係、キンクスなど)、のCD購入が多かったため。
なので、今回の原稿用にCDの棚を見ていても、あまりCDの種類が増えたという気がしない。
2002年は「これは!」という愛聴盤は例年より少なかった気がする。以下は、そんな中でも、意識してよく聴いたと記憶しているCDです。
順位をつけるか悩んだのですが、順位不同ということで・・・・


【ベスト・アルバム】
UNDERWORLD / A HUNDRED DAYS OFF
  2002年の「これは!」という数少ない1枚。UNDERWORLDは旧譜も含めて、僕の一番のヘビーローテーション・アーティストだった。この新譜は、コアなファンの人達の評価はいまいちだったけど、僕には関係ありません!来日ライブ行きたかった(涙)
X-PRESS 2 / MUZIKIZUM
  「これは!」という数少ない1枚その2。「LAZY」「SMOKE MACHINE」「AC/DC」といった名曲は必聴です。
THE CHEMICAL BROTHERS / COME WITH US
  「これは!」という数少ない1枚その3。名曲「STAR GUITAR」の後半のゾクゾクする感動は言葉では表せません!フジロックのライブもよかった〜。
EGO-WRAPPIN’ / NIGHT FOOD
  素晴らしかった前作を軽々と越えてしまった名盤。ビックバンド風のアプローチは個人的なツボにジャストミート!しばらくは安心してついていけそう。
THE ROOSTERS / 再発リマスター各種
  新譜ではないが、初CD化のレア音源が各盤にボーナストラックで収録されており、一時期とり付かれたようによく聴いた。「LET’S ROCK(DAN DAN)」は日本語バージョンの方が録音がいいといったような再発見をするのも楽しかった。レアなところでは当時シングルB面だった「撃沈魚雷」が◎。ミッシェル好きな人におすすめ。
HAWAIIAN6 / SOULS
  他のメロコア/パンク・バンドにない、哀愁を漂わせるメロディーが絶品。聴いていると、なぜか握りこぶしをしてしまう。名曲「AN APPLE OF DISCHORD」は是非聴くべし!ハイスタ好きな人におすすめ。
JUDE / DIRTY ANIMAL & CHARMING BLOODY TUESDAY
  ROJからは酷評(?)された2枚。ベンジーにさらなる高みを期待する気持ちは僕もいっしょで、中にはちょっとレベルの落ちる曲も散見されるため、1枚にまとめた方がよかった気もする。しかし、去年よく聴いたのも確か。どちらかというと「CHARMING〜」の方が好き。池畑のドラムが◎。フジのライブは最高だった!
GOOFY’SHOLIDAY / monochrome
  この作品で、グーフィーを未だに沼津のローカル・バンドとバカにしていた僕はノックアウトされた。ロッキンオンにレヴューされたのもうなずける内容。音楽性の変化がいい結果を生んでいる。レイジを思い起こさせる「FIGHT FOR YOUR LIFE」は名曲。
COCOBAT / HAMMERSLAVE - HISTORY 10×20
  ベスト盤だけど、新曲・新録・シングル・レアヴァージョンなど、音源的には既存の寄せ集めにはなっていないコダワリの編集盤。むしゃくしゃしている時には、車の中でこのCDにあわせて吼えまくっていたな〜。


【ベスト・チューン】
THE MUSIC / PEOPLE
  コメントは不要の名曲。フロアーでも人気絶大だった。
PRIMAL SCREAM / MISS LUCIFER
  コメント不要その2。しかし、あまりフロアーでは聴かれなかった(?)。
ROSSO / シャロン
  ゾクゾクするドライブ感。ミッシェルではあり得なかった名曲。
AVRIL LAVIGNE / Sk8er Boi
  かわいいので(笑)。良質なGUITAR POPの佳曲としてもっと評価されてもいいと思う。アメリカでは大ヒット。歌詞も何気に好きなんだよな〜。
中島美嘉 / WILL
  サビのところの「ウォオ〜、オオオ〜」というフレーズがクセになってしまった。


【ベスト・ライブ】
JITTERIN’ JINN @静岡SUNASH
2002.11.10(Sun)「Wang Dang Doodle Tour」

  安定感のあるレベルの高い演奏・プレイされた曲(セット)・楽しさの三拍子そろったライブだった。1曲目「恋は突然に」でドラムが壊れんばかりにつんのめる勢いは、今でも目に浮かんでくるほど強烈に印象に残ってます。現役で頑張っている姿勢も含めて大好きです。
次点:CORNELIUS、ROCK’N ROLL GYPSIES、JUDE @FUJI ROCK FESTIVAL'02




●2003/1/7 Tue 「FUJIMU-風 年のスタート方法」

新年はじめての日記です。
今年もよろしくお願いします。


さて、今回の年末年始で僕の大きなトピックスといえば、人生ではじめて「初日の出登山」をしたこと。

実家に帰っても、何もすることのない僕は、大晦日、高校時代の友人と二人して居酒屋に行った。
酒を飲みすすめるうちに、以前冗談で話していた「初日の出を山の上で見よう」というのが再燃して盛り上がり、酔った勢いで急遽、ミッション:初日の出登山は決定した。
ターゲットの山は、地元では名山(?)と名高い東鳳翩山(ひがしほうべんざん:734m)。住んでいる場所から車で20分、そこから山頂まで80分くらいの、小〜中学生の時「体力鍛錬」の名のもと、散々登らされた山だ。
友人と家に帰り、TVで猪木祭りを見ながらまた飲むが、吉田が出てきたあたりで意識はなくなった。

気がついたら、親に起こされる。朝4:00。
そのまま半分酔った状態で、親に運転してもらい登山口まで行く。
アタック開始はたしか4:30くらい。
まだ半分酔っ払った二人が、ふらふらと山を上って行く。酔っ払っているのもさることながら、二人の衣類もお粗末だった。ジーパン・トレーナー・パーカー・スニーカー。とても富士山やフジロックを経験したと偉そうには言えない、自然を甘くみた「ラフ」な格好。(持っていた衣類がそれしかないという言い訳もあるが。)
半分くらい登ったところで、まわりに雪が舞ってくる。こんなの聞いてないぞ!
4分の3くらい登ったところで、道端にあきらかに以前から積もっているとおぼしき雪が散見されはじめる。地面は所々アイスバーンになっており、ちょっと危険な予感が漂い始める。

  【アイスバーンと化した道】

兎にも角にも頂上に行かねばということで、一心不乱に足を進め、とりあえず無事頂上に辿り着いた。
何もさえぎるもののない、こんもりした小山状になっている山頂で日の出を待つ。
風はビュービュー、雪はしとしと。暗いながらも、空は曇っている事が容易に想像できる天候だ。他の登山パーティーに目を移すと、日の出をあきらめて下山して人達もちらほら・・・
他の人達は十分な準備をして登山に臨んだと思われ、皆、温そうなマウンテンパーカー(多分ゴアテックス製)・トレッキングブーツなどを着用している。こちらは街夜遊び用服にマフラー巻いて親父のコートを着ているだけ。寒さが骨まで染みてくる。


正直、本当に凍えるような寒さだった!多分、体調が万全だったら、さくっと下山していたに違いない。寒さに耐えながらも頂上に残ったのは、ひとえに二日酔いで動くのがきつかったから。それだけ。



頂上で1時間近くねばったが、7時も過ぎほんのり明るくなってきても、あいかわらず空は雲っているので、ついに下山を決意した。

7:20下山開始。そして下りること5分くらい。
突然、どこからともなく「おーーーー」という喚声が上がった。
雲の切れ間から太陽が奇跡的に顔をのぞかせていた。

初日の出だ!


誰となく、みんなで万歳がはじまる・・・



日の出はいつ見ても心が洗われる気がするけど、初日の出にはさらに特別なオーラを感じた。
なんだか、「よーい、ドン!」で年をスタートした気分。
きれいな日の出を見れて、最高でした!

今年もいい年でありますように・・・