FUJI ROCK FESTIVAL '02
REPORT by FUJIMU-

26日
私FUJIMU-による、FRF02の体験記です。


去年、一昨年は木曜日の午後には苗場に到着して前夜祭からフル参加したけれど、今年は仕事の関係で木曜日の夜静岡を発つことになった。
19:00過ぎに自動車で静岡を出発し、東名〜西富士道路〜中央道〜圏央道〜関越というコースで、順調に何事もなく、無事1:00に苗場に到着。
実は前夜祭のシークレットは氣志團という噂を聞いていて、もしそれが実現すれば、見逃したのは一生の後悔となるなあと心配していたが、結局シークレットはモンパチだったと聞き、ホッと胸を撫で下ろす。

さて、26日。
今年の僕のテーマは「ゆったり&ぶらぶら」。仕事の垢(今年はかなり酷い)をきれいに落とすためにも、フジロックが醸し出す至福の空間(雰囲気)に3日間じっくり身を委ねようと心に決めた。

今年のフジは、懐かしい友人との出会いから始まった。
福岡の某大学で同じサークルだった3人・・・去年の朝霧JAMでの僕との二人三脚が伝説となってしまったジョージ先輩と、いっしょに留年するぐらい仲の良かったテライが、奇しくも偶然苗場で一緒になった。これはミラクルなのか必然なのか?会ったとたん、数年のブランクを感じさせないボケと突っ込みの応酬は、いいのか悪いのか??
クイーンシーバでアベベリカー(エチオピアの強い地酒で、朝霧で僕とジョージがキレた原因)を飲み干して、僕のフジロックはプレイボール!

ライブ一発目は、そのテライおすすめの
KING BROTHERS@レッドマーキー。静岡のヴェルベットスタジオで見たのは数年前。名が売れてきた分、初期のころのトゲトゲしさが若干丸くなった気もしたが、基本的には変化なし。それがいいのか悪いのかで評価が分かれるところだが、凄い人気だ。途中まで見て会場を後にする。

オアシスで腹ごしらえをして、期待している
THE JEEVAS@グリーンだ。モッシュピットを分けているステージ中ほどのサクかぶりつきの位置を確保。単純にステージを見るだけなら、この位置がベストだと思う。
新作の曲からスタート。新作からの曲も悪くないが、クリスピアンに期待したい音楽と比べると僕には少しストレート過ぎる。やって欲しいのは、クーラシェイカーばりのダンサンブルなグルーヴ・ロックだ。そんな訳で、僕にとってJEEVASのハイライトはクーラシェイカーの曲を演奏した時だった(多くの人も同じだったと思う)。どの曲をやってくれるのかな〜と期待していたら、聴きたかった曲「HUSH」「HEY DUDE」「GRATEFUL WHEN YOU'RE DEAD」を全てプレイ!以前の来日時のライブはあまり評判が良くなかったと聞くが、どーしてどーして。3人とも演奏はハイレベルで、クリスピアンは歌いながら器用にギターをカッテイングしている。やっている音楽は全く違うが、その姿はBJCの時のベンジーに似た雰囲気を漂わせていた。
いちファンとしての勝手な希望は、クリスピアンにはクーラシェイカー1stのような路線のアルバムをもう一度作って欲しいのだが・・・

例年通り、今年も静岡フジロッカーはグリーンステージ後方にターフを張って休憩所にした。
いったんターフで休憩して、レッドマーキーの
PEALOUTへ。このバンドの音は常に「成長」し続けている。曲の出来以外にも、どういう方向性に進むのかという事が気になるバンドだ。アルバム「原始進化」はバンドにとってエポックメイキングな作品だったと思う。その中核曲であった「爆裂世界〜世界に追い越されても」「BEAT FOR YOUR RIGHT」が後半のヤマ場にプレイされたが、オーディエンスは皆、猿のように飛び跳ねまくっていた。荒々しいそのグルーヴは体の奥底から染み出してくるような感じで、僕も一瞬頭が真っ白になった。
最後「これで終わりか」と思っていたら、本当の盛り上がりはその後にやってきた。元ルースターズの花田裕之がギターで飛び入りしての「CMC」だ!この熱の余韻は次のROCK’NROLLGYPSIESに引き継がれる。

「再結成ルースターズ」と説明してもおかしくない
ROCK’N ROLL GYPSIESは今回の僕のメインのひとつ。しかし、正直言ってあまり大きな期待はしていなかった。3年前の「RESPECTAVLE LOOSTERS」記念ライブ@赤坂ブリッツ、そしてCD化された去年秋の北九州でのライブCDを聴く限り、年相応の円熟味を増した、レイドバックした「大人」のプレイになる事が分かっていたからである。実際、その通りのライブが始まったが、懐かしい名曲達を生で聴いていると、それだけで嬉しくなる。しかし中盤あたりからその様相は変わってくる。
予想していなかったヘヴィブルース・ナンバー「I'M A MAN」。この曲は中間に猛烈な勢いで疾走するインストパートがあるのだが、どうプレイするのかヒヤヒヤしながら見ていると、いきなり若返ってアルバムと変わらない疾走感を取り戻す!!そのプレイは強烈に昔の勢いを感じさせる。そして1stアルバム2曲目のあのギターの音色が!「え〜これもやるの??」と驚きの、「恋をしようよ」「どうしようもない恋の歌」。メンバー紹介があり、終わりかと思いきや、トドメの一発「DISSATISFACTION」!ヤバ過ぎるくらい、熱いライブだった。
【SET LIST】
01.Bumble Bee Twist
02.気をつけろ
03.Fool For You
04.Rosie
05.Leather Boots
06.ようよう
07.ふにゃふにゃ
08.I'm A King Bee
09.I'm A Man
10.馬鹿げた話
11.Do The Boogie
12.どうしようもない恋の唄
13.恋をしようよ
14.Dissatisfaction

興奮の中ホワイトに移動して、
THE SKATALITESを見る。会場にはとてもゆる〜い空気が漂っており、ライブもリラックスした雰囲気でスタート。僕は途中からステージの後方に下がり、寝そべって音だけ楽しむ。そろそろ空も赤くなってきた。生のスカタライツがBGMで流れる夕暮れ。贅沢な時間だ。ちなみに、このスカタライツのライブにはスカパラのメンバーが観客としてほぼ全員集結。スカパラファンのP氏は、一緒にいる僕が恥ずかしくなるほどのはしゃぎっぷりだった。メンバーにサインを貰ったり握手してもらったりしている。アンダー20才とおぼしき女の子が群がる人ごみの中に、一人30才間近の男が嬉々としている。異様な光景でした。

ターフに戻って
MUSEをBGMに休憩し、PRODIGYに備える。MUSEは初めて聴いたけど、ギターソロがしっかりあったりして、意外に正統的なロックバンドだった。

さて、1日目のグリーンのトリである
PRODIGYの番だ。ようやく活動を再開させたばかりであることから、みんなの(僕の)期待感は物凄い。会場が暗転してからメンバーがステージに出てくるまでの緊張感は凄まじいものがあった。
セットは過去の人気曲を中心に組んであるが、終始一貫して、全体的にダークな雰囲気がただよっている。スピーカーから鳴らされる重苦しいリズムは、オーディエンスが踊るのを拒否しているかのように感じられた(昨年のTRICKYのようだ)。僕的には少々期待はずれのパフォーマンスだった。アンコールでやった新曲はハッピーな雰囲気の踊れそうな曲だったが、一度覚めた僕の気持ちを盛り上げるにはもう遅かった。

深夜の部で、少しだけ
JUNKIE XLを見る。こちらは正に踊るためにある音楽。気持ちいい。去年見ておけば良かったな〜と思った。


27日
朝は、ターフの場所取りの為に入場列に並ぶのから始まる。その後、ゆっくり温泉に入って汗を流し、ようやく僕のフジロックはスタートだ。
2日目は温泉が混んでいて、グリーン最初の
渋さ知らズは見逃したが、LOVE PSYCHEDELICOには間に合った。現在進行形でヒット曲を連発しているアーティストは観客も多く、大きなステージに栄えるし、盛り上がりも違う。ボブ・ディランの「LIKE A ROLLING STONE」をカバーしていたが、こういうロックフェスで真性のロックバンド達の中にいてもデリコは意外に収まりがいい。単なるヒットチャートバンドではないということか。「LAST SMILE」は名曲だなぁ。

今日の最初のハイライトは
JUDEでやってきた。SHERBETSでは大人しい曲が多く、はっきりいって物足りなかったので、今回のJUDEの活動には並々ならない期待感がある。実際、ライブでBJCの曲をやっている話を聞いていたし、シングルの「DEVIL」はハード・ドライヴな佳曲だったし、ドラムはROCK'N ROLL GYPSIES(元ルースターズ)の池畑。期待しないほうが無理だ。
1曲目はノリのいいインストからスタート。続いて皆が待っていた「ガソリンの揺れかた」!3人のプレイはBJCと比較して全く遜色なく、JUDEの曲もハードでタイトだ。「スカンク」なども飛び出し、僕を含めオーディエンスはモッシュでとんでもない事になっている。ベンジーにはこういうバンドをやって欲しかったんだ! ビックリしたのは、予想していなかった「ICE CANDY」がプレイされた事。聴きなれたギターのイントロが聞こえてきた時は、驚きと感動で体の震えが止まらなかった。アルバム「C.B. JIM」に入っているこの曲を、僕はHPのタイトルにするほど大好きで、一度も生で聴く機会がなかったこの曲を、BJC解散後に聴く事が出来るとは!!! この曲をライブでやるときはドラムのプレイの仕方がツボなんだけど、池畑のドラムは合格点以上だ。
ところで、今回のJUDEは、池畑がドラムだというのがポイントの一つではないかと勝手に思っている。ベンジーという才能豊かなアーティストに対して、その才能を十分引き出すには並みのミュージシャンでは難しい。SHERBETSははっきりいってベンジー+その他3名という図式だった。池畑のプレイはベンジーのポテンシャルを十分引き出すだろうし、彼独特の跳ねるリズムはベンジーの曲をより一層素晴らしいものにするはずだ。

ところで、モッシュでとんでもない事になっていたのは客だけでなかった。なぜか僕のウエストバッグのジッパーが全開になってしまっていたのだ。当然、バッグの中は空っぽで、入れていた大切なもの=携帯2台&デジカメがなくなってしまっていた。さすがにこれに気付いた時は、自分の頭から血の気が引く音が聞こえた。旧式で反応の遅さが気になっていたデジカメがなくなるのは100歩譲るとして、片方の携帯は会社の備品(ターフに置いて来ればよかった・・・)。休み明けに何て言い訳しようか考えると、頭が痛くなってくる。もう片方の携帯は、勿論私物。もし破損がひどく電話帳データがバックアップできなかったらと考えると、更に頭痛がひどくなる。
ライブ終了後、ひとりブルーな顔で、踏まれてボコボコになってるはずのそれらを捜したが、残骸さえ見つからない。もしかしたら落し物係に行っているのかもと、かすかな期待を込めて会場を後にした。

懐かしの
PET SHOP BOYS@グリーンがはじまる前に、オアシスのインフォメーションに落し物を尋ねて行く。しかし、そういったものは届いていないとの事だった。
PET SHOP BOYSは単に懐かしさだけで見る事にしたのだが、予想外にいいライブだった。「WESTEND GIRLS」「NEW YORK CITY BOY」「GO WEST」・・・このバンドはいいメロディーをもった曲をいっぱい書いていたことを再確認させられた。しかも、みんな昔の甘酸っぱい思い出と微妙にリンクしている曲ばかり。80年代後半から21世紀まで生き残っている実力は伊達ではなかった。

1%の望みにかけて、再度落し物係に向かう。係の女性曰く「来てませんね〜」。おねーさん、そんなにあっさり言わないでくれ〜。
落し物の実物を全部見せてくれればいいんだけど、自分の物でないのに偽ってもっていく輩がいるからか、口頭で携帯の特徴を言い、おねーさんが調べる形式だ。「もう一度よく確認してください」と必死に食い下がってると、「じゃあ、これですかねぇ」 「それですぅ〜!」全部落し物として届いていた〜!! しかも、多少傷がついているものの、壊れているものはひとつも無し。
いっしょにJUDEを見ていた心ある人が、落ちて間もないタイミングですぐ拾ってくれて、ライブ終了後、係へ届けてくれたのだろう。周りがモッシュに明け暮れている中、携帯を拾ってくれるやさしい姿が目に浮かぶ。
デビロックのシールの張ってある紺のN503iを拾ってくれた方、シルバーのP209iと弁当箱のようなフジのデジカメを拾ってくれた方、本当にありがとうございました。フジロックで、ヒトのやさしさに触れて、改めて感動したのであった。
その後、嬉しさのあまりイッシーとワインをボトルで購入。ターフでみんなと乾杯した!

そんなHAPPYな雰囲気の中で始まった
THE CHEMICAL BROTHERSのライブ。今のケミカルは無敵だ。みんなが踊りたくなる必殺チューンがたくさんあり、それらをここしかないというベストなタイミングで回してくる。ワインを片手にグリーンの遥か後方で聴いていたのだけど、さすがに音もいい。周りにいるみんなと一緒になって、踊りまわり、騒ぎまくった。その場にいるみんなと一体になって楽しめるライブだった。楽しさだけで言えば今年のナンバー1だ。

去年いい味を出していたサーカスに代わって、今年来たのはバイクのアトラクション
THE GLOBE OF DEATH。マッドマックス・サンダードームを思い出させるドーム型の檻の中をバイクがくるくると変幻自在に走るというもの。さすがに3台同時に走ったのにはたまげた。

午前3時15分から
THA BLUE HERBを見るため、レッドマーキーへ向う。時計は1時過ぎで、時間はまだまだある。
人気の少なくなったワールドレストランのイスに座ってボーっとして暇を持て余す。半分眠った状態なんだけど、遠くから聞こえてくる音楽が心地いい。レッドマーキーからは四つ打ちの太いバスドラが。オアシスではだれか有名人がDJをやっているのか、大きな歓声が聞こえてくる。気がつくと、すぐそばで外人がジャムセッションをはじめていた。出演者の誰かなんだろうけど、それが誰かという事よりも、そのプレイを聴いているこの瞬間が気持ちいい。

ブルーハーブは始まる時は、レッドマーキーは満員だった。午前3時を過ぎているのに・・・
BOSS、O・N・OそしてKOJIの3人がステージ上にいる。ブルーハーブのライブは、踊りにくるよりも、ボスのMCを聞きにくるという感じ。みんなボスのライムを一言でも聞き逃さないようにと耳をそばだてている。これは普通のヒップホップのステージと比べてかなり異質な風景なのではないだろうか。また、異質さを一層際立たせているのがKOJIの存在(R&Bシンガー。近藤房之助とシオンを足して2で割った感じ)。こいつは変、というかいっちゃっている。最後、全ての曲が終わったあとも一人ステージに残り即興でアカペラを歌い続け、最後は係の人に引きずられてステージを降ろされた。
凄すぎ!



28日
3日目もゆっくりスタート。

2日目と同じく1発目のバンド(
ゆらゆら帝国)には間に合わず、今日1杯目のビールを飲みながらターフで横になってQUEEN OF THE STONE AGEを聴く。フーファイのデイブがドラムをたたいているので、ニルバーナを彷彿とさせるオルタナ・ロックを予想していたら、意外にゴリゴリしたメタル系の曲調が多かった。

続いて、僕お待ちかねの
THE HIGH-LOWSだ。空は気持ちいいいくらい晴れていたので、腹の出ぐあいを気にしつつも上半身裸でステージ前に攻め込む。ハイロウズは、いつ見てもハイロウズだ。ロックという言葉が一番ぴったりくる。ヒロトは年をとらないのだろうか?思い入れのあるアルバム「バームクーヘン」収録の「罪と罰」をやってくれたのは嬉しかった。終盤、ヒロトがパンツを下げ、盛り上がりは最高潮に達した。
ハイロウズ終了後は、燃え尽きた灰と化し、ターフの日陰で泥のように眠る。
脳みそにかすかに聞こえてくる
CHARは思った以上に太い音で、なかなか良さげ。疲れてなかったらステージの方へ足を運ぶところだ。「これなら若い人もけっこう気に入るんじゃあないかなあ」とか思いながら、寝る。

次の
BRAHMANには体力も何とか復活。ブラフのライブはいつも前の方で騒ぎまくっているのだが、今回はちょっと趣向を変え、たまには後方からゆっくり見ることにした。この日のブラフは4人そろってとてつもなくテンションの高いライブだった。なんかの雑誌でトシロウが「去年のフジは不本意なライブだった」といっていたが、それで一層気合が入っていたのだろうか? 「ARTMAN」の時のトシロウなんて、そのまま血管が破裂して死んじゃうんじゃないかと思うくらいの鬼気迫るパフォーマンス。後方から冷静にパフォーマンスを見ることで、改めてブラフのライブアクトとしての凄さが伝わってきた。

その後ターフに戻ったら、静岡仲間のイッシーやミッチーがワインをボトルで買い込んで来て、最後の酒盛りが始まる。一気にテンションが高くなる。
初来日の
JANE'S ADDICTIONを見る時にはもうヘロヘロ。ペリー・ファレルそっちのけで酒盛りは盛り上がった。

酔っ払いと化した僕は
CORNELIUS@ホワイトへ。
これが、酔っ払ってみるにはもったいない、今回のフジで見た中でもライブの完成度としてはナンバー1の、素晴らしいライブだった。アルバム「POINT」が中心コンセプトになっていて、バンドの演奏にあわせてスクリーンに様々な映像が映し出される。小山田をはじめバンドの姿は暗くてあまり見えないので、耳でバンドの演奏を聴き、目はスクリーンに集中することになる。この映像のレベルが異様に高く、ライブ用というよりは、オリジナルのプロモーションビデオの映像を見ている感じ。しかも、その映像がイマジネーションにあふれたもので、意味があるような無いようなシーンが、予想も出来ない展開が次々に映し出される。映像と音楽の総合アートという面で、去年のTOOLを彷彿とさせた。素直に「いいものを見た」って感じ。小山田のアーティストとしてのポテンシャルに恐れ入りました。

さて、今回の大トリ
RED HOT CHILI PEPPERSだ。観客の数は去年のオアシスを上回っているのではないがろうか。見渡す限り人・人・ヒト。物凄い人気だ。ニューシングル「BY THE WAY」でスタートした復活レッチリ。しかしながらライブの内容的には、個人的にはかなり物足りないものだった。まず、新作と「CARIFORNICATION」からの曲がほとんどで、過去のはちゃめちゃファンク曲はほとんどプレイせず(アンコールでようやく「GIVE IY AWAY」)。アルバム同様、ライブも枯れた大人のレッチリになってしまった。更には、頭から炎をあげろとは言わないが、終始シリアスな雰囲気のライブというのも、残念だった。もっともっとおバカなレッチリが見たかった・・・ 静岡組のミッチー氏も言っていたが、ジョージ・クリントンのゲストに救われた気がする。

手荷物がけっこうあったので、いったんテントに戻り、身軽になってフジ最後の夜を思う存分あかすことにした。
テントに帰って荷物を置く僕。ここで悪魔の囁きが。「疲れてるね。5分くらい横になっても大丈夫だよ〜」
次の瞬間、意識が遠のくのも分からないまま、僕のフジロック02はあっけなく終わったのだった。

チャン、チャン!


【2002.8.23】