サンジはぐったりとした体を投げ出していた。
ゾロの体見てたら、
ヤりたくてたまらなくなって、
ついくわえちまった。
そしたら、
ゾロが凄えキレたみてえになって・・・、
何を言っても離してくれなかった。
オレ、
不覚にもかなり悲鳴をあげたり、
泣いたりしていたような。
・・・ヤり殺されるかと思った。
だけど、
ゾロになら・・・、
ヤり殺されてもいいかって一瞬思っちまった。
アホだよな、オレ。
死ぬ程キツかったのに、
ゾロがシたいんなら、
ずっとシててもいいって思ったもんな。
・・・イカれてる。
あー、動けねえ。
本当に全然動けねえ。
喋る気にもならねえぜ、クソ。
でも、体中が痺れたみたいでジンジンしてる。
ゾロの熱で焼かれたみてえに。
すぐ側にゾロの体がある。
サンジはのろのろと近寄った。
ゾロは天井を睨んでいる。
・・・なにこむずかしいツラしてんだよ。
オレがここにいるっていうのに。
なあ、
オレもう眠いんだよ。
・・・寝そう。
エロいのもいいけど、
もうクソ疲れた・・・。
・・・疲れた。
でもゾロの肌は気持ちいい。
体温高くて・・・。
クソエロもいいけど、
たまにはこういうのもしてえな、オレ。
ただくっついて眠る。
・・・それが一番の幸せ。
オレの「愛」と「平和」はここにある。
へへ・・・・。
あ・・・、
ゾロがオレにキスしてる。
キモチいいな。
キモチいい。
でもって・・・、
またゾロが・・・、
入ってくる。
もう感覚ないのに、
ソレでも感じる。
てめえの想い、
オレと同じかな。
だったら、いいな。
ずうっとヤリつづけていてえ。
そん時はゾロの全部がオレのもんだ。
ゾロはサンジを抱きしめたまま、
時計を見た。
結局晩飯もヤってて抜いちまった。
サンジの奴、
そういえば何も食ってねえ。
サンジが口にしたのは、
「オレ」だけ。
そりゃもう、
上の口からも下の口からも、
たっぷりと「オレ」を食わせてやった。
もうすぐ12時になる。
11月11日は終わりになる。
24時間か・・・。
長いようでいて、
短い。
修業も昼寝もしなかった24時間。
分かったのは欲望に果てなどないこと。
感情に果てなどないこと。
オレはこいつにどうしようもなく惚れてるらしいってこと。
オレの腕の中で笑うと、
たまらねえ気分になる。
いままで感じたことのねえような、
気分。
・・・多分、これが「幸せ」だ。
オレにそいつを感じさせるやつは、
サンジだけだ。
オレはこいつのためなら、
ガマンもできるし、
キレることもある。
明日・・・、
こいつは機嫌が悪いだろう。
素直なのが恥ずかしいっていうヘンなやつだ。
今日は、
あいつの恥ずかしい顔をこれでもかと言うくらい見た。
オレとしては嬉しいんだが、
ひねくれてるからな、
こいつは。
オレの生きる目標はかわらねえ。
「世界一の剣豪」
それだけを見て進む。
戦いには己の全てを賭ける。
だがたまにはこういうのもいい。
しばらくこうしていよう。
オレのサンジを腕に抱く。
それは至福の時。
LOVE & PIECE。
いかがでしたか、ラブエロ。
危険物に相応しいお品になりましたでしょうか。
ラブとエロの充満感をお伝えできれば幸いです。
この二人は4-8をエンドレスにくり返す恐れあり。